20160929「フォーラム「NPO法の持つ可能性と、現在の課題 -NPO法制定時の議論を振り返り、今後のNPOセクターを考える-」中継まとめ

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ジンat永田賢介 @gine_joybox

<登壇者> *関口 宏聡氏(認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会代表理事) *山岡 義典氏(公益財団法人助成財団センター理事長) /コメンテーター

2016-09-29 19:44:49
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関口氏「「NPOの持つ可能性を広げるために」というテーマでお話します。今回は少しプライベートと自分の仕事の関係性もお話します、私は設立時は小学4年生でしやので、当然シーズのことは知りませんでした。なので、これからお話するのは先人たちの残してくださった成果です。」

2016-09-29 19:47:53
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関口氏「中学生の頃に学校にビオトープを作りたくて、生徒会長になり職員会議に要望書を提出したことも。結局、教頭先生が強敵で誰にも理解されなかったが、結局深夜ゲリラ的に作ったが、卒業式に埋められました。(笑)今思えば当時からロビイングしていた。」

2016-09-29 19:50:02
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関口氏「シーズには最初大学生の頃にイベントに参加、その後アルバイト採用された頃は、目標達成したら解散するという話だったのでシーズはずっと法人格はとらなかったが、その後法人設立時に自分がプロジェクトX風のPV作成、その面白さで採用されたのでは?」

2016-09-29 19:52:38
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関口氏「2011に仕事では法改正ロビー、新しい公共、プライベートでは結婚出産でばたばた。2015年認定コンサル、代表理事へ。次回10/12のイベント( npoweb.jp/2016/09/%E3%80… )もぜひご参加ください!ロビーのお礼を議員に伝えることは重要。」

2016-09-29 19:55:04
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関口氏「NPO法制定時の議論から考える、アウトプットとしての制度だけではなく、プロセスから見えてくるものも。市民活動なのか事業なのか、低廉性は今では評価できる部分もあるのでは、法人格と税制は分割して正解 など。」

2016-09-29 19:57:54
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関口氏「これからの課題や論点は、技術開発やAIの問題、テロ組織のマネーロンダリング、TPPの影響、ふるさと納税から見える行政のNPO化など諸々。またNPOが社会のインフラ(当たり前に埋め込まれている)になってきている実感として、自分の親族からNPO作りたいというコメントも!」

2016-09-29 20:00:04
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新田氏「私は3代目の日本NPOセンター事務局長、自分もNPO法制定の時に立ち会っていたわけではありません。日本NPOセンターは今年で20年、民間非営利セクターに関する基盤的組織を目指して活動。特徴は全国の地域をベースとするNPOセンターとのテーマに依らないネットワーク。」

2016-09-29 20:06:08
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新田氏「NPO法人が広がった理由は?1つは団体委任事務だったため、各都道府県に条例がつくられ、それに市民が参加したこと。2つ目は、介護保険や、TOTO,指定管理者制度など、新しい公共サービスを実施する団体の受け皿として使われたこと。ではないかと個人的に考えている。」

2016-09-29 20:08:54
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新田氏「今日的課題(位置づけ)としては、2008年の公益法人制度改革で、公益性・公共性・非営利性に関して幅が広がったことによるNPO法人との印象的差異。また、NPOなのかNPO法人なのか、世代間におけるギャップが生じている印象。SDGs17目標との関係性も。」

2016-09-29 20:12:44
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鈴木氏「ETIC.はまさにNPO法人格を待っていた。株式会社でもなく、社団法人でもなく。自分がここにいることも有難いなと思います。私たちのミッションは主体的に問題解決をし続けていくアントレプレナーシップが育まれる社会。具体的には、インターンシップや東北支援、社会起業家育成。」

2016-09-29 20:16:14
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鈴木氏「ただいずれにも共通しているのは、時代ごとに異なる、挑戦している現場に次世代をつなぎ巻き込むコーディネーション。1993年に学生団体として活動開始、1997年に事業体へ移行、2000年にNPO法人格取得、コーディネーションには、ニュートラルであることを求めた。」

2016-09-29 20:19:49
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鈴木氏「ITバブル崩壊後の時代に、社会起業家、ソーシャルビジネス、ソーシャルアントレプレナーという新しい生き方、考え方を若い方々に提案をしました。当時エントリーがフローレンスの駒崎くんや、かものはしプロジェクトの村田さんなど。まさにこれだ!と言ってもらえ、その後輩たちが続いた。」

2016-09-29 20:22:54
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鈴木氏「未来的な話で言うなれば、自分たちのモチベーションを社会を良くすることにおいて、事業を行いたい人たちは沢山いる。右肩上がりの成長の時代でもない中で、新しい生き方・働き方を選ぶ若者たちのため、法制度の進化を期待しています。」

2016-09-29 20:24:52
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ここでコメンテーターとして山岡 義典氏「この資料編纂プロジェクトについて、原田氏のように若い研究者に参画してもらえたことが大きな成果だった。当事者の語りだけでは偏りが出るため、客観的な視点で明らかにしてもらえた。市民団体サイドの文書と、政治側の文書によって見えた調整の経緯。」

2016-09-29 20:27:55
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山岡氏「法制定の当時は、猛烈に全国で勉強が行われた。地方での学び、始めて聞いたことがその後も影響している、その「周り」の機会が今は減ってしまっている。妥協をしながら本質を理解していく意義、今はそれぞれが個別事業にいっぱいになってしまっている現状も。」

2016-09-29 20:30:34
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山岡氏「NPO法の議論の中では、第一条にその本質が表れている。それぞれの思惑で問題だらけな言葉を排除するのではなく、自由な〜という言葉を核に、ボランティアや公益等を結びつけた。これは他の閣法とは大きく異る素晴らしさ。立法過程には遺伝子が生まれる、それが法律に今後も残っていく。」

2016-09-29 20:32:58
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山岡氏「まともな立法過程ではなく、市民、政治、それぞれの中で同時多発的な動きがあり、最終的には全会一致で通過した。それがNPO法の遺伝子。」

2016-09-29 20:34:18
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原田氏「確認ですが、先程使われた“ニュートラル”というのはどういう意味でしょうか?」鈴木氏「自分たちの利益を最優先していないという、ステークホルダーに対する証明、その非営利性がアイデンティティになり、大学や行政と仕事がしやすかった。」

2016-09-29 20:36:07
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関口氏「今の社会に無い、将来に併せたPDCA。NPO法はこれまで18年で5回のこまめな改正を経ている、つまり今が100点満点と思わない姿勢、常に批判的であることもある意味遺伝子だと思う。日本に4000ある法律の中では、出来た後放置されているものも。」

2016-09-29 20:37:54
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新田氏「地域の皆さんと一緒に運動してきたことがポイント、今はそこが少し弱まってしまっているというご意見もあったが、2008年の改正の完成度の高さが、ある意味自分たちの事業のサステナビリティに目が向くことに。行政との対話だけでなく、地方議員との超党派での対話が重要。」

2016-09-29 20:40:06
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参加者からの質問「関口さんが資料に入れてらした憲法89条について、また、阪神から東日本の時にNPO法があったからこその意義について」

2016-09-29 20:44:17
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関口「憲法89条( ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5… )について、普通に読めばNPOに公金支出はできないことになる。解釈での範囲には無理があるので、今後様々な案が出され、議論を経て改正に向かう必要があるとも考えられる。これによって得られる利益と損失を比較する必要。」

2016-09-29 20:47:35
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堂本暁子氏「NPO法と災害の問題、仙台防災枠組は本当に重なっています。NPO法の本来の名前は、市民活動促進法人。参議院自民党は市民という言葉を絶対に許せないと発言、怒鳴り合いの大喧嘩になった。行政と経済界だけではないことを公的に位置づけるために市民という言葉にこだわった。」

2016-09-29 20:51:34
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堂本氏「彼らのイメージする市民とは、マルクスレーニン主義的な革命家のイメージだから絶対に潰したい、私たちが主張していたのは英語のシチズン。同じ言葉を使用しても、全く異なるもの。他を捨ててでも、部分的に1条の主語・主役を残すことにかけた。これは災害であれば、地域住民と言える。」

2016-09-29 20:54:48