8月21日　三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

今日は、第七十号潜水艦沈没事故の日(1923)です。 神戸川崎で建造され淡路島沖で試運転中に突然沈没。乗員および同乗していた技師・職工さんたち90名近くが命を落としました。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

試験潜航後、技師たちが司令塔に上がった際、突然艦首から真っ逆さまに海中に没したと伝えられています。 司令塔にいた技師たちは海に投げ出され九死に一生を得ましたが、ハッチ開けっ放しで突然沈んだため、艦内の乗員たちの運命はお察し。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

翌年には龍田ちゃんと第四十三潜水艦との衝突沈没事故が起き、生存者がいたもののこちらもなすすべなく全員殉職となったことから、迅速な潜水艦救難策として、朝日姉様につるべ式クレーンが設置される運びとなりました。 結局使わなかったけど。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

艦自体は浮揚されたとはいえ、竣工前であったこともあり、代艦が建造されて就役。この艦は後に呂31と改名して太平洋戦争も生き延び(というか、古すぎて開戦前に実質引退してた)、戦後海没処分となっています。 #三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

文字通り｢生まれ変わった｣呂31ちゃん。再建造されたため、事故艦そのものではありません。 upload.wikimedia.org/wikipedia/comm… pic.twitter.com/HBQCEX4O5U

拡大

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

なお、この時も20年後の伊33ちゃんのケース同様、魚雷室が水密を保ったまま沈み、中にいた職工さんたちが絶望的な状況での遺書を遺されています。 遺書には｢もし助かっても、潜水艦は二度と御免だ｣と記されていたそうです。 #三笠の昔話