【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」】

横山光輝「三国志」を1話ずつ解説してみようと言うコーナー。第105話、「檀渓を跳ぶ」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」01】 第105話です。 蔡瑁の策略により、玄徳が劉表の代わりに宴会を取り仕切ってほしいという依頼がやってきます。玄徳は蔡瑁が自分を襲う計画を立てていたことを話す後、張飛などはすぐさま蔡瑁の首をへし折ってやるくらいの勢いで騒ぎます。

2016-09-06 12:51:35
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」02】 しかし、手紙自体は劉表からのものであり、主人役をつとめてくれとまで書いてありました。これを断れば、劉表が玄徳を疑うことでしょう。どうしたものかと思案する玄徳でしたが、趙雲が自分が警護に当たるので出席すべきだと言います。

2016-09-06 12:53:25
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」03】 趙雲はその後もボディーガード役になることが多いですが、ともあれ、趙雲がついててくれれば心強い。玄徳は趙雲と部下300名を引き連れ、襄陽に向かいます。

2016-09-06 12:54:25
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」04】 襄陽の会は豪勢を極めました。もともと国の豊作を祝う会なので、しょぼい宴会ではつまらないですが、荊州の諸大将や、文官軍吏の招待客はおびただしいものでありました。玄徳は荊州国王代理として客をもてなし、その後ろで趙雲が目を光らせます。

2016-09-06 12:56:56
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」05】 蔡瑁も出席していましたが、この趙雲の存在が邪魔です。そのため、一計を案じまして、カイ越に話しかけます。玄徳が劉琦をそそのかして荊州を乗っ取ろうとしているので、劉表が玄徳を打ち取る命令を出したとウソを言ったのです。

2016-09-06 12:58:48
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」06】 にわかに信じがたいカイ越でしたが、殿の命令ならばと、蔡瑁に力を貸すことに。すでに東西南北のうち三つの門は兵を固めています。西の門だけは、川があるので船がないと渡ることができません。つまり玄徳は袋のネズミ状態です。

2016-09-06 13:00:43
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」07】 しかし、玄徳を守る趙雲と連れてきた部下達が邪魔をして取り逃がすことがあれば後が大変です。そのため、趙雲と玄徳を引き離す必要があります。カイ越は文聘や王威に趙雲を歓待させる策を立てました。

2016-09-06 13:02:26
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」08】 カイ越は早速文聘と王威に殿の命令だと言い、策を伝えます。二人は趙雲のところへ行き、一緒に飲もうと誘います。趙雲は役目が終わっていないからと断ります。二人はなおもしつこく誘いますが、趙雲は断ると言ったのがわからんか!と怒鳴ります。

2016-09-06 13:05:02
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」09】 しかし、玄徳は、せっかくのおもてなし、あまり断るのも礼を欠くと、しばらく休息するがいいと、趙雲も飲みに行けと促します。玄徳の命令とあらば、と趙雲はしぶしぶ文聘らとともに宴席へ向かいます。蔡瑁はしてやったりの表情です。

2016-09-06 13:07:13
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」10】 その様子を見ていた伊関は、あわてて玄徳の席へ行き、酌をします。そして、今、玄徳の命が風前の灯火で、すぐに逃げなさいと言います。逃げる道は西門のみと耳打ちしたのち、普通に酌をして席に戻ります。玄徳は酒を飲み干し、席を立ちます。

2016-09-06 13:09:10
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」11】 蔡瑁が呼び止めますが、酒を飲むと厠が近くなるとトイレに行くふりをします。この頃のトイレ事情は…置いときますか。あまり綺麗なもんじゃないそうです。さて、蔡瑁の目をかわした玄徳はすぐさま馬小屋に走ります。

2016-09-06 13:10:55
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」12】 玄徳は自分の馬を出させると、すぐさま乗り込み、西門へ走ります。兵士が止めようとしますが、そのまま強行突破。兵士は蔡瑁に報告に向かいますが、玄徳はそのまま走っていきます。しかし、玄徳の前には檀渓が広がっていました。

2016-09-06 13:12:32
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」13】 船がないので檀渓を渡ることはできません。しかも追手がやってきました。そこで、玄徳。乗ってきた馬とともに決断します。「的盧よ、汝、今日、我に祟りをなすか、また我をすくうや、情あらば助けよ」と馬に語ります。

2016-09-06 13:14:24
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」14】 玄徳は凶馬・的盧にその身をゆだね、檀渓の激流に身をおどらせます。それを見た蔡瑁。何を恐れてそのように逃げるのか、と玄徳に向かって言うと、玄徳は、そのほうこそなぜこの玄徳を害せんとするのか、そのわけを聞こう、と返します。

2016-09-06 13:16:18
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」15】 蔡瑁は、それは玄徳殿の誤解だ、とつぶやきますが、内心、このまま激流に流されて溺れ死ぬことを期待しているようでした。しかし、玄徳を乗せた馬は劉表が欲しがるほどの名馬。見事檀渓を渡りきりました。凶馬の汚名返上です。

2016-09-06 13:18:21
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」16】 それを見た蔡瑁は、信じられん、玄徳には神仏の加護でもあるのか、とつぶやきます。玄徳は檀渓を跳んで九死に一生を得ました。 蔡瑁としては暗殺に失敗。劉表に黙ってやったので、当然、この後始末をどうするのかが問題となります。

2016-09-06 13:20:30
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【横山光輝「三国志」講座105「檀渓を跳ぶ」17】 また、蔡瑁から逃れるために決死の逃避行をせざるをえなかった玄徳ですが、そこで思わぬ出会いがあります。玄徳の運命を変える出会い…、物語は次回へと続きます。 今回はここまで。

2016-09-06 13:21:40