枡野浩一、歌壇に向けて語る(斉藤真伸氏による『みぎわ』二月号「時評」を機に、田中槐氏に宛てて)※更新終了
- masayaokamoto
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@enjutanaka http://p.tl/xDaI の追記。「かんたん短歌」には上手下手がない、と言われたことがあります。拙著『石川くん』(集英社文庫)にご協力いただいた、玲はる名さんもそう書いていたはず。そんなことはなく、上手下手の基準がちがうだけ、と言いたかったのです。
2011-02-03 06:48:07おはようございます。千葉聡です。(枡野浩一氏とは同い年です。誕生日も近いはず。) 「かばん」入会前、大学院生時代に、大学図書館で「角川短歌」を読み、枡野氏の角川短歌賞最終候補作50首を読んで泣きました。物書きになりたいと悪戦苦闘している青年の姿が鮮やかに浮かんできたからです。
2011-02-03 08:15:06枡野氏の連作を読んで感動した当時、自分はまだ論文を一本も仕上げておらず、短歌にも本格的に取り組んでいませんでした。何かを書きたいと願い、でも手がかりがなく、つらい時期でした。(二十代前半には朝日歌壇に熱心に投稿していました)
2011-02-03 08:17:21その当時から現在にいたるまで、枡野作品の7~8割は読んでいます。複数冊持っている本もあります。自分にとって、明るい口調で語られた枡野作品の奥には何かと必死に闘っている青年の姿がほの見えて、共感するのです。
2011-02-03 08:20:44勤務校の仕事が忙しくて、ほとんど原稿が書けなくなり、執筆依頼がなにもなくなった時期にも、枡野浩一の本を読み、授業で使っていました。当時の生徒たちは枡野歌集や『かんたん短歌』を面白がって読んでいました。
2011-02-03 08:23:11インフルエンザ治療薬、強し! 薬が効いてきました。また寝ますね。今日も、みなさんにとって、いい日でありますように。(早く学校に戻りたい!!!!!)
2011-02-03 08:26:15@toiimasunomo 枡野さん、ありがとうございました。今、テキストをすべてコピペして読み直し、いろいろ考えています。なんらかのお返事は今日中にしたいと思っています。
2011-02-03 11:01:31@toiimasunomo 枡野さん、ひとつだけ質問させてください。枡野さんが短歌をはじめたのは予備校時代と書かれていましたが、そのとき小説でも俳句でも現代詩でもなく、短歌を選ばれた理由はなんでしょう?
2011-02-03 12:35:33@CHIBASATO お大事に……、おやすみなさい。
2011-02-03 15:12:01@enjutanaka 大学中退後に予備校生になり、短歌を始めたのは、「書く時間がなかったから」でした。「書くのをやめようと誓っていたから」と言ったほうが正確かもしれません。が、結局は音楽誌の作詞コンテストにも応募して入賞していたし、「現代詩手帖」にも投稿し毎回載っていました。→
2011-02-03 15:49:43@toiimasunomo はじめまして。興味深く拝読しています。率直にお聞きしたい。枡野さんはこれから、将来的に(?)どのようになさっていきたいのでしょうか。これまでのツイートではっきりと伝わってこなかったように感じるのですが。ツイート楽しみにしております。
2011-02-03 16:01:43@enjutanaka →若い頃、短歌以外に投稿していたのは、ショートショートストーリー、ドラマシナリオ、現代詩、歌詞、川柳、広告コピーなどです。俳句は俳人たちの会に顔を出して一時ちょっと熱心にやっていました。色々やってみて「必要なもの」「得意なもの」が残った、という感じです。→
2011-02-03 16:03:14@enjutanaka →私の短歌はよく「下手糞」「未完成」「短歌未満」「よちよち歩き」などと批判されるのですが、自分では文が下手だとは思ったことはないんです。それは言葉だけが自分の手放さなかったものであり、いつもそれなりの反響を得てきた、という実感が強固だからかもしれません。→
2011-02-03 16:06:53@enjutanaka →作文が得意な小学生でした。運動はずっと苦手で、勉強も中学くらいから落ちこぼれ始めました。作文だけは毀誉褒貶にさらされ続けてきました。けなされる場合も、最大限にけなされるので、「注目されてる!」と喜んでいました。中学のときショートショートを書き始めます。→
2011-02-03 16:10:43@enjutanaka →ショートショートは星新一が選考するコンテストに何度か応募しましたが、予選も通過しませんでした。高校では文芸部に入り、部長になります。掌編小説や詩や雑文を色々な筆名で書いていました。掌編が旺文社主催・文部省後援のコンテストで入選、体育館で表彰されました。→
2011-02-03 16:16:17@enjutanaka →そして専大に入学、文学研究会に入ります(宇田川寛之は文研の後輩にあたりますが、私が大学をやめてから知り合いました)。赤瀬川原平の研究だけが大学時代の「仕事」です。あとは原稿用紙五十枚くらいの日記を毎日ワープロで書く、みたいな感じ。俵万智ブーム、でした。→
2011-02-03 16:22:15@enjutanaka →でも私は世評とちがって「こんな巧い短歌、真似できない」と思っていたので自分では詠みませんでした。一首だけ大学時代に詠んだ歌があり、それは短歌集にもいれましたが、その一首からは広がりませんでした。《しなくてはならないことの一覧をつくっただけで終わる休日》→
2011-02-03 16:26:33@enjutanaka →寺山修司や石川啄木は高校時代に読んでいたし、現代詩を読む流れで図書館にあった岡井隆全集も刊行当初から読んでいました。私が最初に、歌集と意識して読んだ歌集は『角砂糖の日』という、SF作家の山尾悠子が深夜叢書社から出したものだったはず。図書館にありました。→
2011-02-03 16:32:17@enjutanaka →予備校時代の「現代詩手帖」投稿の成果は詩集『ガムテープで風邪が治る』( http://p.tl/j0Gd )にまとめてあります。作詞コンテストの入選作は一昨年出した『僕は運動おんち』(集英社文庫)に利用しました。川柳は一年間だけ熱心に投稿していました。→
2011-02-03 16:37:05@enjutanaka →この本かな? http://amzn.to/ew2lqS 表紙画像がなく確信できませんが、赤と白の菊池信義装幀の巻です。自分の句より新子さんの選評のほうが圧倒的に面白いし、どれが採られるか予想もできないから、向いてないと思ってやめました。(いったん、了)
2011-02-03 16:43:03@enjutanaka (また長く書いてしまいました。これから横浜へ向かいます)
2011-02-03 16:44:00@toiimasunomo ますのさん、これすごくおもしろいです。いま、ますのさんに訊きたいこと、また話したいことがありすぎて、Twitterでは追いつかないくらい。http://bit.ly/hXTZHT
2011-02-03 16:57:26@toiimasunomo 枡野さん、短歌を選んだきっかけは、わりと他の歌人たちと似通っていると感じました。わたしの個人的なことなどに興味のないひとも多いとは思いますが、(仮に)「歌壇派」のひとりとして、わたしの場合の短歌との出会いからお話ししたいと思います。
2011-02-03 17:33:24@toiimasunomo わたしはもともとは詩を書いていました。高校時代、たまたま在学していた高校に村木道彦さんがいたことがきっかけで、現代短歌を少しだけつくりました。大学時代は「現代詩手帖」や「ユリイカ」に詩を投稿していました。どちらも一回くらいしか入選しませんでした。→
2011-02-03 17:36:18@toiimasunomo 就職して一年後くらいにまた短歌をぽつぽつとつくりはじめ、その頃ちょうど俵万智の『サラダ記念日』が話題になったんです。枡野さんが<「こんな巧い短歌、真似できない」と思っていた>とは反対に「これくらいの歌ならわたしだってつくっていた」と思ってしまいました→
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