ICE感想

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

今夜の視聴感想でも書いていく。北白川にゃんこさんのリクエストからICEというOVA作品について書いていく事にする。 #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

本来リクエストを決めるまであと1作品ぐらい待つつもりだったのだが、直ぐ終わるキリの良い作品がなかった。よって半ばやむを得ずDMでリクエストされた作品から前倒しでこの作品を取り上げる事にした。 #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

この作品も秋元康さんと小林誠さんのタッグということで、シックスエンジェルスと同じ布陣の作品ということになる。脚本の平野靖士さんやキャスティングでは間宮くるみさんや石田彰さんは続投されている他…… #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

この作品も男性が所謂加害者的な負の面で見ている所は少々あるといえばあるかもしれない。ただこの作品で取り扱うテーマは男性が滅びた社会の中での女性の在り方――荒廃した環境だそのまま滅びゆくか、男性の復活を望むか #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

というまだシックスエンジェルスのような核兵器保有問題と男性による虐待といった無茶苦茶なテーマを結び付けている訳ではなく、最終的に男と女が自然のまま生きるという事を提唱したドラマとしてはまだ左程破綻しているとは感じられなかった #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

また、色々とスケールやテーマを度外視していた感じのあるシックスエンジェルスと比較すると、こちらは男性達が作り上げた負の遺産として語られる兵器と、女性らしさとしてアナログな武器による戦いをテーマとしていた点でも無難にまとめたかなーとは #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

またシックスエンジェルスで不釣り合いだったキャラクターのハチャメチャな設定やギャグ要素もほぼなりを潜めた感じがある。かめはめ波ーという怒られそうなネタは、こちらでは「シャア専用みたいな色」と戦闘機を指す台詞はあるのだが #ICE pic.twitter.com/l2yB3PKknd

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これも正直怒られなかったか心配だが……ただ映像ソフトの発売元がバンダイビジュアルらしいので多分その縁を考慮すればまだ大丈夫な方なのかもしれない #ICE

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といったところだが、主要キャラクターの中では主人公ヒトミの戦友か上官に該当するジュリアがなかなか印象深いキャラクターに仕上がっている。演じられるのは石田彰さんだが彼女もまた女…… #ICE pic.twitter.com/zMR9xbTyoR

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七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

ただ、下手するとオカマっぽいキャラクターになりかねないが、彼女は男性を生みだす超テクノロジーICEを駆使して人類の種の保存を考えるカリスマキャラクターとして……優雅さとほんのちょっと女らしいおねえ言葉のバランスが程良く #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

これは実際に聞いてほしいのだが、石田彰さんの演技が秀逸である事他ならない。ふとセーラームーンSuperSで石田彰さんがフィッシュ・アイがオカマとは思えぬ可愛い演技である事に驚かされたが、そちらと比較するとこちらは素の演技という印象があり #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

（これはキャラクターや作風の事情もあるが）男の娘と男性が演じる女性と、雰囲気が被りそうな役ながらどちらとも十分聞かせる演技に仕上がっている。石田彰さんの演技はこの作品の魅力の1つだろう #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

最も彼は敵役としてやや哀れな末路をたどるとはいえ……ジュリアのテクノロジーによる男性復活での人類保存に対して、その世界での貴族筆頭格キサラギは滅びゆく人類について、それは美しい事であると考えてテクノロジーを嫌い #ICE pic.twitter.com/TW1gg1l6SX

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七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

自然のまま滅びゆく事を考えている。その辺りは彼女がかつてクラゲから遺伝子組み換えで生まれた人間として醜い体を持っているが故のテクノロジーや男性への不信もあるのだが…… #ICE pic.twitter.com/kKN35vS7OA

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七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

そしてこの二人の派閥に対して主人公のヒトミは愛し合う事は種を残す事について慎重で礼節をわきまえるべきだと考える、いわば清廉な女士官といったところか…… #ICE pic.twitter.com/LDO94Johm1

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ただ、キサラギ家の娘でありもう一人の主人公ユキについて……彼女が自由奔放に愛し合い子を作る事を考えている辺りがともかく……流石に演技がちょっとどうにかならなかったというのは少なからずある #ICE pic.twitter.com/5XdzKLRIyQ

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ここについては、まだデビュー前のAKB48の方が主題歌を担当されている事はともかく声優としても何人か出演されている。全員レギュラーだが正直もうちょっとなんとかなー……という所は否めず。残念ながらユキの人は特に深刻かもしれない #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

ちなみに、キサラギの部下に該当する5人。ミント（左下の緑髪）以外の子が全員AKB48の方が中の人……ただユキよりはマシとはいえ演技からキャラクターを見分けるのが厳しいというか…… #ICE pic.twitter.com/uGA5NZqxpU

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七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

辛うじて最終回で特攻イべントがあるムラサキ（左上の紫髪）やジュリアのICEシステムに賛同してしまって犠牲になったアオイ（右下の茶髪）はまだ分からなくもないが……ただこの辺りは演技というよりも部下達をクローズアップする機会が乏しかった事の方が問題 #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

といった感じかもしれない。シックスエンジェルスが空気を読めていないようなぶっ飛びっぷりが目立ち、テーマに関する設定が表に出てこないものだったが、こちらの場合は良くも悪くもキャラクターが大人しく目立つ機会が乏しいといった感じで一長一短かもしれない。 #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

またヒトミは冒頭と結末で現代で男をもてあそぶような生き方をしているふしだらな女性・瞳として描かれているのだが、彼女が事故に巻き込まれて近未来を舞台にした本編が始まり、本編が終わるとともに瞳が意識を取り戻す構成だが…… #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

この辺り、やんちゃしていたギャル瞳と清廉潔白な武人ヒトミが同一人物という描写は結構ギャップがあり、瞳とヒトミの心の中での交流辺りも少ないというか……正直瞳がそのまま未来の世界に訪れるという設定の方が良かったのでは? #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

というのは正直ある。ぶっちゃけ現代を切り離して近未来オンリーのエピソードでもよかったんじゃないかという気がするが、そこは男性と女性がお互い助け合う社会を作る必要性のメッセージを入れたかったのだろう #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

最終的にユキがICEシステムを使って自分の子供を生んで終わる辺りも今一つ分かりづらいのだが……瞳がヒトミとして男性を演じる傍ら、ユキは子供を生む女性の役を担わせる事に意味があったのかもしれない #ICE

七井史門(そういえばあったは一日にして成らず) @7ishimon

現代の瞳は弟には自分は男と関係を持っていないと公言していたが、エピローグで妊娠していた事がばれる描写となる。この辺りで瞳は未来を見て自分の子供を大切に育てようと決心するような終わり方なのでまぁ、分からなくはないかも…… #ICE