“マカロニウエスタン生誕50周年”『荒野の用心棒』解説コラム「棺桶を三つ、用意いたしました。」蔵臼 金助
- klaus_kinske
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音楽のエンニオ・モリコーネは未だ現役。2004年には初来日して、コンサート会場では“ドル三部作”の勇壮なメロディが鳴り響きました。 pic.twitter.com/ZaC1lGgy7N
2015-11-22 12:34:11そしてボブ・ロバートソンは、本名のセルジオ・レオーネをタイトルに刻み、続編の『夕陽のガンマン』で映画作家の仲間入りをはたしました。 pic.twitter.com/8u3s2Cdefx
2015-11-22 12:36:48本作以降、5本という寡作ながらも中身の濃い作品を撮り続け、1989年に永眠。自身が棺桶に入ってから以降も、多くのファン、研究家たちは彼の名前を忘れることが出来ません。 pic.twitter.com/mXBNdQxo3L
2015-11-22 12:40:36彼らは『荒野の用心棒』のヒットで、成功への足がかりを掴んだのです。 pic.twitter.com/bA9gFuIKtX
2015-11-22 12:42:10そして、マカロニウエスタン・ブームでより多くの受注を請け負ったアルド・ウベルティ社は規模を拡大。その後、本家コルト社の傘下となり、コルト社純正S.A.A.を製造するようになりました。
2015-11-22 12:42:29今はイタリアの名門ファブリカ・ダルミ・ピエトロ・ベレッタ社に買い取られ、S.A.A.の樹脂製グリップは残念ながら、コルト社伝統の馬のマークから、ベレッタ社の三本の矢のロゴに代わってしまいました。グリップフレーム&バックストラップが樹脂製に変更されなかったのを感謝するばかりです。
2015-11-22 12:42:47レバーアクション・ライフルの需要がボルトアクション・ライフルに取り替わられたウインチェスター社は規模を縮小。2006年には全てのレバーアクション・ライフルの生産を終了。工場を閉鎖して、今は欧州や南米を中心としたライセンス生産のみとなっています。
2015-11-22 12:43:19『荒野の用心棒』でロレンツィオ・ロブレドの腰に下げられたピカピカの、真鍮製グリップフレーム&バックストラップ付きコルトはどうなったでしょう?
2015-11-22 12:43:45この黄金に輝くグリップフレームを持つ複製コルトは、大量のマカロニウエスタンで使用されバリエーションも生まれて、マカロニウエスタンの銃の代名詞ともなりました。 pic.twitter.com/khcPnpDEOv
2015-11-22 12:45:32そしてブームの終焉と共に、予算の少なくなった欧州製西部劇のガンマンの手に握られたそれは、手入れもされずに黄金の輝きも薄れ、活躍の舞台も減っていきました。 pic.twitter.com/lqy3ppuscd
2015-11-22 12:46:02何しろ真鍮ですからね。純金とは異なり、年月が経てば酸化して曇って、魅力が薄れてしまう宿命だったのです。 pic.twitter.com/42ajSCdyzH
2015-11-22 12:47:18レオーネ作品並みに冗長なツイートによく耐えたな、Companeros♪ pic.twitter.com/1JvNJgSXlC
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