2016『アルプスのドボクを見に行こう|後編』
翌日に、「この人工的な形を、なんでこの自然環境の中に挿入したのか、コントラストがかっこよすぎじゃん」と問うたら、「ん?元は一枚岩のコンセプトでやろうとしたけど、ポットホールの引用にしたんだよ」と。作家としてのエゴはないのかもな。 pic.twitter.com/p3Z0iv0CM5
2016-08-27 18:39:21次の橋はスパンが長い木ラーメン橋。太い木材の桁の上に、木の桟橋を乗せている構成。上下流の高低差のある眺望が楽しく、橋を視点場としてインストールしていることを感じた。 pic.twitter.com/xDaPlcq7Th
2016-08-27 18:58:44次は両側の階段で水面に近づくコンクリート橋。舌状に突き出した岩を橋台に利用している。コンツェットは、より水面を感じるために床版の幅を狭くした結果だと語っていた。なるほど。 pic.twitter.com/12KXiQQtjq
2016-08-27 19:10:28沢を外れてややしばらくスキー場の脇を歩いて、次の橋に到達。左岸側の木橋脚に比べて、右岸側のコンクリート橋脚は若干違和感がある。各木橋の手すりも極めてシンプルにおさまっている。外側に三角に張り出す形式は避けたかったとのこと。 pic.twitter.com/NE6OE9gcLs
2016-08-27 19:18:34またしばらく沢を跨ぐ橋は出てこないが、風景や空間構成は変化するので、トレッキングコースのシークエンスはたいへん楽しい。時々倒木がそのまま放置されていたが、あれは原初の橋のイメージとして残しているのかもなあ。ご本人に聞き忘れたが。 pic.twitter.com/CYdZuJ8bOt
2016-08-27 19:23:18沢沿いに現れた桟橋というか敷板も楽しかった。沢の水を飲んでみたが、超硬水という感じだった。見た目からしても。 pic.twitter.com/XhlaOe9M7n
2016-08-27 19:26:02先ほどの橋から40分ほど下って、ようやく次の橋にたどり着いた。道を間違えたんじゃないかと不安になっていたので、ホッとした。こちらも木橋。中央の岩を利用しており、橋軸に変化を持たせているのがチャームポイントだな。 pic.twitter.com/e14LEToi45
2016-08-27 19:30:575分後、ついにクライマックスのWasserfallbrückeが見えてきた!!テンションが再びMAXに!!というか、なにこの信じられないこの薄さ。ただの美しい板じゃん。渡るの怖すぎる。 pic.twitter.com/4fl5NRKrfH
2016-08-27 19:38:31プレストレスト石造アーチ橋とでも言おうか。目の前にあるのに、全く現実感が無い。地上の物理法則を越えているかのごとき眺め。もはやこれは魔法だよなあ。 pic.twitter.com/5jgU98K9pd
2016-08-27 19:43:50この圧縮橋も、やっぱコンツェットなんですよね? ちょっと嬉しい。。 twitter.com/hachim088/stat…
2016-08-27 20:08:59@yoshihirohorii コンツェットです。知識や技術の積み重ねでこれほど研ぎ澄まされたものを生み出すって、本当にすごいと思いました。
2016-08-27 22:11:17あっ!!既視感の要因はそこだったのか!!!スイスと中国(日本?)の地理的文化的相違にとらわれて、物理的事象を結びつけられなかった…。 twitter.com/yonmas/status/…
2016-09-04 12:37:37ちょうどこの吊り床版橋をひっくり返した状態になっている。コンツェットは、様々な技術的要件を積み重ねてたどり着いた結果、ちょうどひっくり返した格好になったと言っていた。 (過去記事)技術の重ね方 - はちまドボク hachim.hateblo.jp/entry/2016/08/…
2016-08-27 19:48:50ディテールは見れば見るほどビビる。プレストレスが導入され、手すりが直付けされたステンレスのプレートは、石造アーチには動く円筒でしか接していない。プレートがガツンとアンカーされているはずの橋台は、極めて簡素。 pic.twitter.com/fnZuVGTZ2u
2016-08-27 19:55:28下から見上げた様子は、まさに「悪魔の橋」。コンツェットもリスペクトを込めて引用していた。 pic.twitter.com/bv6XVq7KoO
2016-08-27 19:57:44これね。 twitter.com/masubuchi_mo/s…
2016-08-27 19:58:36ゴッタルド峠の最初の悪魔の橋.の絵.コンツェットも引用していたけど.これさすがに嘘だよね.滝が凄まじすぎるんだが.すごく見てみたいけど. pic.twitter.com/hGoEjmFpHP
2016-08-26 09:08:21最後の(登りの場合は最初の)木橋からも、Wasserfallbrückeを見上げることができる。このシリーズの中で最もシンプルな橋。ここから50分かかって、ようやく午後8時にフリムスに戻った。なんとも充実したトレッキングであった。 pic.twitter.com/6BS2KYgGxJ
2016-08-27 20:02:058日目(クール)
「アルプスのドボクを見に行こうツアー」8日目は、クールから。前日のすったもんだから、ホテルに到着したのが遅くなったため、旧市街が川の対岸にあり、目の前がロータリー橋という素晴らしいロケーションだということに朝になって気がついた。 pic.twitter.com/5t6KkZoVXx
2016-08-28 13:40:58朝イチで駅前にあるコンツェットの事務所を訪問させていただいた。巨漢で強面の見た目とは裏腹に、たいへん紳士的で優しい方であり、深い設計思想の一旦に触れることができた。増渕さん、こんな機会をつくってくれて、本当にありがとう。 pic.twitter.com/hDCHxvAo2n
2016-08-28 13:45:06