横組みの大返し(くの字点)はどう組むべきか?
最初は実務上の悩みから始まった
これが発端 RT @bot_sha 横組学術書で、日本の古文引用中に“くの字点”(清音、濁点とも)が出てきます。ぼくは「\/」「\゛/」の向きで組むのがいいだろうと考えますが、「/\」「/゛\」という意見もあります。みなさんのお考えではいかがですか?ご意見ご教示お願いいたします。
2011-03-04 18:54:31横組では通例もとの字に置き換える、という指摘
@bot_sha くの字点は縦書き専用。ß(エスツェット)がssに分解されるようなもので、横に組むなら原文を繰り返すのが基本ではないかしら。
2011-03-04 12:09:34@bot_sha いえ、ですから、くの字点を使わないことが「原文どおり」に反するとは思わないのです。それにしても、横組でくの字点を許容する人が、普通にいるとは……。
2011-03-04 12:24:19@bot_sha くの字点の字形は、あきらかに縦方向の運筆に依存したものですね。これを横組みに使えば違和感が残る。上に開か下に開かなど、どちらでもいい話のように思えます。………………まあ、いいや。やめとこ。
2011-03-04 12:32:35@bot_sha なるほど、だったら組み方向を検討し直すべきと思いますが、きっとそれはできないのでしょうね。古文を横組みとは難儀だなぁ……。
2011-03-04 12:42:37まあ「の」だって縦の運筆に依存していると言われれば何も言えません。そういえば学生時代、日本美術史の先生が、最近横組みが多いから「の」だけじゃなく「能」の変体仮名も認めればいいんだとおっしゃっていたを覚えてます。たしかに左上から入って右下に抜けるから横で書くのに都合がよい。
2011-03-04 12:54:15@bot_sha @ogwata 横から失礼>まず組方向そのものの再検討。1冊を前からと後ろからの二部構成にするなどの案もあり…。次に,それでも横組という場合。 @ogwata さんのご指摘どおり横組み表記に変えその旨を註記する。これが「原文どおり」の本来のあり方だと思います。
2011-03-04 12:56:43@bot_sha 活版横組で大返し(くの字点)を「への字点」にしている例は見たことがありますが、特殊な例だと思います。古典のテキストデータ化ではスラッシュ借用が多いですが、X0213で、くの字点を符号化した以上、横組でもそれを使っておきたいところです。
2011-03-04 14:52:03JIS X 0213で符号化されたもののなかには組方向依存のものがあります。ダブル引用符(ダブルクォーテーション)は横書き(縦書き運用は不適切),ダブルミニュートは縦書き,二の字点,ゆすり点も「縦書き以外での利用がほとんど認められない」ことに注意する必要があります。
2011-03-04 15:43:02おや,私は「符号化」に掛っていると読んでいましたが RT @koueihei: 小池さんのご発言とは思えず…『JIS漢字字典』... p.797 RT @koikekaisho …X0213で、くの字点を符号化した以上、横組でもそれを使っておきたい… @bot_sha
2011-03-04 15:44:36スラッシュ借用,0213くの字点,そのどちらであっても横組みに使うのは不適切という意味です。 RT @bot_sha 「スラッシュ借用ではなく」という意とぼくも受け取りました。 RT @p_typo RT @koikekaisho …X0213で
2011-03-04 15:51:56. @koueihei 「コード」は「くの字点」のものを書いておいて,実際の出力は通常の横組み通り,即ち「くの字点」を用いないという意味だと思っていました.使う道具の特性に依りますが,TeXでそういったマクロは稀に書いたりします @bot_sha @koikekaisho
2011-03-04 16:01:15それでは「コード」の意味がありません。コードはあくまで図形表現と対応するものです。 RT @p_typo 「コード」は「くの字点」のものを書いておいて,実際の出力は通常の横組み通り,即ち「くの字点」を用いないという意味だと思っていました.
2011-03-04 16:08:49@koueihei 横組に大返しを使う(縦組用の)ことを禁止するものではありませんから。そのような用例は収集していない。ということでしかないです。
2011-03-04 16:40:03@koikekaisho 理想として、組方向が横書きならば踊り字は普通の仮名漢字に展開すべきだと思う。CSSでそこまで面倒みるべきか、と言われると疑問だけど。RT @koueihei: 二の字点,ゆすり点も「縦書き以外での利用がほとんど認められない」ことに注意する必要があります。
2011-03-04 18:25:41@kawabata @koueihei 大返しにかぎらず、また縦書きのノマ(々)でも行頭に来る場合は元の字に戻すのが作法ですし、そのようにしてきました。「どうしても原典どおりの形に」という(実はそんなことは不可能なことに気づいていない)発注者の要請がある場合の実験です。
2011-03-04 18:33:45@koikekaisho CSS3で何とかできないか思考実験中…。ちなみに青空文庫では、規則通り「/\」で入力している箇所は2万7千箇所ある一方で、間違って「\/」で入力している箇所も350箇所あります。入力者の踊り字の横感覚が垣間見えて面白い。
2011-03-04 18:42:41@kawabata たしかに「縦書きのくの字」を横書きで文字列に置換するというのは、スタイル情報のレイヤで処理した方が良さそう。「々」が行頭に来た場合だけ開くのも、一種の行頭処理ですよね。
2011-03-04 18:49:45