野生動物の適切な保全・管理に向けた取り組み -鳥獣害と自然再生の視点から- 望月 翔太さん□サイエンスカフェにいがた第88回
ここで、電気柵の説明。ピリっとする電流が一定間隔で流れているもので、安全性が十分に考慮されている。ちょっと前の静岡の電気柵事故は、高電圧がずーっと流されていた、通常ではありえない設定のものであった。とのこと #ngtsc
2015-09-26 16:13:24悪さ し放題の新発田市のニホンザルと、最近 悪さをし始めた 南魚沼市のサルを比較して、入れ替えたらどうなるかをシミュレートしてみた。 #ngtsc pic.twitter.com/DKiNmZIY0u
2015-09-26 16:16:23入れ替えシミュレーションしてみたら、やはり群れの歴史によって、利用する土地が違うことがわかった。 #ngtsc pic.twitter.com/k30QZ2QhOi
2015-09-26 16:17:27集落の状況によって、サルの被害が違う。人の面からのサル対策もやっている。寄り合いの回数とかもサル被害に関係がある。集落が高齢化しすぎていると、やはり対策も難しい。 #ngtsc pic.twitter.com/gXXVn1lLpH
2015-09-26 16:19:40社会学的側面からの鳥獣害対策も重要。住民と行政をつなぐコーディネーター的な働きもしなければならない。 #ngtsc pic.twitter.com/gVy2yb5Cbf
2015-09-26 16:22:07休憩 質問コーナー
休憩 望月さん、実は動物が嫌いだった。しかし、卒論研究としてテーマを与えられて この道の奥深さを知った。 #ngtsc
2015-09-26 16:25:44後半開始
トキのお話
次はトキの話し。中国のトキの行動データをもらって、人工衛星からの佐渡の土地利用のデータと重ね合わせて、佐渡への 再導入した場合、どこが利用されるかをシミュレートしてみた。 #ngtsc
2015-09-26 16:34:03シミュレートの結果、佐渡のトキの営巣適地は谷津田 水田と里山が近いところ。特に小佐渡の水田地帯と森林を結ぶところだった。環境省が指定していた「トキの最後の生息地」とは全く異なる環境だった。 #ngtsc pic.twitter.com/5G7Ssu9TZ7
2015-09-26 16:38:00そして現在、トキが利用している土地は、シミュレートの結果と合致した。 環境省がお金をかけて整備した土地ではなかった。このように、事前によく考えることが重要 #ngtsc
2015-09-26 16:39:19韓国にトキを再導入した場合、どこが営巣適地か、シミュレート #ngtsc pic.twitter.com/pAUccQNKJi
2015-09-26 16:40:09能登半島にトキを再導入した場合はこんな感じ。営巣地と採餌適地が近いので、再導入してもうまくいきそうなシミュレート結果が出た。特に能登半島の先端など、いくつかの最適地が考えられる。 #ngtsc pic.twitter.com/a0obGpKVe7
2015-09-26 16:42:11現在、さらに中国の各地、ロシアの東アジア側などでのシミュレーションも実施中。東アジア全体でのトキの再生を考えている。 #ngtsc
2015-09-26 16:43:33今後の地方の人口減少、都市の人口増加 という不均一によって、地域生態系が脅かされている。これは遠い将来のことではなく、5年後、10年後の話し。 #ngtsc pic.twitter.com/kiGtxi9evw
2015-09-26 16:45:16私たちの生活の基盤は、自然環境。自然環境を数値化して、考察することが重要。金銭に換算するだけではなく、もっと大きな意味で、野生動物の持つ価値をもっと考えなければならない。 #ngtsc pic.twitter.com/ArVNHicWpk
2015-09-26 16:47:01質問タイム
答え:地面の柔らかさ→餌となる生き物がたくさんいる、など、関係があるそうです。
アフターレポート
第88回サイエンスカフェにいがた『野生動物の適切な保全・管理に向けた取り組み』ゲスト望月 翔太さん。これからの人口減少、高齢化社会を迎えどのように野生動物と向き合っていくのか改めて考えさせられました。#ngtsc pic.twitter.com/azVuIRI5Rv
2015-09-26 22:48:35第88回サイエンスカフェにいがた。ボスザルという言葉はよく聞いていたが、野生の群れではボスザルはいないのだそうだ。野生では一番の権力者はメスなのだぞうだ。#ngtsc
2015-09-26 22:54:16