痴漢冤罪に遭遇した人が語る「女性が咄嗟に警戒することへの理解力」
罪もない人が痴漢行為者として疑いをかけられてしまう痴漢冤罪。その現場に立ち会った人の体験ツイートが拡散されている。
池袋駅で階段を登っていると前を登っていた若い女性の傘で目を突かれそうになったので手で防御して「危ないよっ」と言ったら睨み付けられて「この人、痴漢です!」と叫ばれた。見ていた人が「いやいや、それは無いでしょ」と言ってくれたら女性は足早に去っていった…。こう言う事ってあるんだなぁ…。
— 中野十三 (@nakano_juzo) 2015年6月5日
投稿者が駅の階段で、前にいた女性の傘で目を突かれそうになったため「危ない」と声をかけたところ、「この人痴漢です!」と言われたという。その後、周囲の人のフォローにより、誤解は解け、女性は立ち去ったそうだ。
@nakano_juzo @horirium あります! お喋り夢中の女子二人とすれ違いざま、背の高い方の肱が突然横に出てきて、私の目の下を直撃、猛烈に痛かった。明日腫れるかもしれないので、電話番号教えて下さいと言ったら「訴えるんですか?警察行きましょう」って逆じゃないかなあ…。
— 自分で作る小さな本 (@bijuxbook) 2015年6月6日
このエピソードに対し、同じように理不尽な目に遭った人からのリプライがよせられた。
痴漢冤罪をする女性よりも被害に遭う女性の方が圧倒的に多いように痴漢する男性よりも痴漢しない男性が多い。男女は互いに一部を見て全体を語ることは控えなければならない。しかし犯罪の殆どを男性が犯しているのも事実だから女性が男性を咄嗟に警戒してしまう事に男性側は一定理解を示す必要はある。
— 中野十三 (@nakano_juzo) 2015年6月7日
痴漢冤罪未遂について私に「もう少しで人生を無茶苦茶にされていましたよ」と忠告してくれる男性が善意で言ってくれているのは解るが、彼らには、もう一歩踏み込んで、その想像力を痴漢に遭う女性にも向けて欲しい。痴漢に遭って「人生を無茶苦茶にされる女性も居る」と言う事も想像してみて欲しい。
— 中野十三 (@nakano_juzo) 2015年6月5日
痴漢冤罪は極めて例外的で稀な事態です。私が被害者から見聞した事例では、乗客の少ない車内で被害者が痴漢被害を訴えた時に、痴漢が冤罪だと開き直り、周囲に被害者こそが恐喝屋だと訴える事は本当に良くあります。
— 中野十三 (@nakano_juzo) 2015年6月5日
ただし投稿者は、冤罪が一概に悪と決めつけることはせず、そのように過度に自衛せざるをえない女性の立場についても追記している。
「普通の男(俺)は痴漢なんかしないのに警戒されるのは不愉快だ」と仰る方も散見しますが、同様に「普通の女性は痴漢冤罪など被せない」という事も想像してくださると良いなぁと思います。そしてその女性の多数が実際に性犯罪被害にあっている事にも。
— 遠藤海成 (@minakichijapon) 2015年6月7日
警視庁の統計によると、平成26年度の強制わいせつは約1,000件、痴漢(迷惑防止条例違反)は約2,000件と非常に多い発生件数になっている。
あなたはこの投稿者の意見についてどう思っただろうか?