シノビガミ「六道の紡ぐ因果編　４話」覚え書き

<前回のまじめなあらすじ＞
夕凪市の旧校舎で発生した大規模な怪奇現象を解決すべく現地に赴く、霧柄蓮士郎、月守刻、紫璻深澪ら、六代流派の忍達。行方をくらました妹の保護を夕凪飛輪と共に依頼した廻鴉の忍、空知燕司も同行し、彼らは異変の原因を調査する。
片や旧校舎に潜み、大規模な作戦実行の機会を窺う月下忍族の忍達。秋星兎羽は鳥追鳴子と共に計画の準備を進め、信念を歪ませ「狂花壇」へと所属を変えた篠芹郁は、これから始める破壊活動にほくそ笑む。

必然の如く激突する両者だが、鳥追鳴子の暴走によって両者が旧校舎に閉じ込められるという想定外の事態に陥った為、互いに一時的な協力体制を取り、閉鎖空間からの脱出を図る。
その最中、篠芹郁は旧友である空知燕司と因縁の衝突を繰り返し、罪滅ぼしの為に殺されることを望むが、周囲に制止され、葛藤の末に、燕司とも和解、無事に信念を取り戻す。

両者が協力し、朧気ちらりと紫璻深澪が持ち込んだ特殊な忍具を使用することで、怪異の原因であり、かつて篠芹郁の人生を歪めた怪異を取り込んだ、半霊半妖の妖魔である虚見を無事に旧校舎に封印することに成功。暴走から解放された鳥追鳴子は秋星兎羽と共に月下忍族を抜け、違う道を模索すると決意し、事態は収束していく。

しかし、事件の最中で月神家が滅んだ真実を知った月守刻は霧柄蓮士郎に対し、激しい憎悪と信頼の間に惑う。一方、暗躍する仮面の人物達と遂にPC達は接触、桜兎と名乗る仮面に接触した、霧柄蓮士郎は己の存在意義に揺れる。
失った記憶、祠の謎、夕凪飛輪の謎の言霊の力、明かされてゆく九六円矢と「針」、そして紡との繋がり。世界の秘密を握る仮面の集団。
月が満ち欠けするように、少しずつ、何かがズレて、崩れていく。
平行線を描いていた物語は、とある一つの交点を描こうとしていた。

＜今回のお話＞

PC5も更生し、ようやく対立構造からなんとか協力できそうな所までPC同士の仲が深まり、ついにやってきた月下忍族との最終決戦！
戦力は削がれたものの、暗躍し、形勢逆転を狙う月巫女ツミと第七流派、月下忍族。前回EDで弟大好きというお茶目な面を見せてはいたが、今こそカリスマを発揮するとき！覚悟せよ六代流派！

…が、そんなことより正直、PC達は自分達の都合でいっぱいいっぱいだった！

失った親友への執着心と、世界への理不尽に、燻らせていた感情を燃やして歩むPC1、霧柄蓮士郎(公安隠密局/信念:情)
大切な思い出と大切な人、何が本当で、何が正しい事なのか、己の感情に迷い続けるPC2、月守刻(彷徨針※/信念:律)
唯一精神も出目も安定している年長者。世を乱す悪は、和平の為に断罪する系PC3、紫璻深澪(斜歯忍軍/信念:和)
星巫女ホミへの忠義の為、新たな道を模索しながらも、家族という繋がりを探ろうとするPC4、秋星兎羽(長耳/信念:忠)
自暴自棄から復帰したものの、生きる理由を未だに見出せないまま周囲を見守るPC5、篠芹郁(旧校舎管理委員会/信念:我)

こんな状態で大丈夫か！？
他人への煽り性能だけは皆抜群に高いぜ！
果たしてこのPTはきちんと仲良く、協力体制がとれるのか？！
みんな精神迷子状態から抜け出せるのか？※PC3は除く
そして、月下忍族を、打倒できるのか！？

六道の紡ぐ因果編 第四話(上巻最終話)
「終わりの始まりは極月にて」

徐々に照らされる謎が導き出す、彼の道の先は―

※彷徨針、は今回のキャンペーンのオリジナル下位流派。詳しくは一話まとめに少し載ってます。

キャンペーン全体の特殊裁定
・オリジナル流派とその下位流派の忍法のデータを使用
・「六道覚醒」と呼ばれるオリジナル背景etcのデータを使用
・NPCでも死亡攻撃を行うことができる