丸夢まとめ。上杉主従、御文庫。(現パロ含みます)

ソラツキ丸 @sola_maru

水族館 景勝さま ｢あれどうやって止まってるんでしょうね｣ ピタリと水中で動かないアザラシを見て彼女は言う。 ｢器用だなぁ｣ ｢向こうもきっと思ってるぞ｣ ｢どうやって立ってるんだって?｣ くすくす笑う。 ｢あ、こっち見た｣ 腕にしがみついて、可愛いと微笑むこっちの方がかわいい。

ソラツキ丸 @sola_maru

博物館 兼続さん ｢どれが好きですか?｣ 数々の骨格標本を前に彼女は笑う。 ｢マウソニア｣ ｢え、何ですかそれ。初耳です｣ えーっと、と標本を目で追い始めた姿に微笑が漏れる。どうにも一生懸命過ぎて、見てて飽きはしないが目が離せない。 ｢あ、これですか!?｣ と言う声にキスをした。

ソラツキ丸 @sola_maru

博物館 景勝さま ニタリクジラの骨格標本の下で、彼は固まっていた。隣に並んで仰いでみる。 ｢綺麗ですね｣ ｢あぁ｣ 瞳を潤ませながら頷いた。 ｢こんなに美しい物が見れるなんてなぁ｣ 悲しくなるほど綺麗な骨だ、と言う彼はそのままクジラと海へ沈んで行きそうで、思わず腕に抱きついた。

ソラツキ丸 @sola_maru

博物館 三成さん ｢圧巻ですね｣ パネルに均一に並べられたエナメル質の光沢を放つ蝶の前で、彼が振り返る。 ｢何してる｣ ｢そのまま動かないで｣ カメラを構える私を無視してどんどん近づいてくる。 ｢そういうのは目に焼き付けて置くのがいいんだ｣ 手を取り行くぞと笑う彼に言葉も出ない。

ソラツキ丸 @sola_maru

科学館 三成さん ｢ボールの運動｣ 読み上げたコーナーのスイッチを押す。電源が入りレールの上を玉が転がっていく。じっくり観察して止まると再びボタンを押す。 ｢何種類かあるようだが｣ ｢一つずつです｣ 時間がかかると思ったが玉を追う様子は ｢猫だな｣ ｢何ですか?｣ ｢何でもない｣

ソラツキ丸 @sola_maru

科学館 景勝さま ｢変わろうか?｣ 彼はオロオロと私を見ている。私は構わず手押しポンプを漕ぎ続ける。 ｢これがやりたくて、来たんです｣ 汲み上げた水が水車を回し、歯車が動き出す。鉄琴の音が響く。 ｢これは｣ 彼は宙を見て音を探る。 ｢あめふり、だな｣ だがもう無茶はしないでくれ。

ソラツキ丸 @sola_maru

科学館 兼続さん 閑散とした時代遅れのパネル展示を、彼女はじっと見ていた。 ｢シリウスが一番明るい星ですって｣ -1.5等星、と取るに足らない知識をまた一つ得る。彼女の中は、そうした物でどんどん出来上がっていく。 ｢プラネタリウム｣ 迷わず向かう手を引いたのは少しの嫉妬だった。

ソラツキ丸 @sola_maru

現パロ 兼続さん 小ネギのみじん切りを見て、彼女は目を丸くする。 ｢はやい!!｣ すごい、どうやるんですか!?と目を輝かせるが、どうやるもこうやるもない。淡々とネギは切れていく。 ｢私も何かやりたい｣ 期待に満ちて言われるが、この様子で包丁を持たせるのは怖い。 ｢大根下ろしを｣

ソラツキ丸 @sola_maru

現パロ 兼続さん 彼の包丁捌きは見事だ。アジの三昧卸を見ながら思う。腹に入れる包丁に戸惑いはなく、スッと入って切っていく。腸を掻き出す手も様になっている。 何より、首を落とす時。腕に力が入り血管が浮き出る。エラを避け当てる刃に迷いは無い。 ダン。 思わず首に手を当てた。

ソラツキ丸 @sola_maru

@mitsu_sola こうして何度も彼に殺される。

ソラツキ丸 @sola_maru

｢褒美をください!｣ 書物から目を離し、彼女を見る。 ｢己から言うものでも無いだろう｣ ｢言わないとくれないじゃないですか｣ ため息をつき、何がいいか問えば嬉しそうに言う。 ｢頭を撫でて頂きたいです｣ 仕方なく撫でれば、以外にも癖になりそうだ。 #真田丸の乙女ゲー作って下さい

ソラツキ丸 @sola_maru

ちらりと襟から赤い跡が見える。目敏く見つけた自分が嫌になる。当人は異変に気づいていない。鼻歌交じりで雑誌を捲っている。 コイツは、いつ、どこで、なにを ｢あ、これ似合い...ったぁい!!｣ 叫び首元を押さえ後ずさるのを許さない。赤い跡の上にくっきりと歯形が残った。 何て面倒な。

ソラツキ丸 @sola_maru

@mitsu_sola アンケート結果の現パロ兼続さんです。 ｢赤い跡｣と｢面倒だと思ってた｣です。 ちょっと語句変わりましたが、多めに見て欲しいです(；´・ω・) 投票ありがとうございました!!

ソラツキ丸 @sola_maru

刑部殿は背中 治部殿は首 景勝様は腹 兼続殿は足

ソラツキ丸 @sola_maru

(フェチだったら萌えるなって話です)

ソラツキ丸 @sola_maru

現パロ 兼続さん ドライヤーの音は慣れない。 ｢もー風邪ひきますって｣ ｢ほっといても乾く｣ 拒絶の声も虚しく、彼女はスイッチを入れた。髪にかかる熱風、耳元の音が不快だ。 ｢本当に、もうやめ｣ 彼女の指が頭を撫でた。ぞわりと皮膚が粟立つ。優しく髪を梳く仕草に、全身に緊張が走った。

ソラツキ丸 @sola_maru

刑部殿は天秤座 治部殿は乙女座 景勝様は獅子座 兼続殿は牡牛座 (役柄からの独断と偏見です)

ソラツキ丸 @sola_maru

｢なに｣ ちらりと赤い舌を出して、彼は問う。 ｢いや、唐揚げ食べる時はあんな大口なのに｣ ｢んー...ちょっと冷たい｣ もう一口食べて、唇についた残骸を舐めとる。見蕩れた、のはちょっと恥ずかしい。 ｢あ、溶けてる｣ ｢えっどこ｣ この後、互いの手が大惨事になるのは言うまでもない。

ソラツキ丸 @sola_maru

誰もいない喫茶店で、ちょっとリッチなパフェを食べて、向かいでお茶を飲んでた兼続さんからクリームを奪われるような、夢小説書きたいです。

ソラツキ丸 @sola_maru

深夜2時頃の、もう誰も起きていない街で、ビルの非常階段の上の方から工場の明かりをぼんやり眺める兼続さんとの夢小説書きたいです。

ソラツキ丸 @sola_maru

海に潜る観覧車に乗って、海の豊かさに感動して、｢もう死んでもいいかなぁ｣とぼやくヒロインさんと、間に受けて海に連れていかれないように必死に手をつなぐ兼続さんとの夢小説書きたいです。

ソラツキ丸 @sola_maru

兼続さんの時が止まってしまって、田舎に引っ越して介抱して、なんだか世界が溶けたみたいだなぁとしみじみ空を見る夢小説書きたいです。

ソラツキ丸 @sola_maru

現パロ兼続さん。夜中にぼーっとしてる話。 深夜2時の灯火 privatter.net/p/1712893

ソラツキ丸 @sola_maru

現パロ兼続さん 蝉の声が煩い。 ｢おはようございます｣ 出勤途中、庭を手入れする人があったので声をかける。麦わら帽子を持ち上げ見せた顔は、想像していたより遥かに若かった。 ｢お、はようございますっ｣ 土まみれの軍手を外して、ジャージを叩く姿は初々しい。 朝顔が綺麗に咲いていた。

ソラツキ丸 @sola_maru

ご近所さん、のようだ。 スーツを着こなした涼しい顔の人は私に挨拶した後、微笑を残して去っていった。どうしてこんな姿の時に、ところで一体名は何というのだろう。 夕暮れ時、庭に水やりをしながら姿を探す。これまでを考えて、そう簡単に会えると思えないけど。 ..明朝は、ジーンズにしよう。