寧々さんは知性を持っているか ~ゲームAIと「知性」~
「ラブプラスはチューリングテストに合格しているのか?」という話題が今日でました。どうでしょうか >@miyayou
2009-11-15 01:23:13知性というには次元が欠けている気がします。ある方向から見れば線か平面にしか見えない、逆に言えばそういった視点の幻影を操るのがゲームAI。会話とインターフェースである方向に特化したAIを作った技術は賞賛に値すると思いますRT @hiyokoya6 ラブプラスはチューリングテスト
2009-11-15 01:32:56@miyayou ありがとうございます。その「幻影」の部分は、やはりあくまで「幻影」…というか、まあ、確かにアレが、人間でないということは理性的には判断可能ですものね。ただ、一瞬「ハッ、……いま、漏れ凛子たんに恋してる…!」みたいのは、幻影…?というか、どう名付ければよいのか
2009-11-15 01:44:44ゲームAI= illusion of intelligence という言い方をよくしますが、幻影なのは知性であって、リアルなのは体験だと思います。エンターテインメントにおいては必ずしも真なる知性がリアリティーを与えない。 RT: @hiyokoya6
2009-11-15 01:48:43だからこそアプローチが逆になる。知性の幻影(嘘の知性)を通じてさえ、ユーザーにリアルな知性を感じさせ名場ならない、とRT: @hiyokoya6 その「幻影」の部分は、やはりあくまで「幻影」…というか、まあ、確かにアレが、人間でないということは理性的には判断可能ですものね。
2009-11-15 01:49:22極論するなら、こういうことが言えると思います。「たとえチューリングテストに合格するAIであっても、ゲームの中でユーザーに知性を感じさせられるとは限らない」 RT: @hiyokoya6
2009-11-15 01:50:49ここに、「真剣な知性実現者」と「エンターテインメントにおけるAI開発者」の分岐点を見て取れるのではないでしょうか? RT:@miyayou 「たとえチューリングテストに合格するAIであっても、ゲームの中でユーザーに知性を感じさせられるとは限らない」 RT: @hiyokoya6
2009-11-15 01:52:37ところが実際は、知性を感じさせる->幻影の技術->足りない- AI技術取り込み->幻影の技術 -> 足りない、と二つの立場をぐるぐると回っているのが現状で、だからAIのセミナーをすると「AI技術必要」「幻影で十分」という二つの感想が必ず帰って来ますRT: @hiyokoya6
2009-11-15 01:57:51@miyayou そうは言っても、やっぱりチューリングテストというのは、ある一定の環境下で認識される知性、であって、「ある一定の環境」自体を操作してしまうようだと、また話が違ってくる、と、
2009-11-15 02:03:00@miyayou AIに限らずレンダリングも今世代機まではグルグル回っていたと思います。となるとAIもやはり何か技術的なブレイクスルーが必要な気がします。「これは誤魔化して作ることは出来ない」という事をコンピュータにさせる様な。
2009-11-15 02:06:15チューリングテストでは同時に人間の知性が試されているです。 RT: @hiyokoya6 そうは言っても、やっぱりチューリングテストというのは、ある一定の環境下で認識される知性、であって、「ある一定の環境」自体を操作してしまうようだと、また話が違ってくる、と、
2009-11-15 02:07:36@miyayou うーむ、なんか、今ひとつ理解できてないですが、「知性」の問題と、「心の理論」の対象になるみたいな話はやっぱ分けて理解したほうがよいわけですよね。
2009-11-15 02:11:38時間と空間を高度に支配する人間が,機械(AI)がどのようにそれを支配しているのかにセンシティブになる。この感覚は非常に鋭い。なぜなら人間はその場で遭遇した動物、人間達が如何なる空間と時間を支配する能力=知性を持っているかを正確に判断する事で生き延びて来たからです @itohtak
2009-11-15 02:14:11AIの内部構造を知性化しても、その構造をユーザーに見せるわけではないので、ゲームでは、インターフェース(表情、アニメーション)を通じて、その構造の”現れ”を伝えることになる。 @hiyokoya6
2009-11-15 02:22:09ところが、AI技術は不完全なものなので、その試みはゲームAIでは、あまりうまく行って来なかったのだと思います。知性の真の構造が知られない以上、あらゆる知性のモデルは中途の簡易モデルでしかない。 RT: @hiyokoya6 (あの文字足りなくて敬語使えなくてすいません)
2009-11-15 02:23:59チューリングテストでは、テストされるAIの立場に、人間を入れ替えますよね。つまり、そこでは既に、人間と人間の間のインターフェースの規定された側面が規定されているのだと思います。では、ラブプラスにおけるチューリングテストでは、どのようなテストを実施するのか? @hiyokoya6
2009-11-15 02:27:42ゲームAI、特にキャラクターAIがやっているのは、人間の高度な認識の部分を誤魔化す=チューリングテストを突破する、ではなく、原初的な衝動を、ユーザーから導き出すことだと思います。
2009-11-15 02:29:35例えば、ポリゴン人間が画面に登場する。これを少しでも知性を持っている存在として、認識させなさい、と課題を出すとします。 @hiyokoya6
2009-11-15 02:30:43@miyayou なるほど。なんとなくわかってきました。インタラクションのレベルだけを取ると、チューリングテストには合格しない。前段となる物語導入の部分とか、プレイヤーに努力させる部分とかが、効いている。
2009-11-15 02:32:37