メモ：ヘイトクライムに関連して

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とりあえず、一枚はっとこう。 相模原の事件に関連して、いろんな議論がある。 生野区の通り魔事件（２名が刺されて重傷）が引き合いに出されることも多いが、それと同種の事件として神戸朝鮮学校襲撃事件を挙げる。 pic.twitter.com/dOKsVfVxfd

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この２つの事件は、どちらも幸い死者は出ていない事件だけど、いずれも《刑事責任能力》について事件当初から疑義がもたれていた。 生野区の事件でも、被疑者は精神病院への入退院を繰り返していた事が当初から報道されていたし、神戸朝鮮学校事件でも当初から刑事責任能力が疑問視されていた。

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生野区の事件については、半年近い鑑定入院の末に、不起訴となった。 神戸の事件については、その後の報道を拾えてない（出てないのかもしれない）ので、処分がどうなったかはよく解らない。これも、たぶん不起訴処分じゃないだろうか。 pic.twitter.com/cxx03LU508

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この２つの事件は、いずれも被疑者の刑事責任能力が争点の１つとなった。 いずれの事件も死者は出ていないので、これを１９名もの死者と２０名以上の重傷者を出した相模原の事件と比べるのが果たして適切なのか、正直言ってだいぶ迷う。 《被害》の重みが、余りにも違いすぎるから。

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私自身は、どちらの事件についても、《社会復帰への道を閉ざさないように配慮を》というスタンスで考えてはいた。 正直、相模原の事件については、発生した被害の大きさが巨大すぎて動揺しているし、ものすごく悩んでいたりもする。

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この２つの事件について、《ヘイトクライム》という用語を使うかどうかについて迷ったのは、こうした用語が《過剰糾弾》になって《社会復帰への道を閉ざす》ことになりはしないか、という点で判断がイマイチつかなかったから。 このへんは、あれこれ考えていたりはしますが...ちょっとまだ保留。

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あくまで一般論として。 心に病を抱えている人が罪を犯してしまったという場合であっても、その人が社会に復帰し、共生して行く道は閉ざされるべきではないと思う。 ただ、今回の相模原の事件は、その被害の甚大さによって、この点を本当に深く考えさせる。《共生》の道の険しさを厳然と示している。

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とりあえず、何故か生野の事件だけが《コリアンヘイト》を煽る方向で相模原の事件に関連して引き合いに出されているのを見て、だいぶ疑問があったので、ちょっと書いてはみました。 まぁ、、、こんな話も、相模原の事件そのものとの関係では傍論に過ぎないのですが。