覚えたのに識別がムズい…!バードウォッチング「あるある」を描いた漫画が奥深くも面白い

厳しく険しいバードウォッチング道…!
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バードウォッチングの「理想と現実」を面白く描いた2コマ漫画がX(Twitter)で話題になっている。

知識を詰め込んでも、実際に鳥を目にすると…

投稿したのはNPO法人でコアジサシの保護活動などにも取り組んでいる、鳥好きの高校生ゴイサギ(@goi_can_fly)さん。

漫画の1コマ目では、図鑑やスマートフォンを使って鳥の識別方法を確認するゴイサキさんの姿が描かれており「これで次にフィールド行った時も怖くないぞ!」と万全の準備をしている様子が伺える。

しかし、2コマ目ではフィールドワークに臨んだものの「識別ムズい鳥」に出会い「?」状態で玉砕しているゴイサギさんの姿が描かれていた。

「いつもこうなる」というポスト本文を鑑みるに、識別に苦労することはバードウォッチングあるあるの1つなのだろう。たしかに、鳥はちょこちょこと動いたり飛び回ったりするので、しっかりと目で追いながら種類を見極めるのはかなり大変そうだ。

Xユーザーからは「ご安心下さい。誰しもみんなそうなのでした」「共感しかない。ヒタキとかカモとか…」「最終的に“もうイソシギで良いや”ってなる」など、共感のコメントが寄せられている。

判別が難しい鳥に遭遇した時の対応や過去に見つけた識別困難な鳥について、ゴイサギさんにお話を伺った。

カモメは特に識別が難しい

識別が難しい鳥に遭遇したら、どう対応していますか?

私の場合、双眼鏡で観察しつつ望遠カメラでとりあえず撮影し、自宅で図鑑と見比べながら識別しています。

写真を再確認すると、撮影時に気付かなかった鳥を発見することもあるので本当に面白いです。私はこれを「第二の鳥見」と呼んでます(笑)。

これまで識別が難しかった鳥はいますか?

識別が困難な鳥はたくさんいますが、特にカモメ類が大変と感じています。

たとえば「セグロカモメ」という鳥類はクチバシの微妙な長さなど細かな違いで種類が変わりますし、同じ種類でも個体差があります。群れに幼鳥が混じっていると、さらに識別が難しい場合もあります。

カモメの識別は本当に難しいです。皆さんが見た時はカモメだと思ってる鳥も、よく確認するとウミネコだったりするんですよ!

鳥好きでも肉眼では難しいという、鳥の識別。見るだけでなく種類まで把握するのは、相当にレベルの高いことなのだろう。今、近くを飛んでいる鳥も、もしかしたら知ってるあの鳥とは違うかもしれない。

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