つっちー先生のみずほ銀行次期システム遅延報道に関する解説・見解

みんなが待ってた、17歳スレンダー黒髪美少女JK(自称) @tsuchie88 によるみずほシステム更新遅延報道に関する解説・見解。
268
前へ 1 ・・ 3 4
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

片寄せ統合の場合、基本的に差分となるギャップ部分の開発を行って、後は処理能力を上げるだけなので、比較的リスクは低いのだけど、統合と刷新を同時に行おうとすると、要件定義にかなり時間をかけて統合後のシステムが現行システムと同じ動作ができるような確実な保障を行わなければならない

2016-07-09 12:35:44
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

これがうまくできないと、仕様どおりにシステムができたのだけど、既存システム(たとえばAシステムとBシステム)どちらのシステムともギャップができてしまって、使えないシステムになってしまう。だからこそ、要件仕様の段階でもパワーが必要だけど総合テストとユーザーテスト段階でもパワーがいる

2016-07-09 12:39:29
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

また、片寄せ統合の場合、総合テスト段階で問題が発覚しても手戻りは追加で開発したギャップ部分に限定されるので、手戻りは軽度で済む。ところが、統合と刷新を同時に行うと、プロジェクトのかなり初期の段階で入った問題になる可能性があり、手戻りは大きい

2016-07-09 12:44:03
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

プロジェクトが長期化してしまうと、時間軸の問題が出てくる。新システムの開発に大量の資金と人材を投入する一方で、現行のシステムも維持しなければならない。新システム開発中は現行システムへの機能追加や改良は原則的に行わないことが多いが、法令対応など最低限の改良は必要になる

2016-07-09 12:49:25
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

そうすると、現行システムにも新システムにも同じ機能追加を行わなければならないし、必須ではない機能追加は稼動後しばらくしてから追加という形になるので、プロジェクトの遅延は営業上かなりの問題を生じさせる可能性が高い。24時間振込対応の遅れとかが典型的かもしれない

2016-07-09 12:51:41
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

開発がさらに遅延すると、今度は現行システムの維持が困難になる。システムの処理能力が不足することになるし、金さえかければ一般的な保守期間を延長することができたとしても、かなりの費用がかかるようになるし、それにも限界がある(20年前のHWを動かした例はあるけどさすがに無理み)。

2016-07-09 13:05:02
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

さらに遅延が長くなってしまい構築中の新システムが目指していた目標が達成できないことがわかると、プロジェクトはカタルシスに達する。そうすると、完成している一部のシステムを部分的に稼動させ(現行システムと接続するために追加の開発が必要)るなど、完全には無駄にはならんものの大損害になる

2016-07-09 13:10:00
(๑╹◡╹๑) @tsuchie88

デスマーチとは、撤退のふんぎりがつかないままダラダラと開発が長期化することを言うが、課初の序盤から要件定義に問題があって開発期間が延長されるなど、みずほ次期死すはかなり異様な感じでプロジェクトが推移しているように思える。

2016-07-09 13:13:20
ゆ〜げきぶちょーF/S&RWAs @fstora

つっちーさんの話を要約すると、 ・みずほのアレは刷新と統合を同時にやろうとしたのがそもそも難しすぎたという話であって世間の言う旧行派閥はあんま関係ないよ ・大規模システム更新は要件定義がキモであって技術力の問題じゃないよ ・新システム稼働が遅れると二重開発で今後超大変だよ かな。

2016-07-09 13:26:57
あさお @Asa0_41

そんなことよりシステムの完成を願ったらどうなんだ pic.twitter.com/7p5w4nzsg1

2016-07-08 11:17:08
拡大
前へ 1 ・・ 3 4