infobloga氏とニセ科学批判批判とホメオパシー
@infobloga 訂正じゃありません。私は最初から一貫してホメオパシーのセッションには特異的な効果があるとは思っていません。infoblogaさんの「仮定の話」が真とした場合に「そうですね」と言っただけです。ご自身も「もし~」と書いておられますよね?
2010-12-27 19:16:04@muimi 理解しました。ホメオパシーのセッションでは、他のセッションと同等の効果しかないと考えているということですね。それなら了解です。もし、あるのなら(あるいはあるかどうかを問題にするのなら)言葉が曖昧になるということには「そうですね」と理解しました
2010-12-27 19:18:34@infobloga そもinfoblogaさんは「ホメオパシーのセッションにも特異的な効果があるかもしれないからそういうのを考慮してあげようよ」と主張していらしたと思うのですが、違うのでしょうか。
2010-12-27 19:20:00@infobloga 「もし他のセッション(一連の治療)には効果がなく、ホメオパシーのセッション(一連の治療)にのみ効果があったら、それを非特異的効果というのには用語的に違和感がありますよねという話」に対して「そうですね」と答えました。
2010-12-27 19:22:37@muimi じゃぁ、ホメオパシーのセッションに他のセッションと違う効果(X)があるかどうかを調べたとします。結果としてなかったとします。実験の最中に、Xのことを「非特異的効果」というのには違和感がありますよね。
2010-12-27 19:25:36@infobloga 実験の最中に「非特異的効果」ということは普通ないと思います。ディスカッションや論文以外のところで話をするときに「Xを期待したがなかった(特異的な効果を期待したがなかった)」と言うかもしれません。
2010-12-27 19:29:39あの例ではX=他と違う効果(特異的効果)と定義しているのだから、Xのことを「非特異的効果」と言うのは間違いだよな。ただ、やりとりではXが特異的か非特異的かという話をしてなかったか?いや、全部追っていたわけではないけど。
2010-12-27 19:32:33@yossan24okayama 頸椎はやばい!ホメオパシー(医療行為の是非)の文脈で特異的/非特異的効果と言われればある程度予想がつくような気がします。というのは、ニセ科学批判に染まりすぎなのでしょうか?
2010-12-28 09:43:44@muimi 自分も予想は付きましたが、セッションの特異性を問題にしている時に、非特異的効果ですか?と聞かれたら確認せずに答えられない。確認しようとしたら、日本語意味不明と言われた RT ホメオパシー(医療行為の是非)の文脈で特異的/非特異的効果と言われればある程度予想がつく
2010-12-28 15:05:35infobloga氏がまとめを投稿されましたので収録。「ニセ科学批判批判」がきっかけのやりとりですが、氏の関心を表すには「特異的効果と非特異的効果の区別について」のようなタイトルが相応しかったようです。しかし他の発言者は「批判批判」を意識しているのでタイトル変更はしないことに。
2010-12-29 04:28:521.自分は医療においてホメオパシーを認めろと言っているわけではない。レメディが物質的に効くとも言ってない。「エビデンスがないことと、効果がないことは違う」「心理的効果がないというエビデンスはない」と言っているだけだ。
2010-12-28 17:25:122.いずれもニセ科学批判の主張を否定するものではないにもかかわらず、批判してしまう人がいることを問題にしただけ。科学リテラシー/狂信的云々という言葉も、そうした間違った批判をする一部の人に向けたものだ。
2010-12-28 17:25:153.「効果があるエビデンスがないことと、効果がないエビデンスがあることは違う」というと、「効果がないエビデンスなどありえない」と反論をする人がいるが、実際のところ、そういう研究はある。http://bit.ly/9q5HBO
2010-12-28 17:25:164.立証のクオリティはともかく「効果がないこと」を主張している論文だ。たしかに、生物系の基礎研究で、効果がないというエビデンスを出すのは多くの場合不可能だが、臨床試験においては、理論上「特定の条件下で」「一定の効果以下である」というエビデンスがありえる。
2010-12-28 17:25:185.もちろん医療において、「効果がないエビデンスがある」治療法はもちろん、「効果があるエビデンスがない」治療法を使うべきではないとされる。そして、「効果があるエビデンスがない」とき「効果がない」と言う人がいるのも事実。しかし、両者の区別を抑えておくべきだというのは当然だろう。
2010-12-28 17:25:206.その上で、「心理的効果がないというエビデンスがない」について。もちろん、心理的効果があってもレメディ自体に効果がなければ、医療で使うべきではないと私は思う。しかし、心理的効果を無視して良いとは思わない。
2010-12-28 17:25:237.というのも、医療に心理的効果をどれだけ取り込むべきかは微妙な問題。ホメオパシーを現在とは違った形(現在持っている毒性を薄めて無毒化した上で)で、医療に取り込むべきだという主張はありえる。自分は反対だが、議論そのものをタブー視してはいけない。
2010-12-28 17:25:268.一部のニセ科学批判者は、こうした話を出しただけで、脊髄反射的に「この文脈でそれを出すのはおかしい」と言う。しかし、むしろこうした話が出た時点で、普通のニセ科学批判の文脈とは違う問題が取り上げられていることに気付くべきではないか。
2010-12-28 17:25:299.ホメオパシーの主張が科学的に正しいかどうかと、医療においてどうとらえるべきかは別の問題。前者の話と後者の話を区別するための鍵として「エビデンスがないことと、効果がないことは違う」「心理的効果がないというエビデンスはない」という当たり前のことを確認し続けることは必要。
2010-12-28 17:25:3310.ちなみに、ずっと前にブログに書いたのは「なぜ、エビデンスがないものを用いない方が良いのか説明しないと、いくら批判してもホメオパシーの人たちには伝わらないだろう」という話。今回は、レメディに効果がないのは前提なので、全く別の話。混同しないでね。
2010-12-28 17:25:35