くるりとハイレゾとK2HD
- shi_zu_ka_ni
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抽象的でわかりにくいですね……。
VICTOR STUDIO HD-Music.がオープンする時に、ビクターの担当者の方を取材した、藤本健さんの記事にわかりやすい説明がありました。
“みなさん、よく勘違いされているのですが、マスターとして保存してあるのは、あくまでもCDのマスターですから、フォーマットも16bit/44.1kHzで同じものでしかないのです。”
“2012年に登場したのがK2HDプロセッシングです。これはCDのマスターからハイレゾを作ることができる技術です。”
“秋元:K2HDプロセッシングはK2HDの進化版ともいえるもので、CDフォーマットでカットされた20kHz以上の高域情報を最大100kHzまで復元することができます。もちろん、元とまったく同じようになるわけではありませんが、無い音を無理やり足すというのではなく、元の音に非常に近い音に仕立て直しているのです。”
つまり、ここでの説明を要約すれば、
K2HDとは44.1kHz/16bitのフォーマットで残っている“CDマスター”と呼ばれるマスターテープから、補間技術によってハイレゾ相当の解像度を持つ音源を生成出来る技術である
と言うことができるでしょう。
元々音が無い部分に後付けで音を足して音源を生成するので、音質についてはオーディオ・ファンを中心に賛否両論あるようです。また、サンプリング周波数伸長、ビット深度拡張を行うため“ニセレゾ”と呼ばれてしまう事も……。が、ここではひとまずその議論は置いておきます。
と、ここで話は終わりませんでした。この後も話は続きます。
くるりのベース担当、佐藤征史さんの2014年6月5日から、6日にかけてのツイート。
マスタリングした新しいアルバムの音源が届いた。24bit、44.1kHzのwavファイルをハイレゾウォークマンにぶちこんだら臨場感がすごくてフンフンしている。CDは16bitだから24bitでは解像度は違うのだが、それだけ?自分の気持ち?ジョグダイアル以来のSONYの当たりか?
2014-06-05 00:59:00くるりのベースです。NOISE McCARTNEYの代表しつつ、TONE所属です。
こちらのツイートには以下のリプライが返って来ているため、ここに書かれている“新しいアルバム”とは、後の2014年9月17日リリースの11thアルバム『THE PIER』の事を指しているものと考えられます。
@Sato_Qrl 「THE PIER」の先行試聴会、残念ながらハズレでした。。。 発売まで首を長〜くして待つ事にします❗️
2014-08-19 10:08:01なを、余談となりますが『THE PIER』のハイレゾに関するfixerさんと高橋健太郎さんの熱い論戦につきましてはこちらのまとめをご覧ください。
@Sato_Qrl @fixerhpa はじめまして。 fixer さんのRTから来ました。 もしも もしも できましたら、16bit へ変換した音源との聴感の違いを教えていただきたいです。
2014-06-05 20:43:10