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ねぎしさんの餃子パーティー。

巨災対の餃子パーティーの呟き纏め。
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水日月@sngzl/ysogアンソロ通販してます @mikazuki_ps

「ネギ」 「ネギだ」 「なんでこうなった……?」 「いえ、おいしいです、流石葱氏さん」 「えっそこからいっちゃうですかogsrさん!? っていうか漢字違いますよ?!」 「照れるなー」 「ngsさんもうその漢字でいいんですか」 「葱冥利につきますよ」 「葱冥利ってなんですか?!」

2016-10-10 16:37:52
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前線に赴いた彼が、その後どうなるのかはわからない。何よりあの生物が万一動き出したら、全員に未来等ない。先の事などわからない。だが今やれることをやるだけだ。この国を見捨てない様、最後まで足掻くだけだ。その先にある未来を守る為に。彼等は少し休息した後、また仕事に取り掛かるのだった。

2016-10-02 20:00:12
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「ねぎしさんなんか料理屋とかやったらいいのに」 「そこまでうまくないですよ」 「いや凄かったよ、味付け美味しかったし」 「ありがとうございます……そうですね。じゃあ定年退職でもしたら考えます。その時は来てくれますか?」 「勿論ですよ」 全員がそう言って頷く。とても楽しみだ。

2016-10-02 19:57:54
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「ごちそうさまでしたっ」 巨災対の部屋に大声が響き渡った。何処からともなく拍手があがる。 今日一番の立役者のねぎしに対して。そして協力しあって完成させた作戦と。 この料理に対して。全員が楽しそうに笑い合って。 「では、仕事にかかろう」 もりの掛け声と共に今度は皆後片付けを始めた。

2016-10-02 19:52:28
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「でしょう?」 嬉しそうにねぎしがそう笑った。皆もつられて笑う。 「そろそろ皆終わったかな」 「ではもりさん!いつものお願いします」 「いつものって、ああ……」 指名されたもりは一瞬びくっとしたが、すぐわかった様だった。 彼はぱんっと手を合わせる。 「せーの。ご馳走様でしたっ」

2016-10-02 19:48:30
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大量の皿や使われたホットプレートが置かれている。 「後片付け大変そうだなあ」 「だなあ。でも美味しかったし、楽しかった」 「またやりたいですね」 「じゃあ次また考えますよ」 「ねぎしさん頼りになる~」 「餃子家でも作ってみようかなって思いましたよ」 「美味しいですね、手作りって」

2016-10-02 19:46:22
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「あっチーズとウィンナーの組み合わせ美味しい」 「なんか酒の肴にぴったりだなあ」 あっという間に餃子が減っていく。作るのにそれなりに苦労しても、食べるのは一瞬だ。楽しい時間も直ぐに過ぎ去ってしまう。ヤシオリ作戦は成功しても。後処理はまだまだ残っているから。それでも今ぐらいは。

2016-10-02 19:44:05
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「一匹狼どこ行っちゃったんですか」 「……」 「なんて。全員と一緒に作業するのも結構楽しいですよね」 「ええ。そうですね」 「あの時と違って本当に平和なことで皆で協力するのいいですね」 「はい。やすださん」 「はい?」 「本当にお疲れ様でした」 「おがしらさんも。お疲れ様でした」

2016-10-02 19:40:19
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「かんぱーい!」 かちんとコップが良い音を立てた。 「あー美味しい」 「一仕事した後のビールはいいなあ」 「やすださん結構さぼってたじゃないですか」 「ひどいな竹尾さん、ちゃんと捏ねましたよ!?」 「あっはざま准教授、こっちこっち!」 「学会お疲れ様ですー」

2016-10-02 19:37:46
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「じゃあ、皆さん、行き渡りましたかー?!」 「大丈夫ですー」 「それでは、乾杯の音頭を副長官どうぞ!」 「……えっ」 「そりゃそうでしょう」 「もりさんじゃなくて!?」 「そこは副長官でしょう」 「……えー。では皆さんご苦労様でした。 ヤシオリ作戦の成功を祝って……乾杯!」

2016-10-02 19:35:35
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「おがしらさんってビールあんまり得意じゃなかったんでしたっけ」 「そうですね」 「でも、折角なら飲んで欲しいなあ。餃子とは本当に合うんですよ。勿論無理にとは言いませんが」 「いえ、ねぎしさんがそう仰るなら、一緒に飲んでみたいと思います」 「しかし昼間からビールって。最高だなあ」

2016-10-02 19:33:28
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「出来上がった奴から皿に載せていきますね」 「うわあ美味しそう!」 「餃子なんていつぶりだろう……」 「カップ麺ばっかだったしなあ」 「しかも手作りなんて」 「凄い、本当にいい匂い、美味しそうです」 「さあみんな取っていって下さいねー熱々の方が美味しいですから」

2016-10-02 19:31:38
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「両面を焼くんですかねぎしさん」 「そっちの方が美味しいんですよ」 「なんかもうプロって感じですよね」 「ちょっと自炊してるだけですよ」 楽しそうに餃子をひっくり返していく。 それを手伝いながら、焼き上がりはどうなるのだろうと、楽しみになってきていた。 全員が固唾を飲んで見守る。

2016-10-02 19:29:38
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「うわあいい匂いするー」 餃子が焼かれている香ばしい匂いに、食欲がそそられる。 「今の間にタレ用意しましょう」 そう言いながら机の上を片付ける。 「酢醤油がいい人は、自分で入れちゃって下さいー」 「餃子のタレも買ってきてますから、そっちの方がいい方はそれを」 「ラー油もあります」

2016-10-02 19:28:09
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餃子を作るのが初めての人が多かった為だろう。形が歪な物も多かった。何故かシュウマイみたいな形になっていたり。かと思えば市販されているかの様に上手な物もあった。しかしきっとそれらは焼いてしまえば問題ない。電源が入ったホットプレートに、水を入れて蓋をする。じゅうっといい音が上がった。

2016-10-02 19:25:55
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「具がなくなってしまいましたね」 「皮だけってどうすればいいです、ねぎしさん」 「そういう時の為にウィンナーとチーズを用意してあるよ」 「うん?」 「餃子の皮に入れて焼くと美味しいんですよ」 「へええ、知らなかった」 「確かに美味しそうです」 「さあ、焼いていきましょうか!」

2016-10-02 19:23:13
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「いやおがしらさんよく知ってますね」 「昨日調べてみました」 「気になったんだ……」 「ちょっと副長官これどうしてこんな形に」 「先生は料理が苦手なので」 「それそういう問題じゃないだろ」 「副長官にも苦手な物ってあったんですね」 「なんかなんでもできそうなイメージありますよね」

2016-10-02 19:20:49
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「素朴な疑問なんだが、これどうしてこんな形なんだ……?」 「見た目の良さと後餃子は火が入ると膨張します。中の具と外側の皮では膨張の比率が異なり皮に比べて餡の方が膨張する為ひだを作る事で皮に伸縮性をもたせるという重要な役目を持っています。もしないと折角の肉汁が外に逃げてしまいます」

2016-10-02 19:18:30
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「具が出来たぞー!」 「じゃあ頑張って餃子作っていきましょう」 「ちょっ、これ思ったより難しい」 「皿、皿用意して!」 「ホットプレートに直接並べちゃいますか」 「皮まだまだありますね」 「こんだけ人数いますからね」 「でも結構楽しいですね、餃子作るの」 「平和だなあ」

2016-10-02 19:16:59
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「むっちゃ大きなボール」 「こんだけ人数いるからなー」 「ねぎしさんどれくらい材料を入れればいいでしょうか」 「用意してあるそれ全部入れて下さいー」 「あっ、おがしらさん俺捏ねるのやりますよ」 「ではお願いします」 「やすださんちゃんとできます?」 「うわっ酷いなできますよ」

2016-10-02 19:09:43
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巨災対のメンバーが口々にそう言いながらも手分けして食材を切り始める。それぞれの各省毎に分かれている様は、あの時の作戦を思い出させる。でもあの時ほど切羽詰まっていない。皆楽しそうに笑いながら。着々と餃子の用意をしているのだ。「それ取って下さい」「こっち完了しましたよー」

2016-10-02 19:07:09
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「ねぎしさんが料理がお好きだとは思いませんでした。餃子って作れるんですね。市販とか外食のイメージでしたよ」 「折角ヤシオリ作戦が成功したのに、その後何もしてなかったし。たまにはこういうのもいいかと思って」 「よく会議室で許可取れましたよね」 「意外に皆こういうの好きなんだな」

2016-10-02 19:04:53
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豚挽き肉、キャベツ、ニラ、葱、調味料、そして餃子の皮。所狭しと並べられた食材に大きなホットプレート。会議室に置かれるには相応しくない物達が鎮座している。包丁やまな板も用意されていた。立っている人々も、今日はスーツの上からエプロンを身に着けていた。どことなく皆浮足立っている。

2016-10-02 19:02:53