真田丸めぐり　2016/09/18〜19

翌日、普通に上信越道を帰るのもつまらないので、R144を嬬恋～長野原へと抜ける。
その先沼田へ抜けようかとも思ったのだが、長野原付近がなぜか渋滞してたので、R145を渋川方面に抜けることに。

つかこれ、いわゆる「日本ロマンチック街道」だったんですな。
こちらはR144と別れてJR吾妻線沿いにさらに進んでいくルートで、途中八ッ場ダムの工事現場やら、そのために付け替えられた吾妻線の橋梁やら眺めながら進んでいくと…道路端に「岩櫃城」の旗幟が。ダンナは岩櫃山に元々行きたがっていたので、せっかくなので行ってみることにした。

岩櫃城温泉と言えば、こんなニュースも。
“岩櫃城”へ移転　東吾妻町役場　温泉施設を活用 :上毛新聞

元々岩櫃城址の駐車場の事務所と思しき建物が、中を開放して観光案内所になっているのだが、これがまた小屋同然の小さい建物で…
中では４０型ディスプレイで岩櫃城と真田についての１０分ほどのビデオを流しており、じっくり見られるようにパイプいすも何脚か用意されている。
そしてビデオ上映のあとにレクチャーがあるのだが、これがちゃんと地元の郷土史家みたいなおじさんが来て説明してくれる訳。こういうところに地元の盛り上げたい！という熱意を感じる。

岩櫃城を後にして、昼を何とか食べたいが相変わらず山の中で何も出てこない中、通り過ぎた店がふと気になり、ダンナがググるとどうも名店のようなので引き返す。

…が、時間がまだ早めとはいえ、店構えもアレでやってるんだかよく分からん様子に恐々入っていったのだが...

500円のうどんに十分満足して渋川へ下り、関越道～北関東道経由で東北道へ向かう。

東北道のジャンクションは佐野なのだが...時間を見るとまだ午後も早い時間。せっかくなので途中下車？して犬伏も見てみようかと。

薬師堂でも、駐車場はすでに満杯、旗幟も満艦飾で境内には土産物ブースまで置かれていて…

お堂は開放されていて、地元のボランティアの方が犬伏の別れの話や謂れなどを中でプレゼンテーションしていたのだった。
岩櫃もそうだが、本当に地域が手作りで何とか盛り上げたいという熱意とおもてなしをあちこちで感じることができた。

今回、いかにもな聖地巡りは生まれて初めて？だが、今回の真田丸に関しては、どこに行っても普通にじいさんばあさんもゆかりの地観光してたし、誰かが言うようにオタクだけが盛り上がってる訳じゃない？のを確認できたのも良かった。大河ドラマ視聴自体が久しぶりなのだが、本当に面白いドラマは何もしなくても自然にみんなが盛り上げたい！と思えるんだなぁと感じた次第。
今回は全般に雨模様で惜しい部分もあったので、また天気のいい時に、ゆかりの山城巡りなんかも面白いかもしれない。

そして数週間後…今度は家族で行ってきました。

上田市博物館の真田関連展示は、実は別館の方で特別編としてまとめられていたとのこと。今度こそ「腹を割って話そう」の犬伏の絵や父上の甲冑、そして源次郎が九度山や大坂の陣の際に家族宛に出した書状など見ることができました。
展示自体は、ドラマが終わっても年内いっぱいは開催している模様。