武術の蹴らない身体について

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リンク YouTube 垂直な壁を登る猫 垂直にタンスを駆け登る我が家の愛猫だいふくです。 直接、床からジャンプで跳び乗る事も出来るのですが、 最近はこっちの方が多くみられるようになってきました。 ひょっとして太った?(笑) My cat jumps up on a highboy like running up.
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

猫に対して犬の方は体幹がネコ科の動物ほどダイナミックに動きません。この違いが犬と猫の動きを特徴づけます。犬は自身の跳躍能力を超える高さの垂直の壁を登ったりできません。爪の問題ではないです。

2015-05-13 00:38:19
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

体幹の自由度の違いから姿勢を大きく変化させることができないので体重移動の自由度が猫に比べて小さいからです。 それはデメリットばかりとも言えません。姿勢が大きく変わらないということはエネルギー消費量が小さいとも言え、実際走らせるとトッフスピードでは劣っても持久力のある動きができます

2015-05-13 00:41:26
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

一方、ネコ科の動物はトップスピードは大きくても持久力には優れていません。 全身を大きく動かして姿勢を大きく変化させることができるということは、それだけエネルギー消費量が大きいとも言えます。

2015-05-13 00:43:38
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

我々人間においても同様のことが言えます。身体を大きくダイナミックに動かすことができれば、当然大きなスピードを得られますが、持久力の面で問題が出てきます。もちろんスキルの向上により省エネを図ることはできるものの、限度があります。

2015-05-13 00:46:25
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

これに対し姿勢のあまり変わらぬ動きはどうでしょう。 スピードの点では劣っても、持久力の面ではるかに秀でる事ができます。

2015-05-13 00:47:59
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

そろそろ筆が滑りそうになってきたので簡単に。

2015-05-13 00:48:56
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

外から見ると…外見上はわずかな動きでも、全身がその動きに参加している時、想像を超えた大きなエネルギーを発揮できます。

2015-05-13 00:50:27
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

私は神秘主義が嫌いなので言っておきます。 想像を超えたエネルギー…威力とする場合もありますが、想像を超えるという表現自体が変です。 そんな物に神秘性を感じる必要はありません。 想像とか予想といったものはその人の過去の体験からくる比較であり、絶対値ではありません。

2015-05-13 00:54:48
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

例えば突きにしても身体のほんの一部しか使わない局部的な動きの突きに比べれば、より多くのパーツからのエネルギーを発揮した突きの方が威力において勝るというだけで物理法則を超えた威力は望めません。つまり体格を超えた威力は望めないという事です。それでも普通の人間を倒すには十分ですが。

2015-05-13 00:59:00
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

人の感覚は体験や情報によって形成されていくものですが、同時にそれは自身に先入観を与え、反応を狂わせる原因にもなります。 一つの競技に専心している人が約束組手で簡単に引っかかるのはそのせいもあります。 とはいえ、本道から外れ色んなものを齧っていては大成しない。 悩ましい問題です。

2015-05-13 01:03:41
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

途中で話が脱線しましたが、動物の動きにヒントを得るのは良い事です。その場合、我々人間により近いものが良いのではないかと私は思います。 そして動きの省力化、エネルギー化をものにした時、それをどの方向に振り分けるのかも考えてみてください。省力化しても発揮できるエネルギーは有限です。

2015-05-13 01:06:36
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

下にRTに関連してこれを。 立甲もあるし、甲野氏が最近再発見したという人間鞠の姿勢も、RTの足上げの話もある。 スポーツにおける動き出しを速くしたい | JARTA jarta.jp/training/2342/

2015-05-13 03:18:04
リンク jarta.jp スポーツにおける動き出しを速くしたい | JARTA スポーツ選手の中には「動き出しを速くしたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。今回は「動き出しが速くなり、下半身の柔軟性も向上する身体の使い方」についてお伝えします。 JARTAトレーナーの藤田です。 今回はJARTAイタリア研修でトレーニング指導した日本人留学生が日本へ一時帰国した際に指導...
Masa Fukui(YUGO) @ryujyukai

そういや、重心移動を伴わない足上げというのは甲野先生すごかったな。完璧にできてた。

2015-05-13 03:37:19

参考 身体重心について