道徳/処世術(としての「慎み」)が女の生きにくさを作っていないか

道徳/処世術(としての「慎み」)が女の生きにくさを作っていないか 関連まとめ→ http://togetter.com/li/984291
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ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

現代日本の水子供養(「水子供養の文化と社会」研究会)ne.jp/asahi/time/sam… 処世術としての自重の浸透と水子供養の隆盛の関係という視点が欠落しているような。

2016-06-06 08:13:20
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

「自重せよ」は万国共通の処世術だった。欧米のリブは、その処世術の中に非現実性と女性への抑圧と女性に犠牲を強いる不公正を見いだし、アンチテーゼとしての自己決定を提起した。一方、日本のリブは処世術の掌の上で踊った。

2016-06-06 08:56:50
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

「自重せよ」の処世術が否定されなかった日本のフェミニズムでは、男性も自重すべきだと唱えられた。非現実性をさらに非現実的なものにしようとしたのだ。その影で現実を生きる女性たちが切り捨てられ苦しんできた。

2016-06-06 08:57:20
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

「自重せよ」。この処世術が右派からフェミニストまで広く内面化されているのが日本だ。過去半世紀の間、避妊へのアクセス改善を訴える声が上がらない不思議、「自重しない女」への罵倒が日常化している不思議を説明する鍵だ。

2016-06-06 09:52:03
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

逆に言うと、女が自立なんてしたら男に責任を取らせられなくなってしまう!みたいな処世術運動になってるんだよね、日本のフェミニズム。

2016-06-06 10:07:21
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

日本のリブは、中絶は子殺しである、殺人であるという罪の規定を行った。田中美津は子殺しだとハッキリ言った。中絶は女の殺人であり子殺しであり罪であるならば、女の罪である中絶は救済される必要性はなくなってしまうのである。罪なのだから軽くするなどとんでもない!とね。

2016-06-06 10:44:53
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

殺人だと、子殺しだと自覚して、女たちよ中絶を行おう!そんな言葉が、リブの中でそこかしこと叫ばれ、今も阻止連は子殺しという言葉を何の違和感もなく使っている。この中絶を子殺しとした、日本のリブの罪、それを疑問に思わなかった日本のフェミニズムの罪。この国のフェミニズムは何なのだろうか。

2016-06-06 10:47:16
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

中絶は悪いことじゃない。だってそんなの当たり前じゃない。そんなスタンスでしか、中絶を見られないから、中絶という行為の中の「女たち」の苦悩が見えないのだ。

2016-06-06 10:48:29
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

いい加減、道徳運動というか倫理運動というか男性糾弾運動から離脱しようや。毎年約18万人以上の女性が中絶に泣いてる現実に目を向けてくれよ。男が悪いって叫んでも、苦悶にさらされる女はなくならないよ。道徳運動を続けて毎年18万人ずつの犠牲を出していくのが日本のフェミニズムなのかよ?

2016-06-06 10:51:41
❖くノ一念者❖ジークロスリハビリ中 @saecky3

若い頃、フェミニズム関係の本を読み漁っていて、こういう事書いてあるのを「はぁ?なんでそうなるの」って思った。それ以前は「処女なんて汚らわしいもの、さっさとお捨てなさい」っていう論調だったのに、一体どうなってるの?って。 twitter.com/tamako_han/sta…

2016-06-06 10:53:16
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

男が悪い!って叫んでも、今まさに中絶を受けなければならない女性や、それに傷ついて悲しみを心身に負った女性はいなくならないんだよ。現実を変える運動をしようよ。

2016-06-06 10:53:18
さすが多摩湖♡ナルコレプシー @tamako_han

リブが道徳運動であり、倫理運動であった証拠が、中絶は子殺し発言であり、胎児の権利と産む権利の衝突が云々とか言い出すフェミニズムなのである。そんなものを規定するのは倫理や宗教の仕事だっつーの。避妊の権利、中絶の権利の意味を今一度理解し直してはくれまいか。

2016-06-06 10:56:09
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

リブの時期まで、中絶はふしだら女の所業として罵倒されていた。1971年、ボーヴォワールら343人の女性達は自身の中絶を経験を告白し、「私たちをあばずれ女」と呼ぶがよいと言い放った。同じ頃、日本のリブ主流派の中では中絶は殺人であることを自覚せよと語られた。この違いが歴史を分けた。

2016-06-06 10:28:46
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

欧米リブが共通して求めたのは、中絶の合法化であり避妊の権利だった。それは20世紀初頭に始まる避妊運動の主張でもあった。欧米リブは避妊運動を引き継ぎ発展させたものだった。一方、→

2016-06-06 11:18:39
ピルとのつきあい方(公式) @ruriko_pillton

一方、日本のリブを主導したのは男性不信を動機とするセクトの女性達だった。日本の家族計画連盟はピル認可反対の急先鋒であり、リブとは接点がなかった。日本と欧米のリブは成り立ちが違う。その違いがその後にまで尾を引き、今日に至っているように思える。

2016-06-06 11:21:11
しーたけ(通行人C) @tsuukounin_C

「フェミニスト」≒「男性を徹底的に非難する人達」という印象を長年拭えずにおりましたが、ルリコさんのご説明で、その源が徐々に理解できてきました。 twitter.com/ruriko_pillton…

2016-06-06 11:32:23