birthday2014

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1 過去の男に色々教え込まれてしまっている私。 それが面白くないすばる。 今、目隠しをされてベッドに座らされている。 「舌、噛むなよ」 耳朶にチクリとした痛みを感じたと思ったら、そのまま勢いよく貫かれて。 鋭い痛みに上げた悲鳴はキスに飲み込まれた。

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2 首筋に伝う血を舐めあげられて、赤いピアスを嵌められる。 「この穴、俺以外入れたらあかん」 貴方に開けられた初めての穴。 貴方に貫かれたまま、これから毎日過ごしていくの。

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[birthday20140922] sideM-1 アラームの前に目が覚めた。 起こそうとした体を止められる。 眉間に皺を寄せて目を開けるすばる。 「何時？…まだやん」 ぼんやりと呟く。 『ねえ』 「…？」 『誕生日おめでとう』 「…ん」

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[birthday20140922] sideM-2 返事の代わりにチュッとキス。 聞こえてくる寝息。 腕の中で寝顔を見つめる。 いつもと同じ、特別な朝。

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[birthday20140922] sideS-1 誕生日。 特に欲しいものはない。 プレゼントも、ご馳走も、ケーキもいらん。 帰った時にお前が迎えてくれたら。 ただそれだけ。 それだけで充分。

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[birthday20140922] sideS-2 抱き締めて、抱き合って。 体温は強張る体を溶かす。 昇り詰める快感は歌っているときのそれに似てる。 お前がいる。 他に欲しいものなんて。

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[birthday20141105] sideS 誕生日？ 休んだらへんよ。 分かってるやろ。 そんなんで休んでたら顰蹙買うわ。 つか速攻お前と別れさせられるわ。 まあそんなんで別れへんけどな。 全部終わらせてからゆっくり可愛がったるから、ちゃんとソレ付けてイイ子で待っとけ。

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[birthday20141105] sideM-1 「こんなに濡らしながら待ってたん？」 喉の奥で笑いながら、ベッドに押し倒される。 うん。 イイ子にしてたよ？ だから、はやくちょうだい？ 「エエよ。誕生日やしな」 服を肌蹴させて胸に吸い付いてくる。

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[birthday20141105] sideM-2 一日中考えてた、すばるの唇、舌、手、肌、体温。 仕事なんて手につかなかった。 ようやく与えられたご褒美に、私全部で縋りつく。 向かい合って、すばるを胎内に迎え入れて、与えられる快感に溺れる。 「あ、せや」

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[birthday20141105] sideM-3 急に動きを止められて、思わず背中に爪を立ててしまった。 「いッ…！待てって…」 そのまま、サイドテーブルに手を伸ばす。 「綺麗に出来たな」 耳朶をペロリと舐められる。

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[birthday20141105] sideM-4 すばるが私に開けた穴。 そこにはすばるの分身が嵌ってる。 「これ」 手の中にあるのは、赤い、血のように赤い一粒のルビーのピアス。

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[birthday20141105] sideM-5 「誕生日プレゼント、な」 ゆっくり穿たれて、それが奥まで届いた瞬間、繋がってるところから熱が広がって、体が浮き上がるような感覚が襲ってきて目の前が真っ白になった。 「っ！…おま…ほんまエロいな…」

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[birthday20141105] sideM-6 うん。 すばるに、そう、された。 霞んだ視界に揺れる笑顔。 「ん。よう似合う。おめでと」 優しくキスされて、反した激しさでまた律動が再開される。

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[birthday20141105] sideM-7 耳に光る赤い石。 肌に散る紅い痕。 どれも、すばるのモノだっていう印。 目の眩むような愉悦。 もう戻れない。 ううん。 戻るつもりなんて、ない。

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[birthday20141105] sideM-8 「ふ…なに、笑って、ん…の？」 幸せなの。 気持ちいいの。 すばる。 ねえ。 好き。 大好き。 愛してる。 ねえ。 もっと。 もっと。