星物語【横山先輩×みなみちゃん】

白色 @whiteeighter

1 横山先輩が卒業してから 春休みは引越しや入学準備で忙しくてあんまり会えなくて ＧＷには帰るって言ってたのに結局会えなくて 私のLINE攻撃にも反応が無くなって ＿_部活帰り、えみと村上先輩に相談 え〈LINE攻撃ってどんなの？寂しいよーとか？〉 #星物語

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2 「…これ。見る？」 LINEの画面を二人に見せる LINE 「おはようございます(≧▽≦)」 「今からお昼ごはんでーす！先輩はもう食べたかな？(๑`･ᴗ･´๑)」 「部活しゅーりょー！お腹すいた(´･ω･`)」 「お疲れ様です☆」 「先輩おやすみなさーい♡」 #星物語

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3 村《これいっちゃんあかんやつやろ！》 「ほぇ？」 村《こんな一日中どーでもええ内容のLINE来たら見るだけで疲れるわ！》 「ええっ？！続きまだありますけど」 LINE続き 「せんぱーい？」 「忙しいですか？しゅん。。」 「先輩すき」 「会いたいよ〜」 #星物語

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4 え〈こ、これはちょっといくらなんでも…〉 村《あいつようこんな面倒臭いやつと付き合うてんな》 があああああん え〈あ、でも返事は？横山先輩からの〉 「んーとね、おやすみ。って来てた」 え〈それだけ…？〉 「うん、私が寝た後に来てたんだよねー」 #星物語

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5 「村上先輩は？横山先輩と連絡とってます？！」 村《俺らは元々そんなマメに連絡せえへんしなー》 「てゆーかなんで同じ大学生の村上先輩はえみとこうやって会えてて、私は横山先輩に会えないの？！」 村《あいつはほらバスケの推薦で大学入っとるやろ？》 #星物語

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6 村《今も大会前で忙しいんちゃうんか？》 「そーいえば、１年だけど異例でベンチ入りしたって。。」 え〈みなみも寂しいだろうけど、新生活が落ち着くまでもーちょっと我慢しよ？ね？〉 そっか、やっぱ忙しいんだ… でも落ち着くっていつ？ 夏休みまで会えないとか？！ #星物語

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7 二人のデートの邪魔をしないように (既に邪魔してる) 1人でおうちに帰った 「ただいまー」 なんか2階がうるさいな… 亮《あ、ねーちゃん漫画かしてー》 「えー？キレイに読んでよ？！」 章《みなみちゃんオレも読んでええー？》 「章ちゃん久しぶり♪」 #星物語

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8 なぜか私の部屋で二人とも居座り漫画を読み出す 章《そーいやさ、ゲームめっちゃ弱い彼氏は〜？》 「横山先輩？卒業して東京の大学で一人暮らしだよ」 亮《引越しの日姉ちゃんめっちゃ泣いとった笑》 章《大学生ってええよなー！コンパとかしてすぐ彼女できんねやろ？》 #星物語

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9 な…なんですと？！ 亮《ふーん？そーなんやあ》 亮は興味無さそうに漫画を読みつつ生返事 章《姉ちゃんの彼氏も大学生やねんけど、サークルで飲み会めっちゃあってな、浮気すっごいしててんて！ケンカしてた！》 な、な、な…(絶句) 亮《章ちゃんオトナやなっ！》 #星物語

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10 ガサゴソッ 亮《？姉ちゃん何してるん？》 「荷造り。」 大きめの鞄に着替えを詰め込む 亮《へ？旅行いくん？》 章《わかったー！彼氏のとこいくんや♪》 よし。 お年玉も持ったしこれで大丈夫。 「亮、えみんちに泊まるってお母さんに言っといて！」 #星物語

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11 亮《はあ？！自分で言ってや！俺怒られるやん！》 お母さんとお父さんがリビングでイチャイチャしてる合間に こっそりと階段を降りて靴を履く 駅について東京までの切符を買う (…指定席って何？) 座席についてドキドキしながら えみにLINEをいれた #星物語

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12 LINE 「ってことでアリバイよろしくです！」 〈ええ？！今から東京行くの？！〉 〈大丈夫なの？！〉 〈絶対おばさんにバレると思うけど〉 「えみ。」 「諦めたらそこで試合終了なんだよ？」 〈いやいやあのね？〉 「充電やばいからまた着いたら連絡するね！」 #星物語

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13 家出してるみたいでなんだかドキドキする 横山先輩待っててね すぐ行くから…！ (勝手に押しかけてる) 神様。先輩が浮気しないように見張ってて。 お守りに持ってきた お揃いのリストバンドをギュッて握りしめた #星物語 pic.twitter.com/fXOMLNMuyY

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14 あっという間に東京駅について (要は爆睡) 田舎者の私は乗り換えがわかんない 住所と最寄り駅は教えてもらったけど… あ、アパートは大学のすぐそばって言ってたから 大学まで行っちゃおう 有名な大学だからか 駅員さんも東京の人も親切に教えてくれた #星物語

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15 やっと大学についた頃にはもう真夜中 横山先輩もうおうち帰ってるかなぁ… LINEで 「いま△△大学の西門です」 「ここからどうやっていけばいいですか？」 って打った途端！ まさかの！ 電池切れーーー！！ ど、どーしよ なんか五月なのに肌寒いし #星物語

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16 とっくに誰もいなくなった大学の門の下に座り込む 「お腹すいたしコンビニいこ…」 真夜中に 知らない土地で1人きり 怖くなってきたよう コンビニの明かりにほっとして とりあえず中に入る 肉まん… おにぎり… サンドイッチ… コロッケ… …全部ほしい #星物語

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17 女子大生っぽい綺麗なおねーさんがお酒を選んでる 〈ねぇあんた横山くんとどーなの？〉 よ、よこやま？！ 〈あーまだ落としてはないけど時間の問題だよ〉 まあ珍しい苗字じゃないか 〈へー？あの人モテるでしょ、見た目があれだしバスケ部期待の新人〉 ばすけぶ… #星物語

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18 〈まああーゆうタイプは傍にいれば心開いてくれるよ。何の為に私が面倒臭いマネージャーなんかやってると思ってんの？笑〉 〈そこまでイイ男？〉 〈それはヤッてみないと分かんないけどね？〉 〈あんたらしい笑〉 「っあの！！」 〈…はい？〉 話しかけてしまった #星物語

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19 「それって、横山先輩…横山裕さんのことですか？！」 〈は？何この子…〉 「バスケ部の推薦の…」 〈そうだけど。それがなんなの？〉 「好き、なんですか？」 〈あんたに関係ないでしょ？！〉 「あります！私、彼女ですからっ！」 〈…ぷ、何言ってんの笑〉 #星物語

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20 ほんとだもん… 〈横山くんがあんたみたいなブス相手にする訳ないでしょ笑〉 でも…先輩は私を… 〈もう放っとこうよ、高校生のファンか何かでしょ〉 やな感じの二人組のおねーさん達はコンビニから出ていった ホット緑茶と肉まんを買って泊まるとこ探そ… #星物語

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21 「…あ、チョコまんも下さい。」 モグモグ 食べながら夜道を歩く モグモグ なんかミジメ… ん？何か後ろの方からハァハァ聞こえる…？ へ、変質者？！？ 逃げなきゃっ！！ バスケ部で鍛えた脚力っ！！！ …だめだー！肉まんチョコまんが響くー！！ #星物語

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22 ハァハァと明らかに男の人の荒い息 追いかけてくる足音 ガシッ！！ 腕掴まれた！？！？ 「ぎゃーーーーーーー！ た、たすけて！！ 私あのあの処女じゃないんですごめんなさい！！！ 美味しくないですーーーー！！！！」 『おいっ……アホ！はぁ…っ』 #星物語

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23 ………！！！ 「わぁぁあん！横山せんぱああああい！！！」 『逃げ足速いんやからもー……はぁ』 ぎゅっ 横山先輩の胸の中 抱きしめてくれた やっと会えた… 「うぅ…変質者だと……グスッ…」 『両手に肉まん持ってるヤツ襲うオッサンおらんわ笑』 #星物語

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24 「違うもん…1個はチョコまん！」 『どっちでも一緒じゃ！ほんまアホ…』 何度も頭を小突かれて ため息をつく先輩 『とにかく帰ろ』 「あ…私ホテルまだ探してなくて」 『俺んとこでええやろ』 「いいんですか？」 『こんなアホその辺に野放しに出来んわ』 #星物語

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25 「うぇぇぇん…先輩…すきー…」 『俺の服に鼻水つけんといて笑』 笑いながら剥がされる 『ん。』 さっと私の鞄を持ってくれる 「あ…ありがとうございます…//」 (これで一体何人の女の人を落してきたんだろう) 『ほら…いくで』 私の方を振り向いて #星物語