【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第107話「浪士単福」の前編です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)01】 第107話です。前回、水鏡先生との出会いを挟みましたが、もともと蔡瑁の策略から逃れる途上でございました劉備玄徳。無事に新野の城に戻りました。事の次第を知った張飛は、趙雲に当たり散らしますが、趙雲も役目は果たしています。

2016-09-27 12:45:56
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)02】 怒りが収まらない張飛は、戦だ!と叫び、殴り込みをかけようという勢い。しかし、玄徳は、この一件は劉表のあずかり知らぬところだと考えます。換羽も同意し、黒幕は蔡瑁一味だと推定。趙雲はこのことを劉表の耳に入れるべきと言います。

2016-09-27 12:47:47
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)03】 玄徳は手紙をしたため、孫乾に使者として劉表に渡すように命じます。早速襄陽の城に行った孫乾は劉表に手紙を渡します。劉表は祝いの席で蔡瑁が玄徳を暗殺しようとしていたことを知り激怒。すぐに蔡瑁を呼び出します。

2016-09-27 12:49:37
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)04】 蔡瑁は妹となにやら話をしていたところですが、劉表からの呼び出しとあってすぐに向かいます。ここではまだ自分たちの所業がバレてないとおもっていたのでしょう。さしたる警戒はしていませんでした。

2016-09-27 12:50:59
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)05】 劉表が、玄徳暗殺未遂の件について咎めると顔色が変わる蔡瑁。玄徳だけでなく自分もたぶらかしたとして、劉表は蔡瑁の首をはねるように命じます。そこに飛び込んできたのが蔡夫人。つまり劉表の奥さんです。

2016-09-27 12:52:38
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)06】 蔡夫人は、蔡瑁も国を思ってのことと、寛大な処置を願い出ますが、劉表は蔡瑁の行為は反逆行為だから許せぬと、再度首をはねるように命じます。しかし、ここで待ったをかけたのが玄徳の使者、孫乾です。

2016-09-27 12:54:02
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)07】 今回の一件、劉表が知らなかったということは玄徳側も心得ているとして、もしこのまま蔡夫人の兄を手討ちにしてしまったら、玄徳自身もかえってここにいずらくなってしまうので、ここは穏便に済ませてほしいといいます。

2016-09-27 12:55:42
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)08】 玄徳の立場も考えた劉表は、孫乾の言葉に免じ、命だけは預けておくと言い、蔡瑁には自宅謹慎を命じます。劉表は、これだけでは自分の気持がすまないと、劉琦を呼び出します。劉琦は劉表の前の夫人との子です。

2016-09-27 12:58:28
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)09】 劉表は劉琦に自分の代理として、玄徳に会い、今回のことを詫びるように言います。劉琦は早速新野の城を訪れ、玄徳に丁重に詫びの言葉を言います。玄徳は恐縮しつつ、もう何も気にしていないと伝えてくれといい、宴席の支度をさせます。

2016-09-27 13:00:55
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)10】 劉琦に役目も終わったのでくつろいでくれという玄徳。しかし、劉琦の顔色が悪いまま。体調がすぐれないのでしょうか。玄徳が尋ねると、劉琦はからもすぐれないが、継母が弟の琮を跡継ぎにしたくて自分を殺そうとしていると打ち明けます。

2016-09-27 13:02:53
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)11】 驚く玄徳に、劉琦はどのようにこの難を逃れるべきかを尋ねます。玄徳は、孝行を尽くしなさいとしか言えぬと答えます。いかに継母といえども、この気持が通じればそこまではしないと。しかし、劉琦は継母には通じるとは思えないようです。

2016-09-27 13:04:46
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)12】 もう荊州には帰りたくないという劉琦でしたが、そうもいかず、玄徳は劉琦を見送ります。劉琦を気の毒に思う玄徳ですが、玄徳自身も命を狙われている身。どうしたもんかと、思案しながら城に戻ります。

2016-09-27 13:06:25
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)13】 中国の城というのは、城壁の中に街が作られています。そんなわけで、城内で一般市民が歩きまわっているわけですが、玄徳が馬に乗って帰ってくると、一人の男が歌を歌いながら歩いています。少々わざとらしいです。

2016-09-28 12:26:55
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)14】 天地反覆(くつがえ)りて 火はほろびんと欲す 大いなるいえの 将にくずれんとするや 一木は扶(ささ)え難し 山谷(さんこく)に賢有りて 明主に投ぜんと欲す 明主は賢を求むれど 却って我を知らず…

2016-09-28 12:31:27
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)15】 これを聞いた玄徳は、もしや水鏡先生の言われた、伏竜、鳳雛のことではないかと考えました。馬を降り、歌っていた男を呼び止めます。一献酌み交わしたいという玄徳に、見ず知らずの自分と、といいつつそれも面白いと付き合うことに。

2016-09-28 12:33:28
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)16】 水鏡先生こと司馬徽と出会って、人材の重要性を知って以来、玄徳は人材を求める気持ちが強くなりました。 玄徳は宴席で、男に杯を勧めます。そして自分が劉玄徳であると名乗ります。城主と聞いて恐縮する男は、単福と名乗ります。

2016-09-28 12:35:38
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)17】 単福とは仮の名前ですが、本当の名と、なぜ偽っているのかについては後に明かされます。ここでは単福という名で、兵法を学び諸国を旅する浪人という説明がなされました。この単福、さきほど玄徳が乗っていた馬を見せてくれと言います。

2016-09-28 12:37:37
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)18】 例の的盧ですな。蔡瑁に殺されそうになった一件以降も、玄徳はこの馬に乗っていました。庭に連れてこられると、単福はやはりこれは凶馬だと言います。玄徳はすでに承知と答えます。しかもこの馬は凶馬どころか自分を助けてくれた馬だとも。

2016-09-28 12:39:29
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)19】 しかし単福は、この馬が玄徳を助けたのではなく、馬自身が助かりたかったからですと言います。祟りは祟りとして、一度はきっと飼主に禍(わざわ)いするだろうと言います。でも、その禍を防ぐ方法もあると言います。

2016-09-28 12:41:26
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)20】 どのような方法かと尋ねる玄徳。単福は、馬をしばらく家来の誰かに預けておくのです。そしてその者が祟りをうけたあと返してもらって乗馬をすればまずは心配ないと言います。

2016-09-28 12:42:34
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)21】 それを聞いた玄徳は、単福にお引き取り願おうと言います。もっと志操の高い人物だと思っていたが、人を陥れるようなことを平気で行く、そういう人物は好まぬ、と人を見る目を間違えたと言います。

2016-09-28 12:44:22
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)22】 ふふふ、と笑い始める単福。劉玄徳は噂通りの仁君であると言い、わざと心にもないことを言って、玄徳の心を試してみたと言います。旅の間に百姓たちが玄徳のことをほめていたと。ならば会ってみたいとわざと歌を歌って近づいたと言います。

2016-09-28 12:46:56
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)23】 単福は、もし、自分を用いてくれるのなら、自分が学び得たものを玄徳のために役立てたいと言います。玄徳は喜んで迎えるといい、軍師として兵を預けるとまで言います。微力ながら、と単福は答えます。こうして、玄徳は軍師を得たのです。

2016-09-28 12:49:09
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)24】 ちなみに、的盧の祟りは一度だけ、という理論でいけば、すでに玄徳に渡る前の飼主であった張虎が、非業の最期を遂げていますので、玄徳にはもう祟りはおきないということになります。玄徳にとっては凶馬ではなかったわけです。

2016-09-28 12:52:23
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)25】 単福は直ちに兵を鍛錬し始めます。それは見事なもので、兵をまるで自分の手足のごとく動かしてみせたのです。後ほど実践は初めてと出てくるので、調練も初めてだったと思いますが、それでもこなしたわけで、単福の実力は本物といえます。

2016-09-28 12:54:48