10周年のSPコンテンツ!
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mentane @mentane
まず、感情貯金についての反応を見て補足的に話しておいた方がよいと思ったことについて、追加でツイートしておきます。
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まず「怒りを抑圧するのは間違っている!」系の反応について。ぼくは、怒りと恐怖を使って人を動かすやり方で社会を変革することも十分あると思っている。そこは否定していない。ぼくにとっては怒りというのは、目的を達成するための一つの手段である。目的に至るルートと言ってもよい。
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ぼくが主催する めんたね mentane.net では、「ついキレてしまうのだけど、キレたくない」という人のためにキレ癖をなくすためのワークを、無意識コミュニケーションコースなどでやっている。
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そこでの内容が「怒り」というものの取り扱い方と理解について役立つと思うので少し話しておく。
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「キレる」というのは「うっかり」+「怒る」で構成されている。内心怒っていても、表出の仕方が十分コントロールされていて、怒りを気づかせたくない局面ではまったく怒りの気配を見せないのであれば、それはキレているとはされない。うっかりコントロールがなくなった状態がキレるということだ。
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そして「怒る」という部分がなければ、どんなにうっかりものでも、キレることはない。怒りは必須だ。もしも、怒りがなくなれば、キレる必要はない。では、人はどんなときに怒るのか?それは「物事が自分の思い通りになっていなくて、なにかしら不満があるとき」である。
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もともと「怒り」のような感情は動物にも見られる。犬の場合、自分の縄張りに侵入する者に対して激しく吠えたてる。あれは人間の怒りの状態と連続性がありそうに見える。犬は言葉を持っていないので「俺、今、すげえ怒ってる!」とか思わないけれども。
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犬は「自分の縄張り内に侵入者がいない」ことを望む。ところが、現実はそうではない。「自分の縄張り内に侵入者がいる」現在の状態が「不満」「不安」だ。その理想の状態と現状の状態との間にあるギャップを埋めるのが「怒り」だ。怒りが闘争に駆り立て、侵入者を追い払う。
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怒りというのは、思い通りでない現状を思い通りの望みの状態へと変えるための一つの手段だ。もしも普通に冷静に相手に要求を出して、それで望みがかなうのであれば、その手段でも良い。食事中、醤油がほしいとき「そこの醤油さし取って」とただ言えばよくて、そこに怒りを乗せる必要はない。
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生育環境において、同居家族(親、祖父母、兄弟など)の中に、怒りを使って他人を動かして自分の望みをかなえようとする行動パターンを持つ人がいて、それにさらされていると、人はそのやり方を自然と学習して身につけやすい。模倣は動物も行う基本的な学習ルートの一つだ。
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怒りは暴力性を伴う。多くの場合、怒りの表出は相手に恐怖感や不快感を与える。人は恐怖や不快を避けたがるので、結果として、相手の怒りを鎮めるべく相手の期待を探り、応えようとするケースも多い。そういう点で怒りには頭を使わずに相手を動かせる利便性がある。
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ただし、怒りにも強烈な副作用がある。 1.相手との関係を悪化させ、悪循環を引き起こしがち 2.怒ることはストレスになり体と心に悪い 3.怒っているときには冷静な判断が下せず、誤った選択をしてしまう可能性が増える 怒りで人を動かすのが習慣化するとダークサイドに落ちてしまう。
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怒りは相手を動かすための最終的な暴力手段、切り札として取っておきつつ、怒りを使わずともうまくいく局面では、なるべく怒り以外の平和的な方法で状況を変えていった方が副作用を最小限にできる。
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「怒りを使うな!」「怒りを抑圧せよ!」という話ではない。怒りがあるときには、その背後には理想状態、望みがあるはずだ。さらに目の前には望みどおりになっていない不満な現状があるはずなのだ。「まずは怒りの背後にある自分の望みと不満に目を向けてみよう」というのがぼくの言いたいことだ。
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理想状態と不満な現状との間にあるギャップを正確に把握したら、次にそれを埋めるための手段を考える。そこで、第一選択肢を「怒り」にするのではなくて、他の効率の良い方法がないかを考える。友好的に好循環のループを回しつつ、相手に要求、依頼する可能性を探るのが一般的だ。
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キレる癖がある人はこの「平和的に冷静に言葉で要求する」「下に入って依頼する」のが苦手だったりする。自分の欲求をきちんと言語化できず、モヤモヤと胸の中に言葉にならない不満をためていく。また、多少自覚できても、それを冷静に言葉にして伝えられない。そして、ある日、突然、爆発させる。
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「『ここでは怒るのがベストな手段だ!』とあなたが確信をもって怒っているのであれば、それはそれで構いません。単に怒る以外の目的達成の手段を知らずにキレまくっているのであれば、怒る以外の手段も習得すると効率もいいし便利ですよ」というのがぼくの主張だ。選択肢を増やすのもあり、と。
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そういうわけで、キレる癖がある人に対して、冷静に自分の要求を言葉にして伝えたり、怒りを使わなくても自分の要求が通りやすいように上手な交渉の技術を身につけさせたり、ということを「キレる癖をなくすワーク」の中ではやっている。問題解決の手段は多く持っているにこしたことはない。
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あと「うっかり」怒ってしまう、というウッカリ部分についてだが、これはちょっと専門的な言葉を当てると「不随意」と呼ばれるものになる。意識的にわざとやったわけではないということ。だから、意識的にキレることをやめようとしてもうまくいかない。
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キレるのは、酔って暴れるのと構造が似ている。酔って暴れた人は酔いが醒めた後「よく覚えてないんです。すみません」と反省して見せるし、世間も「酒の上でのことだから……」と寛容になる。このとき本人の中では「シラフの私」と「酔った私」が分離している。
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キレるときも「キレて我を忘れた私」と「冷静な私」に自己を二分する。そして、キレてしでかしたことを後から振り返るときには、「冷静な私」の側に立って「キレて我を忘れた私」を眺める。「キレて我を忘れた私」はどこか、自分から切り離されて外在化されているので、その責任を強く感じないですむ。
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★キレる人の心理構造 1.相手を攻撃したいが、攻撃すると社会的に非難される 2.キレ状態を作り他者を攻撃したり、言いたいことを言ったりする 3.キレ状態から醒めて、自分の行動を「真の私」から切り離し、内心の責任を放棄する pic.twitter.com/5H08oIrc6z
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キレて無責任にやりたいことをやり散らかすパターンが癖として身体に定着してしまうと、思い通りにならない状況に直面したときに自動的に自分の意思とは無関係に怒りが暴発してキレる人になってしまう。
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キレるパターンにはメリットがあるから学習される。一番のメリットは内心において自分への体面が保てることだ。自己理想通りのいい人間でありたい、と多くの人間は思っている。そして、実際に自分は善人だというセルフイメージも多くの人は持っている。そのセルフイメージが崩れるのは胸が痛む。
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でも、時には自己中心的な要求を通したり、暴力にものを言わせて無理やりにでも相手を従わせたい。そんなときに人はキレる。キレ癖がある人ほど、キレた状態でやったことは、キレから醒めた後で「キレた上での事ですから……」とどこか免責になるように思っている。だからキレる。
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コメント

ホイル・C・C @dabadatw 2016年2月10日
"2.怒ることはストレスになり体と心に悪い"ココに至らないと『何故私が怒っちゃいけないの?』になりますね。 やり込めた満足感で体と心に悪い事が帳消しになり、その成功体験で暴れるのがクセになるとDVになる。
クイックドロー @_yppp 2016年2月11日
自分の中にDV夫、南北戦争の南軍の科学的差別主義者を飼えと言ってるように聞こえる。 論破のコツはいかに前提のおかしさを隠して、都合のいい結論をぶつけるかですからね。 バブル世代的冷笑系の危険な思想。
【銀】 @silverfoxtail 2016年2月11日
コレは対向側の話もあると思う。キレた後に説明する機会を作るのも必要かと?更にキレられる可能性もあるけども…
アリ〜 @Rn3oAxnzuRvPt9l 2018年12月2日
怒っても絶対に人の心を傷つけるような言葉を使ってはいけ無いと思います。ハートに直撃している方はコントロール不能のヒステリックに過ぎないと思います。カツとなって茶碗を投げたとしても人に当たらないように避けて投げる冷静さは必要だと常に痛感させて頂いております。
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