ワールドトリガーに関する一考察 雑記2

まとめる文が少しできたので載せておきます。 一部転載を避けるため削除いたしました。ご了承下さい。
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ひとつめ。華と葉子の過去回を読んで。

ひろきあいた @shiorichannnnnn

いま144話読み返してたんですが、昼と同じところで胸がつかえます。 「……うちの屋根より 葉子の家の屋根のほうが軽そうに見えたから……」 ぎりぎりのところで助かるか助からないかって、そういうささいな違いでしかないんだと思います。本当に、ふとした瞬間が運命を分けてしまうことがある。

2016-05-23 23:44:54
ひろきあいた @shiorichannnnnn

「大丈夫」「大丈夫だから」葉子の問いかけに、彼女が自分へ言い聞かせるように答え、回した腕を強く掴む姿が、本当に「備えて」きた強い子なんだな、って感じました。 華は確かにあまり年相応の会話はしていないけれど、でも、しっかりと呼吸をして、12歳がそこに生きていることを僕は感じます。

2016-05-24 00:30:42
ひろきあいた @shiorichannnnnn

葉子にゲームのアドバイスをしているところとか、父と娘のやりとりを客観的に、でも面白そうに見ているところとか、父親の後ろで俯きがちに立っているところとか、「気にすることじゃない」と言いながら悲しんでいるところとか……。 最後のページでは笑ってもいます。表情は少ないけれど魅力的な子。

2016-05-24 00:39:14
ひろきあいた @shiorichannnnnn

なんでこの子に目がいかなかったのかなと本誌の切り抜きを読み返していたら、合点がいきました。華、中学に入る前よりも髪を短くしてるんです。ボブのようなカットだったのが、今はもう刈り上げている。 少しでも「自分の勉強」の時間を取るためなのか、或いは髪を洗うのが大変なのか…。モテない、の

2016-05-24 01:07:26
ひろきあいた @shiorichannnnnn

理由は本当に「モテなくていい」と割りきっているってことなんだと思います。 1番を目指して、彼女は全てをつぎ込んでいる。 でも、葉子に対して「頑張ってよ」とはおそらく思っていない。1番を目指してはいるけれど、それはあくまで試験での話で、それは「親に言われてする勉強」と同じだから。

2016-05-24 01:20:25
ひろきあいた @shiorichannnnnn

1番になることは目標だけれど、目的はそれじゃない。1番を目指すことですることになる「自分の勉強」が大事なんです。将来支えがなくなっても、誰のせいにもせず、自分で生きていけるように。そうやって、彼女は生きてきたんだと思います。 …華は、葦原先生の一番伝えたい(であろう)メッセージを

2016-05-24 01:26:07
ひろきあいた @shiorichannnnnn

体現するキャラクターなのだと思います。あの本部基地入口前での攻防で、三輪が修を蹴り飛ばして「他人に縋るな」と言ったように。 僕達は何者かに傷つけられ、ひざまずいてしまったとき、再び足を前に踏み出すには、自分の力で立ち上がるしかないんです。それは何者も手伝うことはできないし、逆に

2016-05-24 01:34:11
ひろきあいた @shiorichannnnnn

何者も邪魔をすることはできないんです。 華はずっと前から、そのことを知っていたんだと思います。それを身に深く刻んでいたからこそ、再び立ち上がれるように備えることができ、動くことができた。そのスタンスは今も変わらないんだろうと思います。 僕達は時に何の理由もなく、冗談の様な形で

2016-05-24 01:51:50
ひろきあいた @shiorichannnnnn

傷つけられ、ひざまずき、倒れ、場合によっては死んでしまったりします。曲がり角の先に、何が待ち構えているかはわからない。 それは華にとっては四年前のあの日だったし、遊真にとっては一度死んだときだったし、修と千佳にとっては5月2日だった。 葉子にとってのそれは、勝ち上がれない"今"

2016-05-24 02:04:11
ひろきあいた @shiorichannnnnn

なんじゃないかと思うのです。だから、「イライラする」のは、立ち上がろうとしない自分に対してなんです、たぶん。 でもそれは、自分で気付くしかないんです。気付くことができれば、立ち上がるにはどうするかを考えられるようになる。 「厳しめの世界」だと思います。でも、「絶対に」立ち上がれ

2016-05-24 02:09:38
ひろきあいた @shiorichannnnnn

ないわけじゃない。僕達は道を閉ざされたわけじゃないんです。ただ道はそこにあるだけ。足を踏み出すかどうか、「"それを決めるのはユーマ自身"」なんです。 それが多分、生きている者達に残された最良のものなのだろうと思います。死者は選ぶことができませんから。 葉子も踏み出せるといいな

2016-05-24 02:16:53
ひろきあいた @shiorichannnnnn

と僕は思います。そうなったときに、二人は並んで歩けるんじゃないかな、と思うのです。

2016-05-24 02:20:39

ふたつめ。門の向こう側に消えた者と、人のかたちを与えられた者について。

ひろきあいた @shiorichannnnnn

麟児さんが近界民…? 雨取家の両親が出てきていないのは特徴がばれるから…? いずれにしても千佳と似てはいないよな、麟児さんて何者だ…? と考えていたのですが、葦原先生のデビュー作、「room303」に麟児さんに似ているキャラが登場していたことを思い出しまして。

2016-07-08 23:35:22
ひろきあいた @shiorichannnnnn

名前が思い出せないんですけど、確か白屋敷の303号室の持ち主で、主人公(一条雪丸)たちのクラスメイトだったんですよね。 (もうジャンプ+にも載っていないので手元にデータがないのです。画像検索かけるしかない) 覚えてる限りだと、そいつ303号室の仕掛けを悪用して、クラスメイトの

2016-07-08 23:41:46
ひろきあいた @shiorichannnnnn

片桐、桃園、結束に撲殺されちゃうんです。でも、一緒に白屋敷に行っていた尼倉は「こんなのダメだ」って言って、部屋の仕掛けを使って彼を生き返らせようとする。でも尼倉も殺されてしまって、次の日雪丸がやってくる…っていう設定なんですけど、 この麟児さんに似たキャラって、白屋敷の管理人の

2016-07-08 23:47:28
ひろきあいた @shiorichannnnnn

言う場面がこのページの前にありまして)。 これもっと色々調べたいんですけど、BBFの発売と同時にジャンプ+での掲載が終了してしまったんです。BBFの最後にエリ迅とそのインタビューがジャンプ+から再録されていますけど、これ掲載時はroom303とセットだったんです。

2016-07-09 00:25:11
ひろきあいた @shiorichannnnnn

room303とそのインタビューだけが、BBF発売と同時に見れなくなってしまった。「片桐隊としてroom303キャラが公式登場すると同時に」です。 …狙ってやっているとしか思えないんですよね。今年の3月の時点で、A級部隊で名前付きでキャラが一人も登場していないのは片桐隊だけです

2016-07-09 00:37:49
ひろきあいた @shiorichannnnnn

し。このつながりから目を逸らすためなのか、はたまたここまで見越した上でこういう措置を取ったのか。 どちらにせよしてやられたな、って感じがします。room303はもう見られない(少なくともワールドトリガーが完結するまでは)。 千佳の尋常じゃないトリオン量も含めて、雨取家の謎が1つ

2016-07-09 00:45:07
ひろきあいた @shiorichannnnnn

増えました。アフトクラトルの遠征が楽しみです……。

2016-07-09 00:49:35

みっつめ。葦原大介作品と「ワールドトリガー」に関する一考察(推測)。

ひろきあいた @shiorichannnnnn

これは私見ですが、ワールドトリガーは「葦原大介三部作」の"第二部"ではないかと考えています(ROOM303が"序章"、賢い犬リリエンタールが"第一部"です)。 詳しくは書けるときに書きたいと思いますが、葦原先生はご自身の著作を映画「MATRIX」になぞらえておられるみたいです。

2016-06-22 11:10:35
ひろきあいた @shiorichannnnnn

堀越耕平先生の「僕のヒーローアカデミア」が映画界の金字塔「スターウォーズ」シリーズになぞらえられているように、葦原先生もまた超大作であるMATRIXをベースにご自身の著作を設計されているのでは、と僕は考えています。 MATRIXは第一部の「弾避け」シーンが有名ですが、

2016-06-22 11:17:35
ひろきあいた @shiorichannnnnn

実は三部作構成なんです(「MATRIX」「MATRIX RELOADED」 「MATRIX REVOLUTIONS」)。それも、人気があるから三部まで続いたというのではなく、明らかに最初から三部作できっちり終わらせる、という手法をとっていることがわかります(一部、二部は"続き"が

2016-06-22 11:25:02