10代で国会に届いた声と、今の高校無償化で落とされた人々の届かない声

高校無償化の陰で切り捨てられていってしまう子どもたちの存在。大きな話題になることもなく、今、推し進められている政策。 過去にフリースクール東京シューレの子どもとして国会に足を運び、不登校の子どもたちの権利を主張し勝ち取ってきた@yujisunagaさんが、高校無償化と増税の谷間に落ちてしまう人たちの思いを代弁しています。 …民主党はこんなことをするために政権与党になったのだろうか?
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須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

民主党さん、期待していたのに本当に「裏切られた」感を持たざるを得ません。なぜ、弱者に厳しくするのですか。証拠の記事がここに。>>[高校無償化増税問題 不登校世帯に対策とらず] http://goo.gl/BiMjb @teratamanabu @kawauchihiroshi

2011-02-04 00:05:29
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

もう一度、不登校経験者として伝えたい人に伝えたい。民主党さん、苦しい人たちにこそ一番の応援を。>>[高校無償化増税問題 不登校世帯に対策とらず] http://goo.gl/BiMjb @kharaguchi @renho_sha @kinashoukichi

2011-02-04 00:11:19
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

RT @otaminao: 「増税とセットの高校無償化、不登校・中退・定時・通信では増税の影響だけ」(不登校新聞) ほんとひどい話なのに知られていない。 → http://www.futoko.org/news/page0201-1177.html

2011-02-04 00:13:46
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

政権を取る前、民主党の人には応援する、と何度となく言われた記憶が…。>>「高校無償化は負担増 フリースクールや定時制の親ら訴え」過去の朝日新聞にも http://goo.gl/8Y5d2 @renho_sha @kawauchihiroshi @teratamanabu

2011-02-04 00:17:56
Fuma Nobuta @fuma_1935

@yujisunaga ゆうじくいいぞいいぞ!もっと言ってやれ!

2011-02-04 00:23:33
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私は、10代の頃、シューレの子どもとして、いくとどなく「国会」へ足を運んだ経験を持つ。初めての国会は、12歳、ちょうど中学の学年に上がった2日目、つまり4月3日だった。ちょうど、フリースクールの「通学定期」問題で、本会議を傍聴した記憶がある。

2011-02-04 00:23:45
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私は、当時、茨城県に住んでいて、シューレに通うのに1時間半、通学定期がきかないおかげで、「通勤定期」で通学していた。しめて、1ヶ月3万1430円。今でもはっきりと記憶している。これはいくら一人っ子家庭といえども楽な金額ではない。

2011-02-04 00:25:52
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

通学定期が高かったことで、シューレや全国ネットワークが運動して、フリースクールにも「通学定期を」と運動した。その運動の過程で、私も中学年齢に上がった時、国会へと足を運ぶきっかけを得た。数年後、その「通学定期」が適用できることになった。たくさんの署名、ロビー活動などが影響を与えた。

2011-02-04 00:28:05
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

通学定期の活動。シューレやネットワークで運動していたとはいえ、中学に上がりたての私は、実はそんなに状況を把握していたわけではなかった。国会というものがどんなものか、まだいまいち知らなかった、というのも正直なところだ。しかし、私の「国会訪問」経験は、無駄ではなかったと思う。

2011-02-04 00:29:32
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

それから数年後の15歳頃、私は、現在は前衆議院議員の@hosakanobuto さんの番組に月1回、レギュラーで出演する機会を得た。その時取り組んだテーマが「いじめ」。ちょうど「いじめ自殺」が社会問題化した頃だ。テレビや新聞の取材をシューレで受けまくっていた時期でもある。

2011-02-04 00:31:28
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

保坂さんがやっていた番組は、その名も「保坂展人のいいたいことTV」。生放送で、中高生や私らがスタジオに立ち、みんなで討論したり、みんなで取材レポートなどをした。その一つに、当時の「文部省」へ訪問、政務次官(当時は岡崎トミ子さん)に会い、私たちの思いをぶつけることもやった。

2011-02-04 00:33:37
保坂展人 @hosakanobuto

須永君は当時から冴えてたよね。 RT @yujisunaga: それから数年後の15歳頃、私は、現在は前衆議院議員の@hosakanobuto さんの番組に月1回、レギュラーで出演する機会を得た。その時取り組んだテーマが「いじめ」。ちょうど「いじめ自殺」が社会問題化した頃だ。

2011-02-04 00:34:35
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

このTV出演での文科省訪問も、13歳の時に動いた通学定期のロビー活動も、共通して言っていたことは、「子どもの声をもっと聞いてください。当事者の声にもっと注目してください!」ということだ。とはいえ、「日本国」を取り仕切る国会。私はこわごわながら国会へ足を運んだ記憶がある(まだ続く)

2011-02-04 00:36:29
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

さらに、私と「国会」の接点は続く。17歳の時だ。当時、「児童福祉法」が一部改正になる動きがあり、そこで、当時の「教護院」を名称を変える話が入ってきた。教護院は名称を変えるだけではなく、「不登校の子ども」も矯正していこうと、積極的に受け入れる方針へと転換しようとしていたのだ。

2011-02-04 00:38:23
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

児童福祉法問題は、関心のある大人、子どもと一緒に、私も中心になって活動した。具体的には「不登校だからといって安易に施設に入れることはしないでくれ」である。それまで、強制的に施設に連れて行かれてどれだけ苦しんだ子どもがいるのか、これ以上そのような経験をしたくない、と。

2011-02-04 00:40:16
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

具体的に私たちで「子どもの声をぶつける会」と名称を打ち、大人の署名、そして子ども自信の署名を集める活動をした。2週間という短い間で、子どもは少なくとも200人、大人はその倍以上の署名を集めた。その賛同署名とたくさんのメッセージをとともに、私は3たび「国会」へと足を運んだ。

2011-02-04 00:42:47
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

国会へのアプローチの基本は「ロビー活動」である。知り合いの国会議員に( @hosakanobuto さんでしたね)頼み、議員会館へ訪問させてもらい、ひとりひとりの議員「ポスト」に私たちのメッセージ請願と署名を投函したのだ。たしか3つある議員会館のうち2棟のポストは私が投函した。

2011-02-04 00:45:19
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

そこから、何人かの国会議員が反応してくれ( @kawauchihiroshi さんもその中にいました。他に自民党以外の党すべてから一人以上の方が反応)、私たちはその人達に直接会い、児童福祉法改正についての私たちの思いを伝えていった。

2011-02-04 00:47:31
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

当時議論されていたのは、児童福祉法なので「厚生委員会」。その委員であった議員が耳を傾け、委員会でも取り上げてくれた。それをわたちたちは毎週のごとく傍聴しに通った。そして当時の厚生大臣である小泉純一郎の発言一つ一つに注目した。

2011-02-04 00:50:04
@miimusik8

高校無償化と増税であおりを食らう不登校、中退、定時・通信制の子どもについて、また不登校の当事者だった子どもたちが自分たちの権利を勝ち取るまでの歩みを、@yujisunagaくんがツイートしています。朝鮮学校にしろ不登校にしろ、この施策には問題が多すぎる。興味がある方は読んでみて!

2011-02-04 00:51:08
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私たちのロビー活動、結果的に「児童福祉法」は特に変更なく改正されたが、議員の動きによって、法律の「付帯決議」を付けることができた。それは「『不登校』だけを理由として安易に施設に入所させることがないように」ということだった。

2011-02-04 00:51:37
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

この児童福祉法改正の私たちの動きで、議員の動き以外にも、民主党は厚生省の「局長」(現在は茨城選出の民主党議員、大泉博子さんである)と、文部省の担当者と私たち子どもの「ヒアリング」を設けてもらったり、子ども単独の「記者会見」も行った(私は準備していていなかったのでかなり緊張した)。

2011-02-04 00:54:27
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

私は、「通学定期運動」「保坂展人さんの番組出演」「児童福祉法改正問題」などで、「国会」へ多く足を運ぶという経験ができた。そこで、得たことは、有権者でもない「子ども」、しかも不登校という「弱者」でも、しっかり声を上げれば、国会にいる人達へ声が届くのだ、という経験である。

2011-02-04 00:56:58
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

なにより、私は国には縁がない、そもそも関係ない、と漠然と思っていたのだが、ひょんとやってきた「機会」によって、国を動かしている人々がどういう人か、また、私と国の関係、私と政治みたいなもののつながりを、すこしばかり目の前で見、感じることができたように思う。

2011-02-04 00:59:24
須永祐慈 Yuji Sunaga @yujisunaga

しかし、それらの「運動」で注目してくれたのは、民主党や社民党、共産党の議員であった。つまり、当時の「政権与党」であった「自民党」からはほぼ誰ひとりとして私たちに関心を寄せてくれなかったのである。

2011-02-04 01:00:44