ニュースにならないが知らなければならない世界の現実
⑦子どもの被害も少なくない。ブカブ北方の村の少女(3歳)。母親によると昨年9月、留守中に家が襲われた。娘が独りで床に座っていた。精子のにおいがしたのでお尻を触ってみると血だらけだった。性器は切り裂かれ、股関節が外れそうになっていた pic.twitter.com/mv3hcfBlzF
2015-11-19 23:28:48⑧村ではその日3歳から18歳まで計20人がレイプの被害を受けた。母親は「毎日おびえて暮らしている。逃げたいが避難できる場所が見つからない」。病院担当者は「病院でケアを受けている200人のうち、25人は10歳未満の子どもだ」と話した pic.twitter.com/VgpcG6XuYF
2015-11-19 23:31:15⑨パンジ病院の設立者は産婦人科医ドニ・ムクウェゲ(60)。毎年ノーベル平和賞の候補者に挙がる。「ここではレイプが地域社会を破壊するための『兵器』として使われている」と国際社会に訴え続けてきた pic.twitter.com/sMtft0y1Qg
2015-11-19 23:38:57⑩兵士は敵民族の女性をレイプし、性器を破壊し子を産めなくする。エイズに感染させ社会にダメージを与える。レイプされた女性は汚れていると見なされ家庭に戻れなくなる。生まれた子どもは阻害され「影響は化学兵器のように何世代にも渡って続く」 pic.twitter.com/xdp6ziz2vf
2015-11-19 23:43:02⑪牧師だった父の姿を見て医師に。内戦で自らの患者数十人が虐殺されると、草原にテントを張って女性たちを受け入れ続けた。12年、国連での演説直後に武装勢力に自宅を襲われ、ガードマンが射殺。以後、家族と病院に住み込みながら治療にあたる pic.twitter.com/bu1mNIpLkl
2015-11-19 23:46:49⑫私の個人的な感想。記者になって16年。様々な人を取材してきたが、これほど大きな人を他に知らない。内戦地で文字どおり命懸けで戦っている。人々に強く求められている。そういう人は本当に強い pic.twitter.com/4LIonJkALO
2015-11-19 23:54:54⑫「この国の内戦は民族対立ではない。資源をめぐる経済戦争だ」と彼は言う。「市民を殺し、レイプし続ける武装勢力を通じて日本もレアメタルなどを輸入している。繁栄の裏には人生を破壊されている無数の女性たちがいることに気づいてほしい」 pic.twitter.com/KXQzfX4ZKZ
2015-11-19 23:49:37⑬コンゴ民主では13年に政府と反政府勢力が和平協定が結んだ。が、混乱が収まらない。国連によると東部には昨年の段階で54の武装集団がおり、政府軍の兵士らも女性をレイプしている。「薪集めやトイレの使用ですら安全に行えない状況」だ pic.twitter.com/sfCIy3RJBs
2015-11-19 23:58:26⑭レイプ被害については内戦状態で大多数が名乗り出ないことから特定は難しい。米公衆衛生研究家が11年に発表した報告では、06~07年の1年間に40万人以上がレイプされた。1日1100人以上。関係者は「実際の数は誰にもわからない」(終) pic.twitter.com/JoahuQRvz4
2015-11-20 00:02:09(追加)現地では内戦を「プレイステーション戦争」と呼ぶ人たちがいる。ソニーを非難しているのではない。我々が使う精密機器に不可欠な希少金属をめぐって内戦が引き起こされていると訴えているのだ。コンゴ民主の悲劇と日本の繁栄は直結している pic.twitter.com/wFPRKluHqg
2015-11-20 16:38:56