貴女ノ腕ニ抱カレ堕ツ

TLで素敵なイラストを見かけたので、大便乗 この後の展開はご想像にお任せします(決して丸投げではない
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深海さかな @dzurablk_kai

昔から姉は、私によく、夜戦のことを語った 姉、と言っても真性の血の繋がりが有るわけではない 姉の名を冠した川内型、と呼ばれる階級に基づく、義理の姉妹だ 私はその二番艦、つまるところ次女であった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 14:57:50
深海さかな @dzurablk_kai

姉は厳格な性格であった 宿舎で雑務をこなすときも学舎で講義を受けるときも、はたまた訓練で初めて銃を手にした時でさえ、端正な顔立ちと細い眉、鼻筋に形作られた表情はほとんど変わることはない そこには軽巡の誰とも異なる、強さがあったように思う #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:04:38
深海さかな @dzurablk_kai

姉のことを考える際、いつも記憶に甦る事件がある あるとき、訓練中に上官が誤りを犯したことがあった 内容そのものはなんのことはない、教本の記憶違いに基づく誤解を私たちに教え諭した程度のことだったが、それに対して姉が猛然と食って掛かったのだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:08:01
深海さかな @dzurablk_kai

軽巡たちが一堂に介した場で誤りを指摘された海軍崩れのその男の教官は、笑いながら姉の言を受け流そうとしたが、それを姉は更に追及し、終いには教官の文を諳じて見せまでした 流石にばつが悪くなったのだろう、その段に至ってようやく上官は渋々といった体で謝罪をしたが、 #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:11:32
深海さかな @dzurablk_kai

それが決定的に姉を怒らせた それを聞いた姉はつかつかと上官へ詰め寄ると、あろうことか上官の手から教本をひったくり、地面に叩き付けたのだ 一同が呆然とそれを見つめる中で姉が言い放った言葉を、私は今も忘れることができない 「貴様はそれでも士官か?」 #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:14:55
深海さかな @dzurablk_kai

と、そう姉は啖呵を切って見せたのだ これには軽巡達のみならず件の上官も度肝を抜かれたと見え、案山子のように立ち尽くしたまま返す言葉を失った口が鯉のようにぱくぱくと動く様は誠に滑稽な代物であった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:20:10
深海さかな @dzurablk_kai

注釈として言い添えておくと、訓練生として兵学校に寝泊まりする私たちが上官に喧嘩を売ることなどは言語道断で、抗命として殴られてもおかしくはない所業である それでもその事件後に姉が服務事故としての処分を受けた記憶はない #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:23:38
深海さかな @dzurablk_kai

その背景には、姉の訓練成績がトップで学業に於いても比肩する者はなく、件の通り不器用なくらいに頑なな性格であったこともあろうがそれ以上に、姉の類い稀なる厳格さを上官の上官に見初められていたこともあろうかと思う #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:31:43
深海さかな @dzurablk_kai

その証拠に、例の事件後に姉が過ちを犯した上官の悪口を言うことは一度も無かったし、むしろ末の妹が彼の上官の陰口など叩こう物なら烈火のごとく憤怒して諌めていたくらいである それほどまでに姉は、秩序というものを愛していたのだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:35:35
深海さかな @dzurablk_kai

そんな厳格な姉が唯一、鉄面皮を崩し柔和な表情で語りかける相手が、私たち姉妹艦だった 一日の訓練や学業、清掃やアイロンがけの雑務を終えて消灯を迎えた川内型の私室で、姉はいつも私たちだけに見せる笑顔で、訓練の感想やこれからの夢について話して聞かせた #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:49:50
深海さかな @dzurablk_kai

四人分のベッドが置かれた十畳ほどの寝室で私と妹はいつも、窓からの月明かりに照らされた姉の笑顔を酔いしれるように見つめながら、話に聞き入ったものだ その話の中で最も多く出てきた話題が、夜戦に纏わる物だった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:53:18
深海さかな @dzurablk_kai

戦史に見る夜戦艦隊の戦果と栄光、その中核である水雷戦隊を率いる軽巡という艦の素晴らしさ、それらに憧れ海軍に入ったことや、早く実戦で夜戦の任に就きたいこと、そんな未来を思い描くと今の雑務や上官からのシゴキも全てが誇らしく思えること #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 15:58:50
深海さかな @dzurablk_kai

そんな思いの丈を枕元で口にする姉の頬や口許は、とても誇らしげかつ嬉しそうで、そしてまたこの上なく艶かしく感じられた #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:01:48
深海さかな @dzurablk_kai

姉はその厳格さから課業中の人当たりこそ厳しかったものの、人に嫌われていた訳では決してない それどころか裏表のない性格と訓練や勉学で困っている同期を助けて尚余りある器量から、軽巡の中で人望は人一倍あった そんな姉には私も妹も憧れずにはいられなかった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:07:58
深海さかな @dzurablk_kai

現に姉に追い付かんと必死に努力をしたお陰で私たちの訓練、学業成績も姉に次いでおり、軽巡では川内型が常に上位を独占するのが常となっていたのだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:12:47
深海さかな @dzurablk_kai

だが、どんなに良い成績を取っても、どんなに人から羨まれる役職を任せられても、決して姉には敵わなかった 姉は悠々たる態度で常に私たちのトップに君臨していたし、それ以上に誇りある肩書きを手に入れる喜びも私に向けられる姉の笑顔の前には悲しいほどに無価値だったのだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:17:07
深海さかな @dzurablk_kai

そんな具合であったから私が同性である姉に、仄暗い劣情を感じるようになったのも、無理からぬことだった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:23:42
深海さかな @dzurablk_kai

私が軍に入って半年も経つと、深夜の丑三つ時にトイレに起きることは日課のようになってしまっていた 薄暗闇の中で頭上に見える二段ベッドのマットレスが姉の寝返りで蠢く様や、耳へ届く微かな吐息が、夜な夜な私の睡眠を妨げるためだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:35:40
深海さかな @dzurablk_kai

私は汗でじっとりと重くなったシーツから出ると音をたてないように扉を開けて、夜の冷たい空気の中を火照った身体でトイレへと急ぐ 一番奥の個室に入り寝巻きのズボンを下ろした時には大抵手遅れで、下着には染みができている #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:39:04
深海さかな @dzurablk_kai

そこから先はもう声だけ抑えるのに精一杯で、一心不乱に満たされぬ肉欲を慰めるのだ 空想の中で私が、橙色をした百合の花弁を思わせる制服のスカートを捲り上げてみせると、姉はその花弁の中へと誘われるように吸い込まれていく #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:44:23
深海さかな @dzurablk_kai

姉の薄い唇が未だ充分に割れきっていない未熟な果実の割れ目へと押し当てられると、その端にある小さなおしべを探り当てる すると姉は慈しむように、それを舌先で撫で上げるのだ それだけで私の下半身は痺れるような快感に支配され、言うことを聞かなくなった #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:49:39
深海さかな @dzurablk_kai

止めどなく溢れる蜜を味わうように舐め取り雄しべへ塗りつけながら、姉の雄しべはやがて、私の下腹部の奥底で待ち焦がれている雌しべを求め、割れ目の中へと潜り込んでいくのだ 姉の真っ直ぐな鼻筋は私の雄しべを濡らす蜜でぬらぬらと光っている #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:55:26
深海さかな @dzurablk_kai

私の小さな割れ目に押し当てられた姉の唇は接吻するかのように秘肉を食み、うねる舌先は柔らかく湿った果肉を狂おしいほどに味わい蕩けた果汁と共に吸い尽くす そんな姉の痴態を前に、私はいつも心の中で詫びるのだ #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 16:58:10
深海さかな @dzurablk_kai

「大事な姉さんを、綺麗で美しい姉さんのお顔を、こんなに汚してしまってごめんなさい」 と だがそんな時にも姉はいつも私に微笑んで見せたものだ、まるで慈愛で優しく包み込むかのような笑顔で #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 17:01:22
深海さかな @dzurablk_kai

姉は微笑んで見せると決まって、私の熱くたぎった下腹部へと一層深く入ってくる 姉の舌が受粉を求める雄しべのように突き進む先にあるのは、同じく姉と1つになろうとして低い位置まで堕ちてきた私の子を為す雌しべである #貴女の腕に抱かれ堕つ

2016-09-19 17:04:42
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