ジョセフ・ヒースのナオミ・クライン批判（セルフまとめ）

21世紀の道徳 @RiceDavit

@RiceDavit 誰は正しい側　→　誰が正しい側

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「要するに、社会正義についてのクラインの意見は、二つの自明な命題から始まっている。抗議者は善であり、警察（または「抑圧の暴力」）は悪である。…

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…これが、学校の校庭に催涙ガスが侵入したという話が（訳注：本の内容と）関係がある理由でもある。警察は悪であるということを読者が忘れてしまったか、警察が悪であるということに読者がまだ納得していない場合に備えて、そのことを読者に思い出させるために書かれているのだ…

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@RiceDavit 抗議者　→　抗議運動

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…クラインが抗議運動に参加している時に、彼女は文字通りの善と悪との戦いを目撃している訳だ。次に、抗議運動は善であり警察は悪であるという命題に基づきながら、彼女はより幅広い世界観や社会正義についてのより精巧な意見を構築しようとする。…

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…その世界観や意見のかなり多くは寄せ集めである。基本的には、クラインは抗議運動家が要求していることの全てを取り上げて、その全ての要求をつなぎ合わせて、なんらかの形で一貫している一つの見解や一連の要求としてまとめあげようとする。…

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…ここで問題となるのは、言うまでもなく、人々は実に様々なことについて要求しているということだ。一部の要求は理に適ったものであるし、別の要求はそうではない。全ての要求が矛盾なく共存する訳ではないし、全ての要求が「善」であることはあり得ない。…

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…だから、最終的には、クラインの見解には矛盾を避けるための大げさなごまかしが含まれることになる。そのごまかしが、私のような人々を苛立たせるのだ。」

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「一方で、クラインの論じ方を認識することは、なぜ彼女が抗議運動家たち（また、自分で時間を割いてまで抗議に行くことはないが、抗議運動家を支持している人たち）からこれ程までに支持されているのかということを理解する助けになる。…

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…まず第一に、抗議運動家たちは常に（訳注：クラインの描く）物語のなかの英雄である。彼らが間違いを犯すことは有り得ない。第二に、クラインは抗議運動家たちの見解を受け入れて、その見解に比べたら少しだけ知的に一貫していて整っている見解を編み出してくれる。…

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…同時に、全ての抗議運動に筋が通るのだとクラインは保証してくれる。全く異なった人々たちが全く異なった物事を求めて闘っているように見えても、一貫した見解における正しい社会を実現することを求めているのであり、実は彼らは努力は共通しているのだ。…

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@RiceDavit 彼らは努力　→　彼らの努力

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…具体的にはその見解とは何であるか、ということはクラインには言うことができない。しかし、大体の目標なら彼女も知っている。そして、本を書き続けることによって、いつか彼女も読者に伝えることができるかもしれない…。」

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induecourse.ca/naomi-klein-th… induecourse.ca/naomi-klein-po… induecourse.ca/naomi-klein-po… 他にも、ヒースはクラインの新著『This Changes Everything』についての細かい書評を書いている。