1945年6月、昭和天皇がマジギレした日

1945年6月御前会議報告「帝国国力の現状」「世界情勢の判断」 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/851565 突然情勢を聞かされた昭和天皇かわいそす……
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ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

翌6月9日、満洲・支那方面視察より戻ってきた梅津参謀総長が天皇に拝謁、報告を行う。

2015-07-23 13:30:08
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

梅津参謀総長「満洲と支那にあります兵力は、全てを合しましても、米軍の四個師団ぐらいの戦力しかありません。縦深戦力は内地の五分の一程度であり、しかも弾薬保有量は近代的な大会戦をやれば一回分しかないのであります。」

2015-07-23 13:33:04
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

天皇「内地の部隊は在満部隊よりはるかに装備が劣るというはずではないか。その在満部隊がその程度の戦力では、いったい統帥部のいう本土決戦など成らぬではないか」

2015-07-23 13:33:12
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

これに加え6月12日、海軍側の調査を行っていた長谷川清大将が天皇に拝謁、「戦争能力は日に日に失われ」「動員計画も杜撰極まりない」という絶望的な報告書を提出します。

2015-07-23 13:35:43
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

東久邇宮もまた同時期に「敵の落した爆弾の鉄で作ったシャベルで塹壕掘り」をしている兵隊たちについて天皇に話しており、本土決戦は絶望的であるという報告が次々と上がるようになりました。

2015-07-23 13:38:49
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

また阿南陸相も木戸内大臣に対して「成算は無い」と語っており、ソ連に中立をいかに守らせるかという点から北満の譲渡案について検討を始めていました。

2015-07-23 13:39:37
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

モスクワでソ連との交渉を行っている佐藤尚武大使は本国の楽観的な姿勢に憤り、ついに「日本は最早東亜の平和維持責任者の地位にあらざる」「占領地域の非併合又は非領有を宣言しても、もはや占領地を失った状況で何の意味があるのか」との電報を東郷外務大臣に送る事態になっています。

2015-07-23 13:45:30
ユキカゼ @NAVY_ICHIHO

ちなみに「帝国国力の現状」「世界情勢の判断」「梅津参謀総長の報告」「長谷川清大将の報告」を一気に聞いた昭和天皇の反応は、“激おこ”だったそうで。

2015-07-23 13:46:52

この日前後の四方山話