「オープンダイアローグとは何か」メモ

「オープンダイアローグとは何か」メモをまとめてみた
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tu-ta @duruta

続き 一般的に推奨されている問いかけは 「なぜこのミーティングを開こうと思ったのですか」 「ミーティングの機会をどのように使いたいですか」 「どんなふうに始めたらいいでしょう」 など。 このように誰でもが答えられる質問で発話の敷居を下げ、対話へと誘導 続く

2016-04-20 04:11:42
tu-ta @duruta

続き 応答についての3通りの方法 「クライアントの言葉を使う」 「感度のいい聞き手となる」 「沈黙を含む非言語的なメッセージに波長を合わせる」 「今この瞬間を…」に関する二つの方法 ・今この場で、クライアントが示した反応に速やかに応じ ・安心して感情を表出できる余裕を確保 続く

2016-04-20 04:18:07
tu-ta @duruta

続き 表出された感情をあわてて解釈すべきではない。 6はポリフォニーの話。外的ポリフォニーと内的ポリフォニー。内的ポリフォニーとは個人の内面におけるポリフォニー。 7「関係性」は簡単に言えば、問題があってもすぐには病理に結びつけず、関係性のなかで考えるということ 続く 、

2016-04-20 06:00:39
tu-ta @duruta

続き 8はクライアントの問題行動を、善悪や病理という視点から考えるのではなく、それにどんな意味があるのか、どういうコンテキストでなら意味を与えられるか、そうした点から考えること 「ラベリング効果」があるのだから、正常より、健康寄りにラベリングすれば治療に寄与する可能性も 続く

2016-04-20 06:07:01
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ39 こうした態度のもとでなされる実践は患者ばかりか専門家にも好ましい変化を生む こうした変化は、介入によってその人を変えていこうとする戦略を意図していないプロセスの中で起こるようだ これこそが、この本で探求したい興味深い出来事のコア 042p

2016-04-20 07:25:06
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ40 少し戻るが、【「ラベリング効果」があるのだから、正常寄り、健康寄りにラベリングすれば治療に寄与する可能性】で、そうかと思い当たることがいくつかあった。ここではラベリング効果の例として、「アスペ」というラベルを貼られた人が(続く

2016-04-20 07:30:55
tu-ta @duruta

続き (それまで以上に)コミュニケーションに支障を来たしたり挙動不審になってしまうことがよくある、と書かれていた。049p

2016-04-20 07:32:02
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ41 精神分析との違い ODもまた、言葉を道具として使うが、方向性が精神分析とは真逆。精神分析は言葉をメスとして用いるというのなら、ODは言葉を包帯として用いる。 052p

2016-04-20 08:18:42
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ42 ダイナミックに自己言及する閉鎖系として ODに重要な視点としてのオートポイエーシス。以前、これに花崎皋平さんも言及しているのをどこかで読んだことがある。よくわかんないので飛ばす。

2016-04-20 08:22:44
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ43 「治癒」はODというシステムの”廃棄物”として生成する。 ODをオートポイエーシスとしてとらえる意味。 「治療」そのものでなく「対話」をつないでいくことが目標である意味がはっきりすること056p

2016-04-20 19:07:53
tu-ta @duruta

オープンダイアローグとは何か」メモ44 ケロプダス病院の実情 『精神看護』2015年3月号の下平美智代さんのレポートが詳しい。 彼女が特にうらやましいと感じたのは「看護師の自立性の高さ」 病院の専門職は医師8、心理士8、看護師68。24時間対応の電話は看護師が担当。 059p

2016-04-20 19:13:50
tu-ta @duruta

オープンダイアローグとは何か」メモ45 ケロプダス病院はスタッフがやめない。 そこには職種の壁も、妙な上下関係もない。 「対話の持つ正常化の力は、職員にも作用しているのかもしれません」 060p

2016-04-20 19:16:42
tu-ta @duruta

オープンダイアローグとは何か」メモ46 「べてるの家」との類似性 三度の飯よりミーティング 「80年代に北の僻地で生まれた治療共同体」 ことあるごとにメンバーで集めりミーティング、つまりダイアローグ と斎藤環さんは書く。

2016-04-20 19:21:01
tu-ta @duruta

オープンダイアローグとは何か」メモ47 ジャズのアドリブ よりよい対話を創造するには、訓練された専門性が必要。ただしそれは、診断と治療の専門家という意味ではない。本当に必要なのは何が本当に開かれた対話であるのかを理解している専門家 うっかりコードにそぐわない音を弾いても問題ない

2016-04-20 20:20:39
tu-ta @duruta

オープンダイアローグとは何か」メモ48 予想される大きな抵抗は精神医学会。 この治療法が統合失調症にお有効だと実証されれば、薬物治療一辺倒だった精神科医は自らの存在理由を見失う。 職場のヒエラルヒーもフラット化。給料が高いと居心地も悪くなる。 そんな治療法、歓迎されない075p

2016-04-20 21:06:03
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ49 不確実性への耐性は、体系的に仮説を立てたり評価判定をしたりというやり方とは正反対の考え方。 (これがODのポエティクスという節に書いてある。このあたりが散文ではなく詩なのかと思う) 「不確実性への耐性」を支える要素は対話の質093p

2016-04-20 21:12:00
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ50 「今すぐ答えを探さないで下さい。あなたはまだそれを自ら生きておいでにならないのだから、・・・。すべてを生きるということこそ、しかし大切なのです。今あなたは問いを生きてください。(リルケ) 095pの訳注から

2016-04-20 22:45:13
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ51 「聴くこと」は「質問すること」より重要。 ミーティングの最初の問いかけはできるだけ開かれた形で。 家族や社会ネットワークのメンバーが、その場で気になったことならどんなことでも話せるように、めいっぱいハードルを下げる。096p

2016-04-20 22:55:26
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ52 意味は応答でつくられる。 そのはじまりから対話を生み出していくために質問者がなすべきことのひとつは、患者であれ誰であれ発言に「応答」すること。 その応答は、患者のそれまでの発言を踏まえた別の質問という形をとるのが普通 096p

2016-04-20 23:00:21
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ53 ポリフォニー システムは見ない、声を聴く。 「治療チームは、家族構造には注目しません!」 「かわりに、対話にかかわるすべての個人に焦点をあてます」 「システムは対話のたびごとに創造されていること。 続く

2016-04-20 23:33:40
tu-ta @duruta

続き 「そのとき、会話は家族のルールや構造ではなく、新たな新たな現実を生み出しているということ」097p しかし、ほんとうに構造を見なくていいのかと疑問。表出された意見はどれだけ真実を反映しているのだろう?

2016-04-20 23:37:36
tu-ta @duruta

@pentaxxx 「オープンダイアローグとは何か」に「システムは見ない、声を聴く。…治療チームは、家族構造には注目しません」(097p)とありました。しかし、ほんとうに構造を見なくていいのかと疑問なのです。構造を見ない表出された意見はどれだけ真実を反映しているのでしょう?

2016-04-20 23:44:01
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ54 「質問者はできるだけ答えやすいように・・・といった形でなされます。  ここで最も大切なことは、質問者が、今まさに苦悩のただ中にある人とのコミュニケーションに細心の注意を払うことです。苦悩の当事者の言葉と意味内容が対話の焦点…098p

2016-04-20 23:51:39
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ55 重要なルールがひとつ。すべての参加者がコメントをする権利を持っているということ 専門家はテーマにそぐわない質問やリフレクティングで、対話を遮るべきではない 専門家がコメントできるのはテーマに即した質問するときとリフレクティングの時98p

2016-04-21 00:18:10
tu-ta @duruta

「オープンダイアローグとは何か」メモ56 結論も合意も目指さない 意見が食い違ったときに大事なことは、正しいか間違いか白黒をはっきりさせることではなく、すべての声が受け入れられ、傾聴とやりとりが促されること。同意しないのも自由。 続く

2016-04-21 00:23:49