「救えない人」問題について

先日のまとめ 感情貯金が少ない人は理不尽なヘイトを他者に向けて心を守る http://togetter.com/li/936219 の反応を受けて、補足的にしたツイートをまとめました。 続きを読む
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めんたね @mentane

そして、なによりも、その人が運良く成長して幸せになってくれれば、そりゃこちらも嬉しいけれども、そうならなくても、こちらの人生には全く差し障りがないし、困らない。その人は不運だったね。このぐらいの軽い気持ちでノンビリ構えて、助けを求められたらやりたい範囲で手伝ってやる。

2016-02-11 01:39:19
めんたね @mentane

自分が関わったからには必ず相手を成長させ、幸せにしてやる、なんて気負うと本当にろくなことがない。普通に仲良くノンビリ関われる範囲で関わるのが一番である。出るか出ないかわからない油田を掘っているようなものなのだ。

2016-02-11 01:42:40
めんたね @mentane

このようにぼくは相当、運の要素が大きいと思っている。なんとなかなるものはなんとかなるし、なんともならないものはなんともならない。でも、どれがなんとかなるもので、どれがなんとかならないものかはよくわからない。でもそれでいいじゃない、自分自身が困らなければ、と。

2016-02-11 01:45:39
めんたね @mentane

ぼくが親が自分の子どもに勉強を教えるのをオススメしないのは、この「子どもが勉強ができる人間になるか、ならないか、は、最終的に運であり、なるようにしかならない」というマインドセットをなかなか持てないからだ。その結果、勉強を教えながら親ははカリカリして、子どもは勉強嫌いになる。

2016-02-11 01:50:41
めんたね @mentane

「正直、子どもの成績なんてどうでもいいんだけど、教えてくれと頼まれたので、一応、教えてやるか」みたいに思えているのならば、うまくいく可能性も高いのだけど、そんな親子関係はあんまり多くない。

2016-02-11 01:53:16
めんたね @mentane

そうか、ぼくは人間の自由意志なんてものが本当に実在するとは思っていないから、「やる気がない」という意志の不足という見方をせずに「行動に移す能力がない」と無能だという見方をするのだな。実際、「〜できない」と無能の観点から捉えた方がうまくいくことが多い。

2016-02-11 01:59:51
めんたね @mentane

塾講師時代、生徒から「先生、やる気はどうやって出したらいいですか?」とよく尋ねられた。「そんなのわからないし、一生やる気が出ない可能性が高いから、そんな当てにならないものに頼るのやめて、やる気がないときでもやれることだけやって、それでも入れるところを志望校にしたら」と答えていた。

2016-02-11 02:05:24
めんたね @mentane

そうやって答えると生徒の方が勝手に「やる気が出てきました」といってボチボチやり始めるケースがわりとあった。もちろん、受験が近くなるまではノンビリの子もたくさんいるけど。

2016-02-11 02:09:09
めんたね @mentane

さて最後のテーマ。「助けてくれと言う割には素直に指示に従って努力できない人間はどうしたらよいのか?」この最後の切り札は宗教とか信仰だと思っている。

2016-02-11 02:15:01
めんたね @mentane

感情貯金や自己肯定感が低い人の中には、他人を信じることができない人が多い。自分を信じるのも苦手なのだが、他人を信じるのはもっと苦手。そんな人が意思決定するとなると、自分の判断で行動することになる。それでうまくいく分には問題ない。

2016-02-11 02:18:44
めんたね @mentane

ただ困ってやってきている人は、その自分の判断がいつも間違っていて自分を追い詰めるような結果を招く。その状態なのに延々と自分で判断し続け、他人のアドバイスを決して受け入れないから未来が無くて絶望的なのだ。

2016-02-11 02:22:05
めんたね @mentane

自分の意思決定にこだわり続けた結果、行動が硬直化して失敗を繰り返し続ける。そこから別のことをやって抜け出すチャンスを得られない。

2016-02-11 02:24:14
めんたね @mentane

このようなとき、ぼくは最初に催眠療法を考える。その人の意識的判断がいつも失敗を招くわけだから、催眠トランスで意識の働きを低下させ、直接無意識とやりとりする。その中で新しい考えや行動パターンを無意識下に放り込めれば、その人はいつもとは異なる新しい選択肢を選び始める可能性がある。

2016-02-11 02:27:15
めんたね @mentane

でも、普通の人は催眠療法ができない。そこで持ち出すとなると「人智を超えた大いなる力」である。

2016-02-11 02:32:22
めんたね @mentane

「他人よりは自分の方が絶対に正しい判断ができる」と思っている人間が、自分の判断を曲げて、新たなパターンを導入するとなると、当人が「自分の意識的判断では到底かなわない偉大なものだ」と認識するなにかを持ち出し、それに新しいパターンを語らせるしかない。

2016-02-11 02:33:25
めんたね @mentane

実は占いなんていうのはそういう効果があって、他人のアドバイスを受け入れられない人は占いが救いになったりするはずだ。占いが本当に当たるかどうかは別にして、カードの出方がまったくのランダムでも構わない。カードの乱数性が自分の判断以外の行動パターンを持ち込む。

2016-02-11 02:37:13
めんたね @mentane

古くから続いている宗教はわりともっともらしいシステムを教義として備えており、自分を超えた大いなる力を感じ取る道具立てとしてはもってこいだ。いつもの行動パターンを捨て、聖書の声に従って行動した結果、硬直した悪循環のループから抜け出せる可能性がある。

2016-02-11 02:40:02
めんたね @mentane

うちでもおふざけでサイコロ様という神様を持ち出す。乱数の神である。常に事務所にはサイコロが常備されており、時々、クライアントのタイプによっては、サイコロ様のお告げを聞く儀式を行うw

2016-02-11 02:43:06
めんたね @mentane

我がめんたねには「意識を超えた大いなる叡智、無意識様」という枠組みもあり、ぼく自身、無意識教に帰依しているのである。信仰は人を救う。

2016-02-11 02:47:18
めんたね @mentane

無意識教の詳細についてはまた今度に回そう。

2016-02-11 02:48:34