【備忘録】相模原障害者大量殺害事件:日本での初報・反応・海外の2つの視点からの反応の超訳・総括(日本社会への問いかけ) #726追悼 #PrayForSagamihara
- tkatsumi06j
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17. 『Scope』という慈善団体によれば、〔英国の〕障害者の6人に1人が、なんらかの恫喝的な、あるいは攻撃的な態度に晒されているという。
2016-07-28 18:49:2318. これらの犯罪的行為は、単なる攻撃に留まらない場合がある。ニューキャッスルでは、リー・アーヴィングという24歳の自閉症の青年が無残にも殺された。警察は、障害者へのヘイトクライムだという。彼も、日本の犠牲者らと同じように、刺し殺された。
2016-07-28 18:51:1919. 彼の遺体は、彼の母親の実家から16キロ離れた枯草の咲く野原に放置された。
2016-07-28 18:52:0820. 私たちは今、ひじょうに生き辛く、醜い世界に暮らしている。戦争やクーデターや爆弾が、常に私たちの生活を脅かしている。しかし私たち障害者にとっては、恐怖や不安の中で暮らすことは日常でしかない。ずっとそうであったし、社会の私たちを見る目が変わらないかぎり、そうあり続けるだろう。
2016-07-28 18:53:25以上、ここまでお読み頂きありがとうございました。「日本の戦後史上最悪の大量刺殺事件」は、世界に衝撃を与えました。その根底には障害者への憎悪があり、犯行は計画的に、障害者のみを標的に行われました。あなたはこの事件をどう位置付けますか?
2016-07-28 19:08:30簡単なアンケート
そして邦訳記事を読まれて、どう思いましたか?率直な感想をリプライでお寄せください。<(_ _)>
2016-07-28 19:22:59超訳:海外からの視点②
「観察者」からの視点:米誌フォーブス寄稿記事より
This Is What Disability Erasure Looks Like 「これが障害を消し去るということ」今度はフォーブス。日本で起きた凄惨な #ヘイト犯罪 事件を他人事と思えないよう。 via @forbes forbes.com/sites/emilywil…
2016-07-29 13:15:36前段の悩み: 翻訳するか否か・・・
米フォーブスのこの記事、英インディペンデントの「当事者」視点のコラムとは違う。著者のエミリー・ウィリングハム博士は生物学者で、フォーブス内の寄稿記事には自閉症など障害に関するものが多いが、彼女の自主研究への評価は高くない。だが正直、一般論として彼女の記事には一読の価値はある。
2016-07-29 15:02:11この表題『This Is What Disability Erasure Looks Like』の①"disability障害"が、なぜ②"disabled障害者"でないのか気になっている。著者の意図が①であるならば、erasureの意味も変わってくるからだ。私は敢えて②を選ぶ。
2016-07-29 15:03:36すると、こうなる。 This Is What Disability Erasure Looks Like 「これが”障害を除去する"という意味だ」
2016-07-29 15:04:01記事全文を読むと、博士は単に「障害者」という人びとが社会でどう位置づけられているかではなく、障害者がどう「社会の障害」として位置付けられているかを論じていることがわかってくる。それは実は、あの「当事者」視点のコラムと本質的には同じことだ。
2016-07-29 15:04:42英インディペンデントの「ロービジョン」(片目全盲)のヘネシー氏が述べたことをおぼえているだろうか。「私たち障害者は」として、こう述べていたのである。まさに、米フォーブスのウィリングハム博士のいう『障害』であるということだ。 pic.twitter.com/QtzqdCvsgV
2016-07-29 15:08:11私は博士は、敢えて"disability erasure(障害の除去)"という無機的なまでに冷酷で非人道的な行為を、社会によるほぼ自動的な機能のようなものとして表したのではないかと思う。今回その「自動」の機能を「手動」で行ったのが、植松容疑者だということだ。
2016-07-29 15:09:04今回博士は、その「手動」で行われる”除去”と「自動」で行われる”除去”を分けて書いている。博士がこのタイトルで敢えて言いたいのは、「自動」で行われている除去もあるが、それが「手動化」するとこうなる──ということではないか。似たようなことが、ある人気漫画にも描かれていた。
2016-07-29 15:10:05『DEATH NOTE』 あの漫画に登場する自称「選ばれた人びと」がデスノートを使うときにいう言葉を憶えているだろうか。『消去』だ。自分にとって不要な存在をこの世から消し去ることを「抹殺」や「抹消」というだろうか。いや、単に「消去」あるいは「除去」というのではないか。
2016-07-29 15:10:45つまり、「人格」のある人間として、あるいは「存在」のある人物としてみなしていないということである。植松容疑者は、「ヒトラーの思想が降りてきた」と語ったという。そういう人間が排他思想に憑りつかれた時にまず思うのは、自分たち以外の存在を「消去・除去」しようということではないだろうか。
2016-07-29 15:12:06長い前置きになったが、自らは障害者ではなくとも、障害者の立場に立って「障害」と魂の救済を論じてきたウィリングハム博士だからこそ、植松容疑者の「抹消 (wipe-out)」行為は、除去(erasure)だと捉えたのだと思う。だが、この記事を全訳するかどうかはまだ検討中である。
2016-07-29 15:12:50正直、このことについてまだ語り続けてよいのか。1万人のフォロワに対してこの極めてセンシティブで、さじ加減次第では第2、第3の『植松聖』を産み出すきっかけになるやもしれない、彼らを肯定するかもしれない社会の摂理というものを示すような言説に触れてよいのか戸惑う。 もう少し考える。
2016-07-29 15:22:21超訳②本編
This Is What Disability Erasure Looks Like【超訳】これが"障害を除去する"という意味である(米フォーブス誌) via @forbes forbes.com/sites/emilywil…
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