公共的観点からの権利「自主放棄」の可能性 / 高性能な製本機の個人所有や委託製本の可能性について
- ttt_ceinture
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いや、なんかそれ海外で見た気がするんだそういうサービス。というかアメリカアマゾンは自分とこで書籍データもってて、在庫なくなったら自社でオンデマンド製本してるよね?
2011-01-22 00:43:58オンデマンドとは言っても「一冊だけ本を作る」ってやっぱコスト高いよな。BCCKSとかかな。写真系だと色々サービスあるけど。オリジナル本ではなく既存本だと、独自製本でだしにくいのは著作権がらみがあるからだと思う。デジ本でデータだけが著作物扱いとなればまた話は変わってくるけど。
2011-01-22 00:57:43既存業種の組み合わせだけでできるので、むしろ無いのがおかしいというか…。たとえば通販雑誌が成立するのは、雑誌販売店舗が小売店のように点在し、あとは運送業と商品確保ができれば可能だからでしょうし。@sdt
2011-01-22 00:50:38組版の著作権ということ?組版を編集著作権とする慣習はまだ明確ではないと思いますよ。RT @sdt //オリジナル本ではなく既存本だと、独自製本でだしにくいのは著作権がらみがあるからだと思う。デジ本でデータだけが著作物扱いとなればまた話は変わってくるけど。
2011-01-22 02:34:05編集著作権としての組版の著作権、はいまのところまだ(たまたまビジネスとして切迫していないので)明確になっていない、という段階だと思いますよ@sdt
2011-01-22 03:03:58@ttt_ceinture 組版の話じゃないんです。プロダクト的な意味で。ちょっと今データがかっとんで途方にくれたので、説明は寝て起きてからにさせて下さい。
2011-01-22 03:05:59ざらっとだけ言うと、著作権法に含まれる「どういう形態と方法で流通させるかを著作権者が決められる」っていう部分で、現行の紙の本→電子書籍化したものと、最初っから電子書籍として計画されたものでは著作権の及ぶ範囲が変わる&多分今まだそういうことちゃんと考えられてないよねっていう。
2011-01-22 03:09:10.@sdt でも、ソフトを使って組版をする場合、編集者個人あるいは版元がその組版データの著作権を保持することになるのでは? 現行の書籍生産過程では、書籍以前のデータがあると思う。先にデータがない場合は、版元がスキャンすればスキャンデータ時点での編集著作権を保持して上書きするのでは
2011-01-22 03:12:34かつて2000年代前半では、非商業的に発表されるものが多い論文や、著作権切れテキスト、権利放棄テキストは、txtファイルやhtmlで公開されることが多かった。青空や、今ではほとんど目にしなくなったProject Gutenberの公開方法もそうしたやり方だった。
2011-01-22 02:36:49それらは組版による頁付けの固定やその版の正規的固定といったレイヤーを置かなかったため頁指定の参照も困難であり、組版が無いことから、PCで読むには長すぎたり外語で書かれていたりするテキストを製本する習慣が生じなかった。
2011-01-22 02:39:05青空文庫のテキストを組版済みのpdf公開をしているサイトも存在したが、おそらく多くの人は知らないと思う。つまり、そのぐらいに認知されていない。これは、青空がテキストを貯める場所と、それを使用に応じてカスタマイズする場所の分業などの方針を持たなかったためで、
2011-01-22 02:41:09青空のエキストを使用した「ダイソー文学シリーズ」(100円、2003) http://bit.ly/eaksZN やフロンティアセンの「風呂で読む文庫100選」(書影 http://bit.ly/gzLQwk 文庫一覧 http://bit.ly/daT90X )といった、
2011-01-22 02:44:43商品化は生じたが、100円や風呂で読める以上の付加価値が無かったのと、小売店限定等のため、散発的なものにとどまり、さらなる展開にはいたらなかった。現在、青空や(pdfファイルビューアーを介して)小型端末で読む状況になっているのは、かつて予想されなかった端末普及の成功に負っている。
2011-01-22 02:47:09端末の成功によって、ビューアーと端末の組み合わせで何とかなるという気運や使用慣習も生じたけれども、その使用慣習はネットユーザーのみに留まるといった限界を孕んでいる。そもそも組版→製本は、そうした格差・ディバイドの撤廃可能性にあったと考えるなら、事態は何も進展していない。
2011-01-22 02:49:32先のまとめ http://togetter.com/li/91716 で「通販雑誌」とそれを可能にする下地について言及したのは、そもそも通販雑誌の客はネットユーザーである必要がないからだった。流通網がサービスを支えているため、地理的拘束を受ける使用者に対して広範に展開できる。
2011-01-22 02:52:36通販雑誌の機能は、紙面で棚を構成するという面もあった。フロンティアセンの文庫一覧は(事業としてあまり成功しなかったからか)点数は乏しいとはいえ、青空文庫に蓄積されたテキストのエディションを行っている面もある。拡充させれば岩波文庫の一角を擬似的に再現できるだろうという印象を与える。
2011-01-22 02:56:57大雑把には、テキストを選択し何らかの体系性を感じさせるエディションのレイヤーと、組版によるページ付けされたファイルを信頼対象として位置づけるレイヤー、この二つの二次的な層が青空に欠けていたため、ファイルのアーカイブとして限定されてしまい、活動範囲が狭まってしまっていたように思う。
2011-01-22 03:00:34商品として販売される機械技術の個人所有や商的契約は、映像においては大筋に、映画館→ビデオデッキ登場→集団が単一のビデオデッキを共有→デッキの廉価化とビデオ販売→個人所有と購入へ→レンタルビデオ→レンタルビデオがネット連動によってさらに広範囲拡大/他方でCSの複数化 と展開した。
2011-01-22 03:01:50(特定個人の実存や趣味、美意識に訴えるには、それこそ「諸領域においてはこれこれというふうに展開されうるでしょう」というカスタマイズされた主張を使うしかないので訴求力低いんだよなあ、この話…。オチは、低価格化ではなく、[商的経路の範囲内における]広範なアクセスの可能性にある)
2011-01-22 03:07:57目が覚めたらtttさんが言ってるのって青空文庫みたいな著作権切れテキストの事で、私が取り扱ってる今生きてるひとの著作物云々じゃないんじゃね?という根本的な違いに思い当たった。著作権切れてんならどう扱おうが自由だわ…。
2011-01-22 08:14:11@sdt いや、その件は組版が持つ効果の大きさについて話すために著作権切れを持ち出したのであって、主題が私企業の刊行物なのは変わってませんよ。(亀レス)
2011-01-27 20:09:08