忍殺二次創作【イエスタデイズ・アサシン・イズ・トゥデイズ・フレンド】
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チャを啜り始める一同を見渡しながら発言したのはムシュスー。「まずアジャイトー=サンには謝罪をしなければなりません。我々のために住居を失ってしまったわけですし」「気にするな」チャを飲み干したアジャイトーが静かに答える。「いずれああなっていただろうからな」13 #4215tk
2016-08-28 20:48:06ムシュスーは改めて彼に頭をさげる。「アー……なんだ。なんなら俺の部屋少し貸すよ。だからその間に新しい住まいを探すといい」気まずい様子で声を上げたのはベンダー。「そうだな……」アジャイトーが物思いに沈み込む。「借りたところで、またアマクダリが来そうだが」14 #4215tk
2016-08-28 20:52:08「ああ、それも問題ですよね」残っていたガリをつまんでいたチカテツが言葉を挟む。「実際、私たちもアマクダリに目をつけられたと考えた方がいいでしょうし」「……噂に聞くニンジャスレイヤーよりかはマシだと思いますが……」ムシュスーが腕組みした。15 #4215tk
2016-08-28 20:56:36「いずれにせよ、次に話し合おうと思っていたのはそのことです。もしものときのため、IRCの通信先を控えておきたいのですが」「おお!そりゃいいな!」「構いません」ベンダーとチカテツが賛同した。ムシュスーは無反応なアジャイトーを見やる。「貴方はどうです?」16 #4215tk
2016-08-28 21:00:07アジャイトーはしばらく反応を返さなかった。ややあってから急に視線をムシュスーへ向ける「……今、私に聞いたのか?」「他に誰がいるんだよ」ベンダーが呆れたように呟く。やにわにアジャイトーが慌て出す。「その……いいのか?」「いや、こちらがそれを聞いているんですが」17 #4215tk
2016-08-28 21:04:09予期せぬ反応にムシュスーが目を丸くする。「いや、スマン。構わない!その……なんだ、三人、全員とか」「ええ、まあ。共有しておいた方がいいでしょう。あとでIRCチャットルームを立ちあげておきます」「オオ……!」アジャイトーが感無量といった様子で目を見開いた。18 #4215tk
2016-08-28 21:08:10「……急にどうしたんだよ、アジャイトーの旦那」「ああ、なんだ……こういうのに憧れていたのだ。最近ドージョーに来るのが敵しかおらなんだものでな」ベンダーに返す言葉もどこか弾んでいる。少しカワイイがあるかもしれない。チャを飲むチカテツはふと思った。19 #4215tk
2016-08-28 21:12:19