- Macchi_bou
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『のび太の創世日記』は、藤子F先生が述べていたとおり、これまで短編で描いてきた創世テーマの決定版にしようと意気込んで着手した作品です。ところが、あんなこともしてみたい、こんなこともしたいと構想が膨れ上がり、それが誤算になったといいます。
2015-06-12 21:49:38@kamenjiro たしかに『のび太の創世日記』を読んでみると、それまで広げてきた話を最後にたたむ仕方が性急で、テーマの壮大さや膨らんだ物語に比してページ数の不足が感じられます。F先生は当初考えていたエピソードの半分以上も積み残してしまったとか。
2015-06-12 21:54:56@kamenjiro それでもなお私は『のび太の創世日記』に強い愛着をおぼえます。端的に言って、F先生の描く創世テーマが大好きなのです。創世テーマが大々的に扱われているというだけでフェチ的な愛着を感じてしまうのです。
2015-06-12 21:56:46@kamenjiro 「創世テーマの決定版」を志して描かれた作品ですから、それはもう、狙いすましたように私のツボを直撃してくれたわけです(笑)
2015-06-12 21:57:38『のび太の創世日記』は、地球の創造、生命の誕生進化、人類の歴史など創世テーマにかかわる場面が盛りだくさん。そんななか、日本神話や昔ばなし、地球空洞説といった要素まで盛り込まれていて、そこも私には重要なポイントです。
2015-06-12 21:59:29のび太が創った新世界の出来事は、現実の歴史をモデルにした部分に加え、民話や神話や異説などのパロディもあって、その両方が混然と新世界の歴史を構成しています。ふたまたのムカデを退治するくだりは日本神話、チュン子のエピソードは舌切り雀、大井山の鬼の部分は、丹波の大江山の鬼伝説。
2015-06-12 22:01:23@kamenjiro 歴史的事実と神話・民話などの混在は、新世界の日本ばかりでなくヨーロッパでの出来事でも見られます。ペストの流行や宗教戦争といった歴史的事実に加え、「お城の舞踏会に行けない女の子にカボチャの馬車を出したこともあった」と「シンデレラ」のエピソードが語られます。
2015-06-12 22:02:32藤子F先生は『地底国の怪人』のラストでのけぞったといいます。読者の感情移入を誘ったカワイイ副主人公が死ぬなんて「こんなのありか!?」と。F先生が手塚漫画の大きな魅力の一つと感じたのが「いろいろあり」なところでした。こんなことも漫画で描けるんだ!とその可能性に覚醒したのです。
2015-06-12 23:05:32『のび太の創世日記』の地底世界では、進化した虫たちが支配生物になっています。その学名は「ホモ・ハチビリス」。ハチが進化して知的生物となったのです。これは、手塚治虫先生の初期作品『地底国の怪人』の“地底国に暮らす、白アリが進化した知的生物”がルーツではないかと思ったり…。
2015-06-12 22:57:10『のび太の創世日記』では、虫の著しい進化の原因にドラえもんたちの行動がかかわっており、それが後世で「神のいたずら」と呼ばれ生物進化史上最大の謎とされます。そうした創世テーマ+時間SF+ミステリー要素がたまりません。このあたりの感触は『のび太と竜の騎士』に通じるものがあります。
2015-06-12 23:11:19稲垣高広さんが綺麗にまとめて下さいました。
本人たちにおよそ関わりのない箱庭の世界での危機を見てても何にも面白くないじゃん・・・とかいう理由であんまり好きじゃなかったのび太の創世日記、久々に読んだらぐう面白かった。あれはストーリーに緊張感を求める漫画じゃなかったわ。
2013-01-06 21:48:08「のび太の創世日記」か。公開当時は映画館へ足を運ばなかった。前年「のび太と夢幻三剣士」鑑賞後、観に行った行為自体を恥ずかしく思ってしまい、そろそろ潮時だと感じてしまったのだ。「創世日記」と言うタイトルに惹かれなかった事もある。翌年の銀河超特急はタイトルに惹かれて観に行った。
2015-06-12 23:59:12(承前)「のび太の創世日記」の中身はテレビ放映、そしててんコミ発刊で知る事となったが、当時はSF短編には手を付けていなかった。そして、F先生死去がきっかけとなりSF短編にも手を付け始め、SF短編「創世日記」も読むこととなる。
2015-06-12 23:59:27ただ創世日記の頃の大長編ドラって、話の内容とは別にとにかく本筋の短編が作れなくなった分、のび太たちをいろんな場所で遊ばせたかったんだろうなという感じはする。
2015-06-13 00:19:17「創世日記」ののび秀と出来松博士としず代さんの関係好き。というか、アレが「大人になった」のび太と出木杉としずかちゃんの関係性じゃないか、と思ってる。
2015-06-13 07:01:18のび太の創世日記は、巨匠が晩年しばしばなんかスピリチュアルっぽくなったり無駄に長くなったり要はあんまりエンターテインミングじゃなくなっちゃうんだけどでも一部からは熱狂的に支持されるみたいな作品群があるじゃないですか、あんな感じだと思ってて、まあメッチャ好きなんですけど。好きなんだ
2015-06-20 01:36:59『ドラえもん のび太の創世日記』は大長編・映画ドラえもんに流れる冒険物という王道から外れた異色作ですが、新しい可能性を提示したスルメ作品だと思います。
最後に『のび太の創世日記』のリメイクと言っても過言ではない、大長編ドラえもん風のゲームプレイ動画『のび太の創造主日記』(ニコニコ動画)を紹介したいと思います。
「のび太の創世日記」リメイクと言っても過言ではない名作動画、「のび太の創造主日記」を皆さんに是非一度視聴して頂きたい感ある。
2015-06-11 20:17:27創世日記はもう一つの地球誕生から人類の歴史を追っていくけど、創造主日記はもう一つの人類の歴史・文明の発達を追っていって、創世日記という作品の異質感の一つである観察者という立場のドラえもんたちが、(続く)
2014-04-03 20:21:21(続き)自分達の「意思」で進めていくところに間違いなく主人公らしさを見出せてるし、箱庭世界だけのお話じゃない事とテーマに繋がっていくから本当スゴイ構成だと思うよ。創世日記では描けなかったぺんぺん草を描いた。
2014-04-03 20:23:24この創造主日記、創世日記をベースとしているけど、内容的に創世日記のリメイクと言っても過言じゃない気がする。それも、創世日記よりもさらに掘り下げてる感がある。動画の最終回にある「あとがき」を読めば痺れること間違いなし。ドラえもん系の動画でケッサクの部類よ。
2014-04-03 20:16:12ぜひ最初から視聴していただきたい。 【Civ5】のび太の創造主日記 0日目 (6:11) nico.ms/sm17448750 #sm17448750
2014-04-03 20:24:11