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議事妨害文献メモ

様々な議会における議事妨害についての話のメモ。
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☆千田理示造

早川タダノリ @hayakawa2600

国会図書館でタダで読める美しい日本の伝統、千田理示造『議会乱闘史』(森田書房、昭和12年)dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2015-09-21 23:37:13
猫の泉 @nekonoizumi

議会話だと、同じ著者の千田理示造『議会名物男 : 初期議会から現在まで』(森田書房、昭和11年)も面白い。dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2015-09-21 23:59:30

☆梅田徹「ストロム・サーモンドと反公民権の闘い」『麗澤レヴュー : 英米文化研究』3,1997

猫の泉 @nekonoizumi

フィリバスターの最長記録を持つストロム・サーモンドについて、歩みをまとめたものがあったので読んでみたけど、あの24時間演説の詳細はなかった。 梅田徹「ストロム・サーモンドと反公民権の闘い」『麗澤レヴュー : 英米文化研究』3,1997 ci.nii.ac.jp/naid/110007330…

2015-09-22 22:32:19

☆徳永貴志「フランス第五共和制における修正権と政党システム」『一橋法学』7(2), 2008
☆「フランス憲法改正における修正案提出権の現代化」『工学院大学共通課程研究論叢』46(2), 2009

猫の泉 @nekonoizumi

先日話題になっていたフランスの議事妨害手段の修正案連発。2006年には137537の修正案提出という記録まであるようだけど、そのフランスの修正案提出権を詳しく論じた論文が。 徳永貴志「フランス第五共和制における修正権と政党システム」 ci.nii.ac.jp/naid/110007620…

2015-09-22 22:45:23
猫の泉 @nekonoizumi

『一橋法学』7(2), 2008。82頁あり、修正案提出権の歴史的展開、法的位置づけなど様々に論じられている。ただし、2006年の13万の話は触れられていない。もともと、この技術が用いられるようになったのは1981 年の政権交代以降/コアビタシオン期以来だという。

2015-09-22 22:52:41
猫の泉 @nekonoizumi

ちなみにこの修正案の話には続きがあり、2008年にの憲法改正時に修正案提出権に関しても規則が少し変わったようだ。 ⇒徳永貴志「フランス憲法改正における修正案提出権の現代化」 (2009) ci.nii.ac.jp/naid/110007481…

2015-09-22 22:56:52

☆藤原夏人「韓国 国会改革 第19代国会から導入される新制度」『外国の立法 : 立法情報・翻訳・解説の書誌情報』月刊版. 252-1, 2012

猫の泉 @nekonoizumi

議事妨害関係文献見ていたら、こんなのも。改正で新たに「合法的な議事妨害である「無制限討論」(フィリバスター)が導入された」とか。乱闘になるよりマシだもんな。 ⇒藤原夏人「韓国 国会改革 第19代国会から導入される新制度」(2012) dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2015-09-22 23:03:57

☆吉野作造『現代政局の展望』日本評論社, 1930
☆上杉慎吉『議会政党及政府』有斐閣書房, 1917

猫の泉 @nekonoizumi

あと、面白かったのが吉野作造「議事妨害論」。議事妨害に関して、否定的に論じている。先日の昭和4年の制小選挙区法案をめぐる混乱を受けてか書かれた文章でのことだけども。 ⇒『現代政局の展望』日本評論社1930 dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid…

2015-09-22 23:12:27
猫の泉 @nekonoizumi

西洋でもこうした議事妨害はあるにはあるけど、日本のようなひどさではない、と。日本の混乱は政友会・民政党など政党・政治家が悪いけど、どちらにも混乱へ至るそれなりの道筋はあり、そんな行動をとらせるに至った、「雰囲気」、つまり政治的環境が悪いのだ、という。

2015-09-22 23:17:18
猫の泉 @nekonoizumi

一方で、上杉慎吉にも議事妨害について論じた文章がある。吉野の13年前だけど、こちらは逆に議事妨害という手段に関してかなり肯定的なのが面白い。「議事規則ト議事妨害」という一節。 ⇒『議会政党及政府』有斐閣書房 1917 iss.ndl.go.jp/books/R1000000…

2015-09-22 23:20:33
猫の泉 @nekonoizumi

上杉「一時の勢いに乗する多数政党の専制を防止して少数党派を保護するの利益ありと云うべし」 「然れども議事妨害を鎮圧するが爲めに議事規則を改正して之に応ぜんとするは最も愚劣なる考えにしてまた同じく国会の勢価を失墜せしむるの結果に陥る」

2015-09-22 23:30:47
猫の泉 @nekonoizumi

演説時間の制限など、議員の選択肢を狭めるのは少数党だけでなく、一般の議員も投票機械に貶めるもので、「国会自ら存立の理由を忘却するなり。国会の自殺なり」と論じている。多

2015-09-22 23:35:22

☆アメリカ連邦上院のフィリバスター関連3本

猫の泉 @nekonoizumi

アメリカのフィリバスターについての話。短めの文章だけど、フィリバスターの憲法上の是非についての議論が紹介されている。 山本龍彦「アメリカ連邦議会と「ねじれ」の憲法論―下院議長の役割と議事妨害に関する最近の議論を中心に―」(2008) shugiin.go.jp/internet/itdb_…

2015-09-22 23:49:32

↑リンク先PDF注意。

猫の泉 @nekonoizumi

立法手続の中で議事妨害がいかに作用するかの位置づけがわかる。 ⇒松橋和夫「アメリカ連邦議会上院における立法手続」(2004) iss.ndl.go.jp/books/R1000000…

2015-09-22 23:53:41
猫の泉 @nekonoizumi

そして、これは最近の上院でのフィリバスターに関する規則の改正に関する話。人事承認に関しては打ち切りへの制限が緩和されたという。 廣瀬淳子「アメリカ連邦議会上院改革の課題 : フィリバスターの改革」『レファレンス』758(2014) iss.ndl.go.jp/books/R1000000…

2015-09-22 23:57:38

☆読売新聞社政治部編『政党 その組織と派閥の実態』読売新聞社, 1966

猫の泉 @nekonoizumi

議事妨害関連文献。『政党 その組織と派閥の実態』読売新聞社(1966) iss.ndl.go.jp/books/R1000000…の「議事妨害のエスカレーション」の部分を読んだ。時間がなくてここしかコピーしている余裕がなかったのだけど、とても面白かったので、あとで他のところも読みたい。

2015-09-27 23:44:36
猫の泉 @nekonoizumi

この本にも先日と同じく鈴木茂三郎の証言が 「鈴木茂三郎氏によると、日本の国会に徹夜審議と発言時間制限を作ったのは、占領時代のGHQであって、当時占領軍は、ある法案を夕方突然持って来て、きょう中に通せと要求した。そのため政府・与党は無理しても通過をあせり、時間制限をしたというのだ」

2015-09-27 23:45:06