ぼくはこんな本を読んできた(Nirone版)
- Via_Nirone7
- 4726
- 7
- 1
- 0
だいぶ時間かかったけど、高校の日本史教科書をようやく読了。先史時代からずっと続いてきた流れが最後、自分の生きている時代につながった時には不覚にも少し感動してしまった。 読み終えての一番の感想は、日本ってのは本当に独特で面白い国だなって事。さぁ明日からは今度は世界史の教科書だ!
2013-09-20 21:48:09松尾芭蕉の「おくのほそ道」を読んでいる。いま山形県あたり。 とりあえず、「実は松尾芭蕉は松島で俳句を詠んでいない」というのを初めて知って驚愕。 感動のあまり詠んだという「松島や ああ松島や 松島や」という句は後世の創作で、本当は感動のあまり何も詠めなくなって句作を諦めている。
2014-01-31 09:09:59「おくのほそ道」読了。松尾芭蕉って俳句という新しい芸術を創始した革命者だと思ってたら、ゴリゴリの懐古主義者でびびった。基本的に昔の和歌の歌枕として詠まれた名所を巡るのが旅の目的で、彼は和歌について平安貴族並みにめっちゃ詳しい。現代人は解説が無いと元ネタが分からず完全にお手上げ。
2014-02-03 21:36:33おくのほそ道の最後は「蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」って句。これは「大垣でおくのほそ道の旅を終えて、次は伊勢神宮に行くぞ」という句で、伊勢の二見が浦と桑名の蛤に「蛤の蓋と身」を掛け、さらにおくのほそ道の出発の句「行く春や鳥啼き魚の目は泪」と対を成しているという在原業平ばりの超絶技巧。
2014-02-03 21:43:54「だるまさんシリーズ」で日本中の幼児を虜にした絵本作家、かがくいひろし。彼の「まくらのせんにん」を立ち読みしたが、彼は天才だ、間違いなく。 この本を途中で読むのやめられた人、結末を予測できた人がいたら教えてほしい。驚愕の展開と結末。 pic.twitter.com/p85kDDqCAl
2014-02-23 13:00:57「図解でよくわかるニーチェの哲学」読んでる。やべえニーチェめちゃ熱い。 「世の中に悪人はいない」ってのが私の人生のモットーなんですが、何の事はないこれって、元ネタはニーチェだったんですね。 私はそれを人生のどこかで、誰かの言説から拾って自分の人生訓にしただけだったんだ。
2014-03-18 09:11:33「絶対に読まなそうな本を敢えて読んでみよう」キャンペーンの一環で太宰治の「人間失格」読んでる。開始数ページでもう心折れそうなんだが、それはそうと当時すでにスパッツでもタイツでもなく「レギンス」って言葉があった事に度肝を抜かれている。 pic.twitter.com/tjPtHM38D5
2014-03-20 23:12:26太宰治「人間失格」読んでる。 想像してた以上に主人公が人間失格すぎる(笑) ここまで人間失格だと逆に笑えて共感すら芽生えてくる。 もしあなたが、「自分は心の汚いクズ人間だ、生きてる価値なんかない」とか悩んでたらご一読をお薦めします。自分なんてまだまだ甘いと目が覚めます。
2014-03-25 09:02:04あと、「他人の前では明るくおどけたキャラを演じてるけど、実は私そんなに明るくないし人付き合い良くないんだよね。疲れたな…」って人にもお薦めです「人間失格」。 あー。あるあるこういう心境!という「人見知りあるある」が満載です。
2014-03-25 09:07:22「弱虫は、幸福さえもおそれるものです。綿で怪我をするんです。」by太宰治「人間失格」 あぁ、綿で怪我してるよ俺。 綿だよねこれ!絶対に綿じゃんこんなの!って自分に言い聞かせて恐る恐るこすってみたら、あれ?何で綿なのに俺の肌ズル剥けになってんだ?あれー?ってそんなんばっかですよ。
2014-03-26 21:41:46「人間失格」読了。 「恥の多い生涯を送ってきました」で始まるこの小説が、「…神様みたいないい子でした」で終わった瞬間、思わずぞわぞわと鳥肌が立った。すげえ。すごすぎる。 でももう読まない。っつーか読めない。 読むと体力をガツガツ削られるから、また読むとしたら数年後だろうなこの本
2014-03-27 08:57:52「人間失格」読んで、主人公と自分を比較して「俺もまぁここまでは人間失格ではないな、まだ大丈夫だ俺」などと下劣な優越感を得ることで、また頑張ろうと自らのプライドを維持している程度には人間失格です、私も。
2014-03-27 09:06:06「プロが教える 農業のすべてがわかる本」(ナツメ社)を読んでる。初めて知ったけど関東地方って意外と農業盛んなのね。農業産出額一位は当然北海道だけど、2位は茨城で3位は千葉。 pic.twitter.com/YYmAizGeaa
2014-04-20 23:28:57それにしても、高関税と各種補償で守られてる稲作農家の所得があらゆる農家の中で最低の439万円で、輸入自由化されてる牛肉の農家のほうが所得高い(715万円)ってのは皮肉だよなー。 pic.twitter.com/5IAxUNijRg
2014-04-20 23:31:59キャベツが日本に伝来したのは江戸時代(最初は観賞用で、食用は明治以降)。それに対して白菜は日清戦争後に伝来して、普及したのは昭和以降。白菜って意外と新しい野菜なのね。 そんな雑学もチョイチョイ載ってる「プロが教える 農業のすべてがわかる本」。これホントいい本。おすすめです。
2014-04-21 00:00:05梨といえば鳥取県だよなー。船橋みたいな住宅地で梨が名産って、それ「自称名産物」じゃねーの?(笑) …って思ってたら、船橋で栽培してるかはともかく、千葉県は梨の収穫量日本一でした。 ゴメンふなっしー。 pic.twitter.com/kFvx7LqfTb
2014-04-22 17:42:45欧米と比べて日本の果物消費量は少ないってんで、農水省が1日200gの果物を食べようって活動してるらしいんだが…。 この1位と2位から推測するに、絶対オリーブが果物としてカウントされてると思う。 先生、オリーブは果物に入りますかー? pic.twitter.com/5B00Vjlcxk
2014-04-22 17:49:03図書館でたまたま目に入った、福沢諭吉の「学問のすすめ」を読んでるが、面白くて止まらない!当時国民の160人に1人が読んだと序文で本人が自慢してるけど、これは確かにベストセラーになるわ。とにかく読みやすい。そして熱い。明治維新頃の熱い空気を体感できるので維新史好きはぜひオススメ!
2014-02-17 08:53:23「学問のすすめ」読了。面白かった! これ高校の時に読まなくて良かった。読んでたら本気で慶大志望してたかもしんない。毒舌だけど正論、正論だけど毒舌。自分から進んで喧嘩ふっかけて議論しまくる。でもその根底に自分を理解してもらおうという誠意と、何よりもカラッとした明るさがあるのがいい。
2014-02-28 09:08:39先日高校の友人と久し振りに飲んで、福沢諭吉の「学問のすすめ」について語り合ってたら「福沢諭吉と勝海舟はめっちゃ仲悪かったらしい」って話を教えてもらって、確かに相性悪そうだなと納得。で、今度は勝海舟の本を読んでみようって事で「氷川清話」読んでる。いやこれもすげえ面白くて止まらない。
2014-04-01 21:36:42勝海舟に襲いかかってきた暴漢を、隣を歩いていた岡田以蔵が見事な早業で一刀両断にして、勝が「君は人殺しをたしなんじゃいけない」と忠告すると以蔵が「でも先生、いま私がいなかったらアナタ死んでたよ」と答える。 そんな感じの、幕末好きならキュンキュン来るエピソード満載です「氷川清話」。
2014-04-01 21:43:08モーツアルトが書いた手紙の内容が、ウンコやら何やらが満載で小学生レベルの卑猥さだ、というネット記事を見かけて、「図説モーツアルト その生涯とミステリー」読んでみたら本当だった。「ベーズレ書簡」として有名らしい。 pic.twitter.com/JkAc025N18
2014-05-28 08:45:29おりゃー! 見たかッ!ワールドカップ始まってから図書館でこんな本借りてくるという、この堂々たるニワカっぷり!! pic.twitter.com/3RaIyl90r0
2014-06-14 15:56:51「ライ麦畑でつかまえて」という小説、タイトルだけでもう無いわー、とずっと読むのを拒んできたんだけど、これは邦題のミスで、実は「ライ麦畑で子供が遊びに夢中で崖から落ちそうになった時、そっと捕まえてあげるような人に私はなりたい」という意味だと知って、ちょっと読んでみようかなと思った。
2013-11-22 01:04:35ファンの方には本当に申し訳ないんだけど、私の中で「ライ麦畑でつかまえて」「アルジャーノンに花束を」「限りなく透明に近いブルー」は一生読まないであろう本リストの筆頭です。 これはもう正真正銘の食わず嫌いです。もし読むとしたら、食わず嫌いはいけないよね、という理由で読みます。
2013-11-22 08:58:55