4コマ漫画の変質について

16
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

あとあれだ。昔の漫画のキャラ絵って、あんまりうまくない。いまほど「画力が重要」って感じじゃなかった。「ヒキの絵で、なにやってるのかわかる」のが重要だから。「棒持ってる指が棒とちゃんと合ってない」絵でも構わなかった。今は「細部にウルサイ」。指も手首もちゃんと描く。で、寄りの絵の

2015-06-18 14:13:37
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

で、寄りの絵のモンタージュで何コマも使って、「説明するように見せる」。こんなような見せ方だから、「顔の造作」とか「髪型」「ファッション」「表情」が重要になり、「遠目には同じような美少女」の「細かい差異」でキャラの違いを出す。

2015-06-18 14:17:59
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

で、漫画の眼目「反応の仕方の違い」も「絵のこまかい描き分け」で見せようとすんの。ポーズとか「しぐさ」の差異で。非常に細かい。描く方も読む方も、そういう「しぐさ」「微妙な表情」の違いに敏感じゃないと楽しめない・・・というとオオゲサだが、「敏感だとより楽しめる」とかいう漫画が多いよな

2015-06-18 14:21:11
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

しかし、そんなの「漫画本来の魅力」じゃないんじゃないか。そんな「わかるひとにはわかる」というモノのために、べらぼうに努力して。結果的に「ますますタコツボにはまる」というか。「バカみたい」とも言えるような。同時に「勇者である」とも言えるが。

2015-06-18 14:24:13
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「絵がうまいと、アイデアがつまらなくても、より有効に効く」のが本当ならば。「絵がヘタなんだから、アイデアを練って、そっちで読ませれば平気だろ」「絵もアイデアもキャラの面白さも、ホドホドにバランス取って、描きたいもんをさっさと描けばよい」つうのも真理。

2015-06-18 14:27:55
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

描写力があると・・・「滑り台を見ると滑らずにはいられない女子高生」つうのも、面白く見せられると思うが。そんなの喜ぶのは「普通の女子高生というのがどんなもんかわかってる・・・高校生以上の男性」だと思うし。「接着剤でパンツ脱げる」のは、絵がヘタで「引きの絵」のほうが、笑えるでしょう。

2015-06-18 14:34:34
うおりゃー!大橋@最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「接着剤で女子高生のパンツ脱げる」のはリアルな絵だったりすると、笑えない。桂正和が描くと、笑うどころではないかもしれない。ネタとして合わない。あんまりうまくないけどそれなりに可愛い絵で描くと「そうか!」「よし!」「いいかもしんない」「真似したい!」と小学生男子も喜んでくれます。

2015-06-18 14:39:32