1937年。満鉄の付属地が満州国に移譲されるのでというんで、図書館も”満州国の図書館”という感じに転向する。対象も性格もちがっちゃうし図書館側は抵抗したみたいなんだけど、まあしょうがないね。 #関西文脈26
2015-05-09 14:49:03東清鉄道 - Wikipedia ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1… 北鉄って何?北陸鉄道?と思ったけど、これか。 #関西文脈26
2015-05-09 14:51:08そして満鉄さんはいっそうに調査活動に力を入れるようになり、図書館もその調査部の付帯施設化していく。衛藤利夫の人はこの方針に批判的な文章をいくつも出してる。 #関西文脈26
2015-05-09 14:53:32満鉄自体の存在意義が問われる中で満鉄は調査活動に力を入れる。満鉄図書館は調査部の付帯施設となっていく。衛藤はこれに批判的だったよう。奉天図書館『収書月報』などに論考を書く。 #関西文脈26
2015-05-09 14:53:54満鉄大調査部構想を受けた、図書館における経済調査重視の方針に対する、衛藤の批判的発言。調査用の資料と比較しての、図書館の体系性系統性の重要性の主張。 #関西文脈26
2015-05-09 14:55:18衛藤の論考「本がたくさんあれば図書館ではない/それは牛肉の山が生きた牛ではないのと同じ/本は一種の細胞で、それを適材適所に配置するのが図書館」 #関西文脈26
2015-05-09 14:55:47本がたくさんあれば図書館になるわけじゃない。牛肉が集まれば牛になりますか?と。細胞であり肉と骨であり、有機的に適材適所に配置してこその図書館でしょうと。いうような感じ。 #関西文脈26
2015-05-09 14:55:48資料と図書とはちがうでしょうと。新聞号外みたいな資料は系統的に集めれば図書になって長く価値が出るでしょうと。だからちがうでしょうと。刺身は冷やして酒は熱燗にするでしょう、ほらちがうでしょうと。(?) #関西文脈26
2015-05-09 14:57:19(´-`).。oO(衛藤さんの思想の中身も面白いが、それよりこのひと比喩の使い方がなかなか秀逸だなぁと思うメガネ。 #関西文脈26
2015-05-09 14:58:05新入館員諸君。この図書館は、法律上は満鉄社のものだが、気持ちの上ではかまどの灰にいたるまですべてきみたちのものだ、と。 #関西文脈26
2015-05-09 14:58:55刺身は冷やすとよく、酒は熱燗に限るようなもので、資料課と図書館の役割を間違えると、刺身を温めて熱燗を冷やすようなものになりかねない、っていってるけど、会社は資料課を重視しようとしてるんだから、どっちも冷やしたら美味しいってことになるのでは、とかアホなこと考えるなう #関西文脈26
2015-05-09 14:59:45(´-`).。oO(図書館は誰のものか。法律はどうあろうと図書館員のものだ!と言い切ったのが衛藤さん。 #関西文脈26
2015-05-09 15:00:27ここで中休み、質疑タイム。フロアから。衛藤が満州国に疑問を抱いてたというのは、どちらの方向に?→はっきりとはわからないが、初期の理想主義的な思想に共鳴していて、それが違う方向に行くのに批判的だったか。 #関西文脈26
2015-05-09 15:03:46フロアから。満鉄図書館の充実は衛藤の尽力でなく会社の方針だったという小黒論文に対して。会社としての方針があったには違いないが、実際はかなり放任で、その中で充実させたのは衛藤の功績ではある。 #関西文脈26
2015-05-09 15:05:59