はじめに
まとめ主の思考整理を皮切りに開途(@KaitoSSS_)さんとニシカワリキ(@_lqu)くんがいろいろ話してくれました。感謝感謝です。
開途さんの要望もあり、さらなる視野の拡張のためにもまとめておきます。
BIは,一部ではシンギュラリティ到来後,生産が全て機械化された後にこそ有用という議論があった気がする。あと,面白い事例として(続) .@0_u0 さんの「ベーシック・インカム思考整理」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/936396
2016-02-10 18:35:20(承前)ナウル,という国があるんだけど,燐鉱石でガッポガッポ儲かっていたので国民にBI配っていたら燐鉱石が枯渇したあと,だーれも働かなくなった(『労働』という文化が忘却された)ので,事実上詰んだという話がある。
2016-02-10 18:36:42たぶん,BIを阻む最大の壁は「働かざるもの食うべからず」より「働くことは苦役である」という方のマインドセット。つまり,「労働が苦役+ベーシックインカム→働いたら負け(現実に)」という悪夢が発生するので,「労働がむしろ喜びである」みたいなマインドセットを人びとが持つ必要がある(続)
2016-02-10 18:42:53そーすると,日本なんかBIをやりにくいだろうなあ。そりゃユトレヒトとかフィンランドとかじゃないと,って感じだ。あ,「働いたら負け」って,PGG的な状況ね。
2016-02-10 18:43:58@_lqu Public Goods Game, 囚人のジレンマの多人数版ですね。要は,「一人だけ働くと自分だけ効用低い+他の人は高い」「みんなが働かないとみんな効用低い」って感じを言いたかった。
2016-02-10 18:47:19@KaitoSSS_ 公共財ゲームのことでしたか,であればわかります。ただ,自分だけ働くことで自分だけより高い所得を得られるような状況がジレンマ的になるようなケースは限定的なような気もしますね。周りがBIだけの収入で相当楽しく生活しているような。
2016-02-10 18:59:56うーん,よく考えると労働って理念的には「労働してあげる代わりにお金ちょーだいな」って話だから,本来は『苦役』ではないはずだよなあ。喜びでもないと思うけど。
2016-02-10 19:00:51@_lqu うーん,そう言われるとそうかも……() ただ,BIの財源を税収から,とすると皆が全く働かないと結構ヤバいのでは,と直感的には思いますね。あ,でも税収の相当部分はBIとしてバラまいた分を回収しているとも言えるのか。
2016-02-10 19:02:32単純な余暇選好モデルで簡単に分析するだけでも(BIの給付水準にもよるが)生活保護と同じような結果,即ち高所得を期待できない労働者がBI頼りの生活を選択する状況の説明ができそうだし,そういう労働時間と賃金がある程度比例する個人事業主はBIを期に縮小しそうだなあ。
2016-02-10 19:05:59@KaitoSSS_ 複雑でぼくにもよくわかりませんが笑,労働意欲を全く失う所までくると社会主義的になってしまいますし,そうすると政府が財を生産するのかな…… そこまでいかない程度であれば,BI分の人件費削減で企業が伸長(個人事業が衰退)するようなビジョンが思い浮かびます。
2016-02-10 19:13:30@KaitoSSS_ 憶測ではありますけどね。もしかしたらBIのお陰で小遣い稼ぎ程度の感覚で起業したら大ヒット,なんてこともあるかも(適当)
2016-02-10 19:23:37@_lqu そこまでくると,最早やらないとわからない感じですね。フィンランドの事例,2017年からっぽいですが注視しておきたいものです。
2016-02-10 19:24:34@KaitoSSS_ やってみないとどっちに転ぶかわからないのは確かですし,所得再分配の観点からは軽減税率なんかより遥かにマシではあるんですが。長期的に冷静に見ていきたい興味深いトピックになりそうです。
2016-02-10 19:30:36