つづき 安全な雰囲気のもと異なった視点が表明されて、ポジティブな変化が生じてくる。 ゴールはコンセンサスに至ることでななく、理解と理解を結び合わせること。
2016-04-21 00:27:23「オープンダイアローグとは何か」メモ56 ODはポストモダン・パラダイムの洗練されたモデル。 デリダ「それを移送するものから厳格に独立した本質」は存在しない。 人間の表現や表出から切り離され、外在化された真理や現実はない。 ~~~ 続く
2016-04-21 03:29:37続き 「構造を見ない表出された意見はどれだけ真実を反映しているのか?」という疑問への答えは デリダの 「人間の表現や表出から切り離され、外在化された真理や現実はない」 ということになるのか?
2016-04-21 03:32:45@pentaxxx twitter.com/duruta/status/… で書かせてもらった「構造を見ない表出された意見はどれだけ真実を反映しているのか?」という疑問ですが 答えはデリダの「人間の表現や表出から切り離され、外在化された真理や現実はない」ということになるのでしょうか?
2016-04-21 03:36:24@pentaxxx 「オープンダイアローグとは何か」に「システムは見ない、声を聴く。…治療チームは、家族構造には注目しません」(097p)とありました。しかし、ほんとうに構造を見なくていいのかと疑問なのです。構造を見ない表出された意見はどれだけ真実を反映しているのでしょう?
2016-04-20 23:44:01「オープンダイアローグとは何か」メモ57 治療を達成するためミーティングの言語的実践は十分に時間をかけて人々を支える(不確実性への耐性)。その二つの目的 ・ネットワークのなかの重要な他者の助けを借り(ながら)(ポリフォニー) ・語り得なかったものに声を与える(対話主義)99p続く
2016-04-21 03:50:57続き この3つが斎藤環さんがいう【詩学の三原則…「不確実性への耐性」「対話主義」「社交ネットワークのポリフォニー」】であり【科学とは呼べず…哲学や思想とも呼びづらい】からポエティクスだというのだが、それがどうして詩学なのか不明 twitter.com/pentaxxx/statu…
2016-04-21 04:02:09詩学の三原則は以下の通りです。「不確実性への耐性」「対話主義」「社交ネットワークのポリフォニー」。以上は反証可能性や再現性、定量性がないという点では科学とは呼べず、真理や価値に重きをおかない点では哲学や思想とも呼びづらい。 twitter.com/duruta/status/…
2016-04-19 07:49:50「オープンダイアローグとは何か」メモ58 一般的に治療チームの役割は以下 1、患者の社会ネットワークに主導権を持たせ、対話の中身を充実させる 2、それぞれの発言にダイアローグ的なやり方で答えてもらいながら、参加者間で、まったく新しい理解が共有されるように持っていく 122p
2016-04-21 04:09:22「オープンダイアローグとは何か」メモ59 (続きでもある) こうして対話は、治療言語の中にあって、それ自体が目的であるかのような特別な存在になっていく。 そこで目指されるのは、単に患者の変化や家族の変化などではなく、 (122123p) 続く
2016-04-21 04:14:52続き 主たる治療的努力は、チーム…と家族、もしくは参加している社会ネットワークのメンバーたちとの”あいだ”にこそ注がれる。123p と書かれているのだが、治療的努力を”あいだ”に注ぐというのがイメージできない。それぞれの参加者自身ではなくそれぞれの関係性を変えようということか??
2016-04-21 04:23:34「オープンダイアローグとは何か」メモ60 「ちょっと時間をいただいて、私たちが考えたことを私たちだけで話し合っても構いませんか? もしあなたが静かに座って聴いていただくのなら、お嫌でなければ、そうしてみたいと思います。もしお嫌でしたら、やめましょう。後ほど…ぜひコメントを…」続く
2016-04-21 04:30:49続き 上記は125p これがリフレクティング。例えば、ケース会議に複数のSWが参加しているとき、当事者や家族の前でこれができるか?あるいは、やってもかまわない状況がありえるかどうか、想像してみた。 問題はSWの側が聴かせるだけの内容を持ち得ているかどうかなのかもしれない。
2016-04-21 04:36:17「オープンダイアローグとは何か」メモ61 対話こそが理解の条件 意味は”あいだ”にある バフチンは対話こそが思想を生み出すと考えていた。そのとき「意味」は、個人の頭のなかではなく、人々のやりとりのどこかで形成される。 つまり意味とは、人と人とのあいだの空間に現れるもの157p~
2016-04-21 04:48:53「オープンダイアローグとは何か」メモ62 「治療チームの専門家たちは、ミーティングで参加者に発言を求めながらも、それぞれの瞬間に何が起こっているのか、絶えず神経を集中させています。瞬間瞬間への同調ができなければ、対話のプロセスが止まってしまうこともあります」161p
2016-04-21 05:42:36「オープンダイアローグとは何か」メモ63 ミーティングという力 セイックラさんは「ミーティングは、感情の集団的な相互作用ないし増幅によってもたらされる強いプレッシャーのもとで行われる」と書き、1対1の対話と違って、そのプレッシャーが肯定的に作用すると主張している。167p 続く
2016-04-22 07:11:29続き このプレッシャー(感情負荷)が大きな感情的爆発を招いたり、カタルシス的解消に向かわせることはめったになく、逆に。対話に新しい方向をもたらすようなサプライズが起きることが多い、という。これ、向谷地さんたちがよく使う「場の力」が働いているということだと思う。 続く
2016-04-22 07:17:47「オープンダイアローグとは何か」メモ64 ~ 「いまだ語られざること」が話し手と聞き手のあいだの空間に現れるとき、出席者からの応答こそが治癒の経験につながる。… ここで聞き手がすべきことは、よけいな解釈で話の腰を折ったりせずに、相手の話をまるごと受容すること。172p ~ 自戒
2016-04-22 07:31:23「オープンダイアローグとは何か」メモ65 対話のための3つのポイント 1、できるだけ話しやすい雰囲気で、かつ苦悩に直面しつつ語れるように、質問の仕方を工夫する 2、誰の話に対しても、神経を集中しつつ、思いやりを持って耳を傾ける 続く
2016-04-22 07:36:01続き 3、治療チームのリフレクティングを導く。その際、ネットワークメンバーの発言に対してだけでなく、その発言に対する治療チームの発言にもコメントする。 ~ 3がわかりにくいので解説も要約引用。 この循環的プロセスは、治療チームのみならず、 続く
2016-04-22 07:39:57続き ほかのメンバーに対しても、不確実な状況(問題に即時対応できない、すぐに治療の判断ができないなど)に対する耐性をつけてくれる。 と解説に書かれている。なぜ、それが耐性をつけるかといえば、専門家どうしのコメントを聴くなかで、問題の深さの理解につながるからだろうか。
2016-04-22 07:45:46「オープンダイアローグとは何か」メモ66 聴かれれば聴くようになる 「人は、自分の言葉がきちんと聴いてもらえていることがわかれば、自分も他者の経験や意見に耳を傾け、関心を持つようになるものです」 ~~~ ちょっときれいごと過ぎるような気もするけど、こういうことはあるのだろう
2016-04-22 07:51:49「オープンダイアローグとは何か」メモ67 ストーリーが書き換えられるとき 「ネットワークメンバーが一体感を感じるようになるとき、いまだ語られざるものにも〈声〉が与えられるのです」 このあたりが、ODは【科学とは呼べず…哲学や思想とも呼びづらい】からポエティクスだということなのかな
2016-04-22 07:58:54ACTにおけるリカバリー 「とは、たんに治癒や回復を意味するものではない。ある人が二度と精神医学的な障害を経験しなくなるということよりはむしろ、障害を抱えながらも希望や自尊心を持ち、可能な限り自立し意味のある生活を送ること」actips.jp/about-act/c 続く
2016-04-23 07:17:59続き 実はACTって全然知らなくて、数日前読んだ本に出てきて得た知識なので、これがどんな風に誰によって運用されているか知らない。というのを前提に。 美しい主張だが、なんかひっかかるものは残る
2016-04-23 07:20:37「オープンダイアローグとは何か」メモ68 コミュニティの形成へ 「意味と感情とは、人間の基本的価値観の最も深い部分にあいて交差していますが、この基本的価値観こそが、ミーティングの基盤」 これ、わかりにくいと思ったら、斎藤環さんが訳注をつけてた。要約すると、 続く
2016-04-23 21:50:20