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Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。
そうめんでおなじみの「揖保乃糸」。揖保乃糸ブランドにはそうめんだけでなくパスタもある、という話がX(Twitter)で話題になっていた。
気になったのでさっそく買って食べてみたら、いろんな意味で面白い麺だったのでご紹介しよう。
見事にそうめんとパスタの中間
商品名は「揖保乃糸 龍の夢PASTA(パスタ)」。龍の夢、なんかカッコイイ名である。Amazonだと1袋240g入り、3袋セットで1100円くらいだった。
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特筆すべきはその茹で時間で、なんと2~2分30秒となっている。市販の細めのパスタでも4分くらいかかるので、パスタにしては相当短い時間で茹で上がるようだ。
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写真だとちょっとわかりにくいかもしれないが、麺もかなり細い。
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茹でたものがこちら。
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よく見ると、麺の太さが均一でなく、細いもの・太いものが混ざっていたりして微妙なばらつきがある。この点に『隠しきれないそうめん感』が滲んでいて、ちょっと面白い。
まずは何もつけずにそのまま食べてみる。
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「すごい、ちょうどそうめんとパスタの中間くらいの味だ!」
口当たりにはそうめん特有のツルツルした感じがありつつも、味は確かにパスタ。しかし、麺全体にほんのりついた塩気はそうめんを思わせる。脳がバグる。
ただ、全体の印象としては「パスタと言うよりは、やや太めのそうめん寄りでは?」という感じ。
続いてパスタとして調理するフェーズに進みたいところだが、その前に。
やるっしょ、めんつゆ!!!!
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味の差分を知るためには、そうめんと同じ食べ方をしてみるしかない。めんつゆにさっとくぐらせせ食べると、またまた面白いことがおきた。
「うまい!!!でもそうめんではない!!!」
麺のほどけ方、喉越しは引き続きそうめんのそれなのだが、めんつゆと合わせると「これはそうめんではなくパスタである」と脳がエラーを出してくる。じゃあやっぱり、揖保乃糸パスタはそうめんではなくパスタなのだ。
さっきからそうめんだ、いやパスタだと何をわけのわからないことを言ってるんだと思われるかもしれないが、この不思議な感覚は言葉で伝えがたいのだ。
続いて、いよいよパスタとしての調理に入る。作ったのは、シンプルなペペロンチーノだ。美味しいペペロンチーノの作り方は、過去の記事を参考にされたし。
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食べてみると、麺がモチモチしていて美味しい。パスタの歯ごたえを想像して食べると、そのギャップにちょっと驚くレベルだ。麺の香りも味もパスタなのだが、食感とのどごしはやはりそうめんに近い感じがする。
それ以外の特徴で言うと、食べ始めて割とすぐ麺同士がくっつき始める。麺の水分量がパスタに比べて少ない感じがする。この点もややそうめんっぽい。先ほど麺つゆに浸したときは麺が滑らかにほぐれたので、スープパスタなど水分が多めレシピだとより相性がいいかもしれない。
揖保乃糸パスタ、まさしく「揖保乃糸が作ったパスタ」としか言いようのない味わいだったので、気になった人は試してみてほしい。