気に入ってる一文解説

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イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

『愛するブラザーのために死ぬ』。なんてまあ、美しい死に方だろう。 byカラ松のライン1 そんなウツクシイことされても嬉しかないのに、ほんとおまえって奴は、という悲しくて却って皮肉ってしまう感情、がよく出てるのではないかなと。道化があれこれしているのを舞台の下から見てるようでも。

2016-07-27 21:16:58
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

いつもありがと、母さん、とぱっちんとウィンクをする。 by6つ子の髪事情 トッティのあざとかわいさが良く出たのではないかなーと。普通にありがと、だけじゃなくてもうプラスアルファで使いこなしが難しいウィンクを自然にキメてる訳です。確か人心掌握術の達人というコメントがあったので。

2016-07-27 21:22:42
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

ま、テキトーでいいのよテキトーで。で、めんつゆ。これは味見をしながら。ちなみに俺はちょっと濃いめが好きだねえ。 by月曜日の昼ご飯 別に水曜日のチョロ松編を投稿しているけど、そちらとは対照的に遅松兄さんは一切分量を量らない。それでもまあまあ的確に仕上げてく人物像が出たかなと。

2016-07-27 21:32:10
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

――その途端、しびれるような幸福感が体中を駆け巡り、それはひとつぶの滴となって一松の頬を伝った。 by言葉は遠く、満たされて13 幸福とか恋慕の自覚の仕方にも色々あるけど、この班マフィの場合は少しずつ積み上げてあふれて想いを自覚した訳ですね。一滴ずつコップに溜まるみたいな。

2016-07-28 00:30:01
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

気がつけば、ほろほろと涙がこぼれていた。そうしながら、薔薇の花に唇を寄せる。数度、ついばむように花弁に唇をなぞらせ――一松は、それを口に含んだ。 by夜更けに薔薇を食む 想い焦がれている相手の吐いた花を受け取るのではなく食べる、という行為は原始的な衝動そのものに近いという表現。

2016-07-28 00:38:57
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

この兄は馬鹿で鈍くてクズなくせに、なんだかこういうところでは不思議なくらい外さない奴で、一松はそういう全部がひっくるめてどうしようもなく好きなのだ。昔のように激しい想いではなくて、角が取れてだいぶ丸くなった今のそれは、ひどく温かだ。 byノンケの社畜とゲイの店員のさよならの話

2016-07-28 00:46:24
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

恋から家族愛への変遷を書いた文。 奪いたい、全部欲しい、見て欲しい、じゃなくなってそのままの唐松が好きでただ寄り添っているだけで満たされるし、少しばかり客観的な視点もついてきてる。 恋とどう違うんだって話だけどこの時点ではまだ区切りもつけてないので恋の成分もかなりある。

2016-07-28 00:51:44
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

つい逃げを打った。いつものように愛してるぜなんてとても口にできない。いや違う。あんなのとは根本的に違うのだ。今までたくさん口にしてきたイカした言葉がどうしても出てこない。どうした松野家次男松野カラ松。こんなのカッコ悪いだろ。 byやさしいその手をあいしている

2016-07-28 00:57:20
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

愛してるぜ、とは言っていても、恋愛感情としての愛をよく理解していなかった系次男だったけれど、市松にほだされて想いが芽生えちゃって、告白されて嬉しいけどなんかもう愛してるなんて言葉じゃ言い表せそうにないし、口に出すのがこんなに気恥ずかしい言葉だったなんて、わーわー! とそんな感じ。

2016-07-28 01:04:00
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

――急に海、見たくなったから来てみた。 底籠るような、未だかつて聞いたことのない、熱を帯びた声だった。 by落とした卵はかえらない なにかを自分の手で壊すときってどこかしら興奮するものがあって、このときの市松はまさにそれ。欲しいものが手に入ったのもあるし、明るい感情ではなし。

2016-07-28 20:28:32
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

プロポーズされてんじゃねーか!!!!! しかもものすごく健気に!!!!! byマフィアさんと班長さんのほのぼのキャラ弁日記 トッティ渾身のつっこみ。知らぬは本人ばかりなり、を地でいってる部分なので個人的に気に入ってる一文です。

2016-07-28 20:36:05
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

そうしていちまつは、満ち足りた気持ちと少しの痛みを胸に、静かに主人の帰りを待った。 byきみは、砂糖菓子のあじがした ここまで市松は唐松のことを内心でさえ『主人』とは呼びたくなかったけれど、身に余るものを与えてもらって満ち足りたこれからは本当にただの『従者』となるつもりだった→

2016-07-28 20:46:09
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

→という気持ちの整理をつけた部分。それまでは本当に、身分差を意識させられるので絶対呼びたくなかった訳です。 以降結ばれたあとはどう呼ぼうが唐松は唐松、自分は自分と吹っ切れたので『ご主人様』呼びには抵抗なくなっております。呼び方にこだわる必要もなく、ちゃんと寄り添えているので。

2016-07-28 20:49:40
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

ちなみに自分を救うために恋人が打ったにゃんにゃん演技であるが。しばらくの間、一松ランキングで堂々一位に光り輝き続ける、素晴らしいおかずになったことは、まったくの余談である。 byつまり、おそ松さんという物語について こんな状況でさえおかずゲットという大変なダメっぷりを表す部分。

2016-07-28 20:53:03
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

一年目は、その感情がなんなのか理解できなかった。 二年目は、自分に少年愛の趣味があるのではと恐れた。 三年目は、これは愛というものではないかと思った。 by拝啓、三夏の君に 市松は、この気持ちは失われてしまうものではないのだろうかと、本当に恐る恐る自分の内面と向き合ってました。

2016-07-28 20:59:41
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

「……一年越しに返事くれるなんて、相変わらずクソ松過ぎるねおまえ」 でもそんなおまえだから、好きなんだよ。 カラ松の身体を抱き寄せて耳元でそうささやいてやると、一松は馬鹿だなあ、と泣き笑いの声が言った。 by松ログ1:炭酸の賞味期限 一年も返事を律儀に待っててくれた愛しさ。

2016-07-30 20:34:51
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

「……ねえ。あんたが良ければなんだけど。また泣きたくなったらさ。こうやって一緒になんか食って、頭撫でて慰めてやるくらいはしてやりたいとか思うんだけど、迷惑かな」 by松ログ1:桜の樹の下には、満月がある 俺が全部守ってやる、じゃなくて泣きたくなったらおいでという包容力を表す文。

2016-07-30 20:45:41
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

それでも精いっぱい自分の好きな演出をしてくれようとしたことが嬉しくて――そして養うなんてことしてくれなくたって、そばにいたいと。 by松ログ2:居酒屋からのステップアップ 基本恰好つけの唐松がなんにも恰好つけてくれなくたっていいんだというと愛しさあふれてるのを表現したかった。

2016-07-30 20:50:05
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

正直、「先生と離れたくなんかない」という言葉にぐらつかなくもなかったけれど。それでもあのきらきらと眩い可能性の塊が、自分のせいで羽ばたけないなんてことは我慢がならなかった。 by松ログ2:ふたりを繋ぐもの 物理的にそばにいてやるんじゃなくて、外の世界に行かせてやりたいという愛情

2016-07-30 20:54:35
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

――俺、次はいちまつと同じ時間を生きるいきものになりたい。行くのが遅くなるけど、天国で待っててくれるか by松ログ3:虎と猫は同じ時間を生きたい 六つ子で生まれる来世の布石。寿命差と種族の違いで今生は恋人として沿うことは難しかったけれど、唐松も自覚はしてなかったけど好きだった。

2016-07-30 20:59:26
イチ@ぐうたら類(原稿中) @ichi_p01

好きにすればと言ってくれたので、あれから随分長く経った今も、カラ松は一松の部屋で雨宿りをしている。 by松ログ3:雨乞いする猫 作中市松の声を雨にたとえてる繋がりで、ぽつぽつ会話しながらそれなりにやってるふたり。 好きにすればと言いつつ本気で嫌なら家に入れないしそういうことです

2016-07-30 21:05:22