【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第107話「浪士単福」の前編です。 ※解説はbotさんの個人的見解です。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)26】 さて、この頃、北方を完全に制覇した曹操は、南方侵攻の準備を勧めていました。まず、荊州国境近くの樊城に、一族の曹仁を大将に、李典、呂曠、呂翔の三将をそえて荊州をうかがわせていました。

2016-09-28 12:57:01
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)27】 曹仁に、新野の玄徳が、軍事鍛錬を始めたという情報が入ります。報告者は呂曠と呂翔。呂翔は、この玄徳軍が強くなれば、荊州攻略の際に足手まといになる恐れがある、と言います。呂曠も、いまのうちにたたいておくべきだと言います。

2016-09-28 13:00:04
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)28】 新野の兵力はどれくらいかと聞く曹仁。呂翔はおよそ二千強と答えます。それでは五千も出せば片付けられるな、と言って、呂曠、呂翔に新野城の攻撃を命じます。動きは早く、樊城の曹軍五千は白河を舟で下り新野を目指します。

2016-09-28 13:03:10
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)29】 この動きは玄徳の知る所となりました。倍以上の兵力で攻めてくると聞いて、玄徳は単福にどうすればいいのかと尋ねます。単福は、我が軍が二千、敵が五千なら、演習がわりに丁度いいではないか、と言います。

2016-09-28 13:05:09
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)30】 演習代わり?と聞き返す張飛に対し、戦にも法というものがあり、数が少なければ少ないなりの戦い方があると言います。敵を誘い込み、敵を分離し、一つ一つたたいてくやり方で、これはこれまでの鍛錬でもやってきたことです。

2016-09-28 13:06:45
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)31】 普段の練習の成果を出してください、という単福に、そんなに簡単に考えていいのかねえと答える張飛。普段の張飛なら、相手が二倍三倍だろうと関係ないなんていいそうなもんですが。ともあれ、単福は、初めての実戦の指揮をとります。

2016-09-28 13:08:20
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)32】 初めてとはいえ、勝つことを信じていた単福。戦は偶然や天佑で勝てるものではなく、学問からなる「法」によって勝てるということを信じていたわけです。さらに関羽、張飛、趙雲らのその名が天下に轟く豪傑が射たわけです。

2016-09-28 13:10:00
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)33】 呂曠・呂翔率いる曹軍との戦いは、あっという間に勝負がつきました。うまく誘い込まれた呂曠・呂翔軍は、関羽、張飛、趙雲の挟み撃ちにあい、呂曠は趙雲、呂翔は張飛に突き殺されました。将を失った曹軍は兵の半分を失うという大敗です。

2016-09-28 13:19:21
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【横山光輝「三国志」講座107「浪士単福」(前編)34】 初めてまともな軍師を得て、鮮やかな勝利を収めた玄徳軍。しかし、このまま曹仁が黙っているわけもありませんが… この続きは(後編)へと続きます。

2016-09-28 13:20:43