FF14うちの子妄想まとめ 侵攻4終了後

ばかむーと @bakamut_ff14

侵攻4終了後自宅 「みんなお疲れ様、ゆっくり休んでね」 そう言いながらみんな各々の部屋に戻って休んだ。 三人とも休んでいるけど…不安に襲われて、どうも眠れない。 将軍ネール、あの人は魂をバハムートに捕らえられて利用されていた。 なら、バッシュは？ このまま奥に行けばバッシュは……

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「フレデリック？まだ起きていたのか」 目が覚めたのか寝室からバッシュが 「バッシュ…いや、どうも不安なことが、ね」 俺で良ければ話してくれ、と反対側の椅子に座る。 「バッシュも眠れなかったのかい？」 「いや、たまたま喉が渇いて水でもと」 「紅茶ならついさっき作ったのがあるよ」

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「なら貰おう…しかし、それも不眠の要因じゃないのか？」 「おや、バッシュに突っ込まれるとは…ははっ、そうかもしれないな」 そう言いながらもバッシュも紅茶を飲む。 「それで、不安というのは？」 「あぁ…バハムートについてだよ」 「強いて言えば…将軍の消え方か」 「そうだね…」

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「バッシュ」 「？」 「バハムートへの侵攻メンバーから外れてくれないか？」 「…」 「バッシュも将軍の様に消えて欲しくないんだ、行かなければバハムートに狙われる事も無いだろう…だから」 「ふっ」 「バッシュ？」 「いいや…貴方らしいなと。しかし不安の原因が俺の事とは…」

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「思って貰えて嬉しいのだが…それは無理…だな」 「どうしてだい？」 「俺は奴から生まれた存在、一度奴に支配されそうになったが貴方のおかげで救われた…しかし、将軍の事例がある以上俺もいつあぁなるか分からない。俺にもバハムートの力はあるからな…だから、そうなる前に決着を着ける」

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「たとえそれが戦う以前に消されたとしても、だ。それは揺るがない」 「…どうしてもかい」 「あぁ…俺は貴方の役に立ちたいと言う望み以外の望みは、バハムートを潰す事だからな…アイツが消えない限り俺に絶対の安全性は保証されない。消されたら…そこまでだが…」

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バッシュは真剣な眼差しでそう話した。 が、不意に顔が暗くなった。 「貴方しか聞いていない…強がりは…よそう」 「えっ」 「本音は、怖いんだ。とても…消されずに済んでも操られて貴方やアイツらに牙を剥く事が…だが、それより、何より一番怖いのは…消されて貴方や皆に会えないということだ」

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「俺も考えはしたんだ、…改めて消える、死ぬ事は怖い。貴方やルチルやカゲツ、フリーカンパニーのメンバーが…愛おしいのかもしれない。会えないのは嫌だと強く思うのだからそうに違いない、本にも書いてあった」 「本なのかいそこ…けど、それなら」 「それでも、だ。俺は進む、進ませてくれ」

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「…わかったよ。行こう、みんなで一緒に」 「あぁ…！それと…」 「なんだい？」 「一応消える可能性は0ではないからな…その、なんだ……あー……恥ずかしいな、これ…」 「本当に消えてしまうんじゃないかって心配になるじゃないか、バッシュ…」 「う、うるさい…考えたんだよ一応…」

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「その、だな…初めに、何処の馬の骨かも知らない俺を助けてくれて…ありがとう。何も分からない俺に感情や楽しみを教えてくれてありがとう…何よりご飯だなご飯。野菜も少しは食えるようになった。」 「まだ少ないけどね…！」 「まぁ、最初に比べたらマシだろう」 「まぁ…ね。0だったしね」

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「あー俺は、貴方と会えて、皆と関わり合えて…幸せ…だったな、うん。当時はそんなこと思わないが。…もし、ちゃんと帰って来れたら…また、こんな奴だが…あー、よろしく…頼み、ま、す…」 顔を真っ赤にしながらバッシュはそう言った。 「もちろんだよ。出ていくまで一緒に居よう、みんなでね」

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「寝ようか、バッシュ」 「眠れるのか？不安は解消されてないと思うが…」 「不安は不安だけどね…けど、腹は決まった。もう、大丈夫。バッシュを、みんなを、僕が絶対に連れて帰る。消えさせはしない、死なせはしない…必ずだ！！！二度と失うものかっ！！」 「ふ、フレデリック」 「あ、つい…」

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「休もう、お互いに…」 「そうだね……しかし、本当に会った頃とは別人だね、バッシュは」 「そうか？俺ではよくわからんが……まぁ、きっとそうだな」 さぁ、寝ようかと寝室を開ける 「私も…護るから…誰も…欠けさせない…フレデリックさんだけで抱え込まないで…みんな、みんなも居るから…」

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「俺も守りますよ！誰か居なくなるなんて嫌ですよ俺！」 「二人とも…」 「お前達…いつから起きて…」 「バッシュの話位から…」 「俺はその途中から…」 「まいったね…恥ずかしいなぁ僕…独り善がりでやろうとしてたのバレちゃったよ…うん、ありがとう二人共。皆で頑張ろう」

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「恥ずかしいのは俺だぞ馬鹿者…！！全部聞かれてたのか…！？」 「大体…ね」 「～～～！！」 バッシュが勢い良くベッドの隅に飛び込む。 「寝る！起きるまで起こすなよ！！起こしたら剣の錆にしてやる…！」 「や、やだなぁバッシュ兄さん…物騒…」 「いつものだねバッシュは」

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「僕達も寝よう、遅いしね…」 「あんまり来るなよ」 布団の中からバッシュがそう吐き捨てる。 「素直なバッシュも…たまには…いいと思う」 「うるさいわ！！」 「本当だよ…？」 そう言いながらルチルが接近していく 「来るなよ！？」 「俺も行こうかな」 「僕も」 「やめんか！！やめ」

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見事にバッシュを囲んだフォーメーションが完成。 まぁ、布団にくるまって居るから布団越しだけど。 この微笑ましい空間が無くなるのは…本当に嫌だな。僕も… だから守るんだ、皆を。皆で。 自己犠牲じゃなくて、皆で帰る事を大切に。 忘れがちだから覚えておかないとね。