虚影 1/2

真草と桃香山のお話その1
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桃香 @AXSA0229

@white_tsumekusa 「ではあの真草殿はなんだったというのです!なにゆえわしに朝の挨拶などしに来たのですか!」

2016-09-02 08:00:30
白詰草 @white_tsumekusa

@AXSA0229 千「人ならざるナニカだったのだろうな」 真「…………会話をすると縁が結ばれ、呼ばれやすくなりますから、千草に声をかけられて幸運だったかも知れませんね」

2016-09-02 08:03:13
桃香 @AXSA0229

@white_tsumekusa 「縁……もし、千草殿が通りかかっていなければ、わたしは」

2016-09-02 08:07:13
白詰草 @white_tsumekusa

@AXSA0229 真「連れて行かれていたかも知れませんね……ですが返事をしてしまったのでしょう?桃香山さん、と呼ばれて。もう縁は結ばれました。次はないでしょう」

2016-09-02 08:10:18
桃香 @AXSA0229

@white_tsumekusa 桃香山の頭をつい先ほどの会話が駆け巡る。ああ、己が名を呼ぶ彼に、確かに、確かに返事をしてしまった…青い顔をして佇む桃香山に、意味深な微笑みをたたえ真草は言った。

2016-09-02 08:16:11
白詰草 @white_tsumekusa

@AXSA0229 「まあ、祓っておきますよ」 はて、彼は人だった筈。何時の間に鬼になってしまったか。真草のその笑みは怒り狂う悪鬼羅刹のそれだった。

2016-09-02 08:19:11