「とにかくまずい」の声が多い「フリスクドリンク」、実際どうなの?飲んでみた

賛否がはっきり分かれているが、百聞は一見に如かず
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ダイドードリンコが「FRISK(以下、フリスク)」とコラボした炭酸飲料「フリスク スパークリング」を発売した。5月27日の販売開始からX(Twitter)では飲んでみた人の感想が良く流れてくるようになった。

拡散されている反応を見ると、どうも「とにかくまずい」という声が目立つ。「ここ数年で一番まずい」という声まである。あまりに「お口に合わない」という方向のレビューを目にして逆に気になってきたので、実際に飲んできた。

 

そもそもエンカウント率が低い

「フリスクスパークリング」はダイドードリンコの自販機もしくは、一部コンビニなどで取り扱っているらしい。筆者の生活圏内ではダイドードリンコの自販機自体がけっこうレアなので、本当に見つけられるかやや不安である。

ダイドードリンコが提供している「SmileSTAND」というアプリを使うと、ダイドー自販機がある場所をマップで確認できることを知った。助かる。

アプリを使って近所のダイドー自販機をめぐりつつ、コンビニも見つけ次第入って探すことにする。

ところが…

ない。

ない。

 

ない。

ない~。

5台連続で見つからない。道中コンビニも4件くらい入ったがない。フリスクスパークリング、ひょっとしてそもそもレアな商品なのでは…?

長期戦を覚悟した矢先、6台目の自販機で見つけた。あった!!!良かった!!!!

250ml入りでお値段1本200円と、エナドリと同じちょっとお高めの値段設定。

200円…ゴクリ…

「食道の形が分かる」ほど清涼感に全振り

いざ(ドキドキ)

さっそく買って、その場で飲む。

グビッ

う~ん、なるほどなるほどなるほど。

胃に流れ込むフリスク

うん、確かにこれはちょっとキツいな。

胃が、胃がすごいんだ

ラムネのような味わいをほのかに感じるのだが、シュガーレスなので基本的に味はそこまで強くない。それよりも、(噂通り)「フリスクの清涼感の再現」にステータスを全振りした形で、喉から胃にかけて強烈なメントールが一気になだれ込む。

「炭酸飲料を飲んだ」というよりは「とにかくスース―する液体が体内に入った」という表現が近い感じで、飲んでから10分間くらいはずっと喉と胃のスース―感が残る。Xの感想の中に「飲んだら食道の形が分かる」と評したコメントがあったが、うん、まさにそんな感じ。

これまでメントール系の食品を食べてきた中で、ここまで長く強烈にスース―感が残り続けた体験はない。まさにフリスクスパークリングならではの体験と言えよう。

パッケージも「続く冷涼感」を推してる

炭酸飲料としての味はお世辞にもグッドとは言えなかったが、単純に「胃に爽快感をもたらしたいときに飲む飲料」という視点で見ると、その評価は変わってきそうだ。

とにかく食道から胃にかけての清涼感の持続っぷりには目を見張るものがあるので、例えば食べ過ぎた後に胃にスッキリ感が欲しい時や、暑い日のスポーツ前なんかに飲むと、ひんやりスース―した味わいがいい感じに働いてくれるのではなかろうか。実際、Xでの反応の中でも「まずいって見かけたけど、個人的には全然あり」といった好意的な意見もたくさんある。

ちなみに今回、缶をあけてから飲みながら帰ったのだが、開封から10分も経たずに気温と手の熱で暖まり、炭酸も抜けて弱まってしまった。皆さんが飲むときは、空けてから短時間でググっと飲むことをおススメする。

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書いた人
ふ凡社

Togetterオリジナル記事編集部員。平凡から非凡へ向かう道を探す男。

Twitter:@Hubonsya